スタート会場についたら
仲間をさがして
中間点行きの荷物を預けました。
多分行けても第一関門。
前半でリタイアした人々はみんな
中間点に連れていかれます。
リタイア者が集合するのを待たされるので
なにかと待ち時間があります。
からだが冷えてるかもしれないから
ウィンドブレーカーを入れて預けました。
スタートしてあんましうまく走れないことがわかりました。
あちゃ〜。
最初のエイド、2.5キロも行けるかな?
できれば第一関門29.5キロ地点までは行きたい。
関門時間は3時間55分。
キロ7分56秒ペースでいかないといけません。
5キロあたり39分39秒のペースです。
そんなペースで30キロ近くを走るなんて
この数年したことありましぇん。
でも、とにかくいけるとこまでだ。
まめくまさんが最初の坂で歩いてます。
余裕の歩き作戦です。
でも、下りですい〜っと前に行って見えなくなりました。
わたしも歩きましたが
こっちはあっぷあっぷで歩いちゃったクチです。
すでにぜーぜー言ってます。
北九州ウルトラのメンバー数名が見えました。
ランボーさんがうしろから来ました。
えらいゆっくりなのでびっくりしたら
1週間前に盲腸の手術をしたばっかりというので
またびっくり。
きょうは様子見でゆっくりいくとのことでした。
ランボーさんとは10キロくらいまで
前後しながら進みました。
最初ののぼりで歩いたものの
5キロ手前までは下り基調なのが幸いして
なんとか脚をまえに進めることが出来ました。
5キロは35分23秒で通過。
37分でいければいいと思っていたので
これは希望が持ててきました。
今回はカメラも携帯も
持たずに走りました。
できるだけ負担がないようにしたかったので。
写真は2006年に撮った5キロ地点です。
ここからゆるやかにアップダウン。
必死に動かすけど
腰が痛くて長く走り続けられません。
でも、麻痺そのものはひどくなく
走る動きはできます。
びっこではあるけど
そんなことはもうどうでもいい。
走れるだけでもありがたい。
前哨戦は南阿蘇地方です。
広々と田園地帯が広がり
左手に雄大な阿蘇五岳がそびえ
行く手に外輪山が望めます。
10キロ手前のエイドでそうめんをいただきました。
ランボーさんは2杯食べてました。
ランボーさんとは
このあとは離れてしまいました。
元気が出てきました。
10キロまでは行けそうです。
もう平地でも歩きが入るようになりました。
5〜10キロは37分21秒で通過しました。
まだ貯金があります。
15キロもなんとか通過したいです。
下りはなんとか走れますが
のぼりでも平地でも歩きになってしまいます。
でも、急がんと、第一関門まで行けない。
いつ収容されるかヒヤヒヤしながら
うしろをちょこちょこ振り向きながら
進んでました。
10〜15キロは40分27分で通過。
ああ、目標ペースを超えちゃいました。
必死に動かしてぜーぜー言いながら進んでるんですが
これがせいいっぱい。
痛くて続けて走れないし。
ムリして走り続けてると今度は麻痺がひどくなってきて
びっこの度合いがひどくなります。
だからときどき歩いて仕切り直さないといけません。
電信柱とか目標を決めて
走りと歩きを交互にしながら進みました。
時計を何度も見て後ろを見て
はらはらどきどき。
くっそぉ〜!
なんとか第一関門までは
行きたいんだ!
収容車来るなよ〜!
20キロまで行けました。
15〜20キロは40分50秒で通過しました。
あと少しで高森の坂だ。
阿蘇に出たからにはあそこは登りたい!
必死に進んでると
前方に脚が痛そうで歩いてるランナーを見つけました。
坂まで数百メートルというところで
追いつきました。
「あの角を曲がったら
急坂がはじまりますよ。
どうどうと歩けますから
あの角までがんばって走りませんか?」
と話しかけたら、彼もがんばって角まで走りました。
少し話しながら進んでましたが
だんだんに彼のほうが遅れて
離れてしまいました。
元気だった時は多少坂の傾斜がゆるいところは
走れたのに
今回、「ゆるい」と思えるところがなく
歩いているのにぜーぜーで
とてもきつかったです。
ああ、体力落ちたな〜と実感しました。
やっとのぼりきったら
あとは下り基調です。
少しくだったところにエイドがあります。
峠のエイドでなにか食べたかったですが
もうバナナはなくなってました。
シロップをもらいました。
おなかが減りました。
ぐーぐー言わせながら走りました。
かなりの急坂がつらなり
そこを半ばやけっぱちのように
ころがりおちました。
25キロ通過。
20〜25キロは56分08秒で進みました。
3時間30分12秒たってます。
あと4.5キロを25分弱で行けないよね〜。
しかたありません。
ここからはいつ収容されるかわかりません。
覚悟しなきゃ。
収容車が通り過ぎるたびに
ひやひやしました。
とにかく第一関門をめざしました。
きつくてなんども歩をゆるめたくなったけど
捕まってしまうと思い、
必死に進みました。
「関門まであと1キロ」の表示がありました。
おお、あと1キロか。
て、3時間58分じゃん。
すでにタイムアウトしています。
でもここまで来れただけでもうれしいです。
わたしにとってのラスト1キロです。
よくがんばった。
うるっときました。
収容されることなく
29.5キロ地点、第一関門につきました。
4時間06分でした。
時計を止めてわたしの阿蘇がおわりました。
悲しいけど、うれしくもある結果です。
そのあとはバスの旅でした。
中間点まで行きます。
そこでがんばってる仲間を応援しました。
エイドのそばをいただいたら、喉が痛くてそばが通りません。
そういえば、終始ぜーぜーといっぱいいっぱいで
走ってましたから。
あらためてがんばったんだと思いました。
その後、
またバスに乗ってゴールに帰ってきました。
少ししたらトップが帰ってきました。
考えてみたら、そこにいるランナーは
みんなリタイア者なんですよね。
トップはリタイア者に迎えらる
最初の完走者なんですよね。
なんだか不思議な情景です。
今年は思った以上に
リタイア者が多かったです。
わたしたちのテーブルは
リタイア者の集いの場状態になりました。
たくやんさん、宮崎のランちゃん、みしんさん、
IkeBさん、かなさん・・・
ランザクラブのラン♪さんもかなりがんばったけど
リタイアでした。
ランボーさんもバスで帰ってきてました。
でも、湾岸のエースogawaちゃんはサブテン!
女龍神さまは座骨痛で不本意ながら3位!
がっつさんもまめくまさんもIkeAさんもスパちゃんも完走!
そして、へっぽこさんも感動の完走!
よかった。ほんとうによかったですね、へっぽこさん。
完走って、ひとの完走でもうれしいもんですね。
わたしもいつか完走できるように
またがんばっていきたいです。
今回、希望がもてる結果を出すことが出来て
出走してよかったと思います。
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