今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

保寧山 瑠璃光寺(山口県山口市香山町7-1)

2023年09月01日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年5月31日

保寧山 瑠璃光寺
今回の旅では一宮神社巡りに嵌まってしまい、塔の姿が恋しくなり瑠璃光寺へ
駐車場に近づくにつれて嫌な予感が……

雪舟像
気持ちを落ち着かせるために、お気に入りの雪舟像の方へ



五重塔(国宝)
大内文化の最高傑作
京都の醍醐寺・奈良の法隆寺とならび日本三名塔の一つに数えられている



現在、約70年ぶりの檜皮葺屋根葺き替え工事が行われている
次の世代へ引き継ぐための保存修理と、文化財建造物の保存修理を支える伝統技術継承の場ともなっている
令和8年(2026年)3月までが工事期間であるが、それまで元気でいられるかどうか心配だ



いつもは塔を眺めながら時間を過ごしているが、今日は早々に寺の中に
拝観料は無料で写真も撮ることができる



鎮守石殿






佛足石
よく見ると硬貨の置かれている場所にセンスを感じる






長寿薬師如来



水子地蔵菩薩



本堂
陶氏の7代当主陶弘房の死後、夫人が夫を弔うために文明3年(1471年)建立した
当初は安養寺と呼ばれ、現在の山口市仁保高野にあったが、明応元年(1492年)に瑠璃光寺と改められた



江戸幕府成立後、毛利輝元が慶長9年(1604年)に香積寺を萩に引寺した
その跡地に元禄3年(1690年)、仁保瑠璃光寺を移転し現在にいたる






本尊:薬師如来



布袋



賓頭盧尊者



子安観音






弥勒菩薩



知足の手水鉢
古代中国の思想家、老子の言葉
まずは自分のことをよく理解し、今あるそのものに満足することの大切さを示唆しているとのこと



「吾唯足知」は好きな言葉だが日常で実践するのは極めて難しい
収集癖のある私は「もっともっと」と求めてしまう



水掛け地蔵
ガンとぼけ封じということなので、少し多めに掛けてみた



鐘楼



梵鐘は山口市指定文化財



石造五重塔



慈母観音






わらべ地蔵



大内弘世公之像
大内弘世は、大内氏24代の当主
弘世(ひろよ)は京の風情を好み、地形の似た山口盆地に、京都になぞらえて町造りをした
これが「西の京」といわれる山口の町の誕生となる
弘世は幕府の政治を助け、領国を治め、文学を愛し、寺社の建立や保護に努めた、文武兼備の名将だった



サルスベリの木に松が生育



うぐいす張りの石畳






香山墓地



国史跡 萩藩主毛利家墓所






撮影 令和5年5月31日
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