今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

律宗総本山 唐招提寺 その2(奈良県奈良市五条町)

2014年01月03日 | 神社・仏閣
唐招提寺には過去にも訪れたことはあるが、時間の関係で金堂のみ、それも建物だけというだけという記憶がある
修復工事の様子はTVでも視ていたので気にはなっていたが、今回、訪れる機会に恵まれた

講堂(国宝)
入母屋造、本瓦葺き。正面9間、側面4間
平城宮の東朝集殿を移築・改造したもので、天平宝字4年(760年)頃、平城宮の改修に伴って移築された



東朝集殿は、壁や建具のほとんどない建物で、屋根は切妻造であったが、屋根を入母屋造とし、建具を入れている
奈良時代宮廷建築の唯一の遺構として極めて貴重である



堂内には本尊弥勒如来坐像(重文、鎌倉時代)と、持国天、増長天立像(重文、奈良時代)を安置する



芭蕉翁句碑
松尾芭蕉は貞享5年(1688)陰暦4月8日、唐招提寺に詣で鑑真和上像を拝しての句


 
若葉して 御目の雫 拭ばや (わかばして おんめのしずく ぬぐはばや) 

御影堂(重要文化財)
鑑真の肖像彫刻(国宝)を安置する(開山忌前後の6月5日 - 7日のみ公開)



当日は写経会場となっていたため、中に入ることは許されなかった



鑑真和上御廟
御影堂の右側にある道の奥に御廟がある



左右は苔に覆われ静寂が保たれ、その奥に御廟がある






本坊(蔵松院)






本願堂(旧開山堂)
元は開山堂と称し、国宝の鑑真和尚像は元はここに安置されていた。現在は聖武天皇を祀る



当日も鑑真和尚像(複製)が安置されていた

東室(重要文化財) 
 





経蔵、宝蔵(国宝) 
奈良時代の校倉造倉庫。経蔵は唐招提寺創建以前ここにあった新田部親王邸の倉を改造したものとされ、宝蔵はここが寺になってから建てられたもの






新宝蔵 
例年春と秋に期日を限って公開される
金堂にあった木造大日如来坐像(重要文化財)の他、「旧講堂木彫仏群」といわれる
もと講堂に仮安置されていた奈良時代末期~平安時代前期の一木彫仏像群が収蔵され、一部が展示されている
国宝の天平の鴟尾、「唐招提寺のトルソー」と知られる如来立像(重文)など必見



境内の風景



国宝金堂を右横から見る



戒壇
僧の授戒が行われる場所



覆堂があったが崩壊し以後は野天となっている



唐招提寺での最後の一枚は金堂




撮影 平成25年11月16日

ブログを始めて半年になりますが昨日で訪問者数が延べ人数で2万人をこえました。
これには本人も正直驚いていますし、今後の励みにもなります。
昨年10月からはブログ公開を意識して旅の写真を撮っています。
私がそうであったように写真をみて旅に出るきっかけになってもらえると幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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