蔵のまち、喜多方から、
朝から晴天に恵まれて、会津盆地の周りの山々が白く光り輝いています。
日陰の路面がカチンかちんに凍てついています。
蔵のまちの近代化産業遺産・三津谷の登り窯は、平成の大修理が無事完了して約一月遅れですが、火が入りました。
お昼に行って見ました、今回は焼成用の煉瓦が約4500個入ったそうです。
窯は連房式登り窯で、焼成室は捨て間を含めて十室(段)あります。幅約5m、全長約18mです。
私が訪れた時には3段目が焼成中でした、両側から真っ赤に焼けている窯の中を小さなのぞき窓を時々開けては焼成具合を見ています。温度計が窯の内部の温度を表示します、
約1200度ぐらいまで温度を上げて数時間保つそうです。
小さな焚口から時々長い薪を投入します。幅が広いので両側から平均に投入します、
余熱で次の窯の温度も数百度に熱せられるそうです。明日か、明後日までには焼成が完了するそうで、年内に窯出しまで終わらせたいと言ってました。
窯全体から揚がる湯気と、煙で室内に長く居ると喉が渇くと言ってます。10名近い人が左右に分かれ作業をしています。一度火が入ると24時間付ききりで交替で焼成を行ないます。
今回焼成した煉瓦の一部は現在、市内の田付川に橋の架け替え中(市役所脇) 幸橋の橋名柱に使用されるそうです。
登り窯にも多くのボランティアの方々が協力しています。
上の画像は登り窯から見た飯豊連峰です。