蔵のまち、喜多方から、
お天気は良かったのですが本日も寒い寒い一日でした。
水曜日は駅前まで行ってきます。帰りに街なかで写した画像です。
喜多方市内には全市内で4200棟もの蔵が在ると言われていますが、その内に約100棟のレンガ造りの蔵が在るそうです。
代表的なのが若喜商店のレンガ蔵です国登録有形文化財・・近代化産業遺産の認定を受けています。
本日はチョット専門的に煉瓦蔵のレンガの組み方について見てください。
喜多方の煉瓦蔵は明治23年樋口家の登り窯でレンガを焼成する事から始まりました。
そして明治の終わり頃に煉瓦師の名工と言われた田中又一によって、さらには彼の弟子たちによって殆んどのレンガ蔵が建造されました。上の画像は甲斐本家前にある巨大な倉庫蔵の一部を写した画像です。壁から屋根のひさし部に続く部分を蛇腹といいますが、漆喰の壁ですと・(切ったて・・繰り)蛇腹と呼びますが、レンガの工法で考えたのがレンガやね蛇腹方式です。
壁面の積み方の様式に一般的には・イギリス積み・フランス積み・ドイツ積み・の積み方で呼ばれています、この壁はイギリス積みです。最初の段はレンガの長手のみが続きます、上の段は小口だけが続く積み方です。画像を良く見ると判ると思います。(オランダ積み)
と読んでる文献もあります。
フランス積みはご覧の様に、長手と小口・長手・小口と交互に横に続いて積み上げて行く工法です。・・これも呼び名に異論を唱える方もいます。
フランドル積みと言うそうで、明治期に「フランス積み」と誤訳されたそうです。
そして、全てを小口だけで積み上げたのがドイツ積み(小口積み)と言われています。
甲斐本家のレンガ塀にありますが、画像は後日挿入します。
よく見て歩くとこの様なのも有ります。
全てを長手だけで積み半分づつづらして積む工法です。
チョット珍しいのはこの積み方です、・・積んだのではなくてタイル張りかもしれません
レンガでこの様な積み方はまずお目にかかれません。
そんな事を、すこーし考えながらレンガを見て歩くと又面白いかもしれません。