得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・蔵の中のオーディオルーム。

2010-12-01 17:26:29 | Weblog


蔵のまち、喜多方から、

本日から師走に入りました。寒さは続きますが晴天でした。

観光のお客様がまだまだ続きます。上三宮町・願成寺・国重要文化財会津大仏へ拝顔のお客様が大型バスでおいでです。本尊の阿弥陀如来の舟形光背に千体仏が貼り付けてあります、数えてみたら本当に千体近くありました。
下の方に数十体分が外されたままになっています。

太平洋戦争中に壇家の皆さんが出征するときに,お寺からお守りとして皆さんに渡されたそうです。
終戦後無事に帰宅された皆さんはお守りとして預かっていた千体仏をお寺に返納されました。

でも戦争の犠牲になった方々のお守りは(千体仏)は戻っていません、その分一番下の方の千体仏が欠けているそうです。
私はお客さまを案内するときにこの話を必ずしています。檀家の皆さんからも大勢戦争の犠牲者があったのです。


午後から街へ出て、ふれあい通りの冠木薬店裏・倉庫蔵の前を通ると蔵の扉が開いていました。
きたかた喜楽里博期間中に蔵の中を片付けてオーディオルームを造りました。
中には音響設備一式が整っています。ご覧下さい凄いスピーカーです。劇場か公会堂で使われていた物です。一般家庭にはとても置けない音響設備です。
一声掛けて、寄ってきました。愛好家の皆さんが使用しています。
このレコードの円盤をご覧下さい、厚さが10cm以上もあります。勿論オリジナルの物です。船のシャフトの砲金を削り出して製作したそうです。

レコードもクラシックからジャズ・歌謡曲まで数百枚揃っていました。一枚だけ聞かせてもらいました。音響機器は真空管です。真空管って皆さんご存知でしょうか?
空き蔵の新しい使い方に挑戦です。壁の厚さが20cm以上ある蔵は音楽ルームとしても優れています。音響もよく、扉を閉めれば外部に音が漏れません。


蔵のまちを散策の折にもし開いていたら覗いてみてください。