きのう、女子高生が自転車でお年寄りとぶつかって、
お年寄りが亡くなる事故がありました。
春日に住んでいたときに、
朝の交通当番のボランティアをしていました。
わたしたちは、小学生がたくさん渡る交差点で
交通指導をしていたのですが、
そのとき、やはり高校生の自転車運転の危険性を感じていて、
パイロンを立てたりして、
自転車の注意を促していました。
ずっと活動を続けるうちに、
スピードを出して小学生のいる歩道を走っていた自転車が
車道の路側帯を走ってくれるようになり、
また、赤のときは、
車と一緒に、歩行者が渡る横断歩道の前で
ちゃんと待つようになってきました。
そして、行政も動いて、自転車レーンも作ってもらえました。
わたしたちは、
高校生が加害者となることがないように、
子どもたちが怪我なく登校できるように、
と願っていました。
地道に活動していけば、こうして自転車のマナーも
少しは改善していくものです。
たぶん、わたしたち当番が帰ったら、
マナーは悪くなるのでしょうけど、
でも、いるあいだだけでも、
あんな悲惨な事故を防ぐことができるのではないかと
思っていました。
今回の事故をおこした女子高生は、
これからまっとうに生きていけるのでしょうか。
おきてしまったことは、もう取り返しがつきません。
まわりの大人にできることはなかったのでしょうか。
交通当番をしていて感じていたこと、
子どもよりも大人のマナーが悪い人が多く、
悪い人は、子どもよりもタチが悪いということです。
子どもは(高校生も含めて)注意をわりと素直に聞くけど、
大人はくってかかってきます。
まず100%謝らない。
そんな大人の中で、子どもが素直でいることのほうが
むしろ奇跡的なくらいに感じたものです。
大人が手本を示してくれないことが
とても難しい問題でした。
そんな大人たちが彼女を事故を起こさない方向へ
導いてやれなかったのではないかと思います。
正直、わたしも早朝ランの人も車もないときには
赤で渡ったりしている、イケナイ大人です。
でも、せめて、子どもの前では、
お手本を示してあげましょうよ。
大人は、全員、子どもを育てる責任を
持ってると思うんです。
今回の事故は、
とてもとても悲しいです。
ランニングとはぜんぜん関係ないけど
書かずにはいられませんでした。