黒鉄重工

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【拉致旅行シリーズ】 「トーマスとミニキャブ」というおはなし その2 【2014/07/20】

2014-07-28 23:19:04 | 鉄道撮影記

トーマスを撮影し終えた後は、そのまま道の駅川根温泉でお昼ごはんを食べます。
ジュレつゆ茶そばとかいうのを食べました。そばつゆがジュレ状になってるんですね。涼しげでうまうまでした。

そしてこの後は、千頭駅へとミニキャブを走らせました。3本めのSL「川根路1号」を待っていると、千頭駅でのトーマスとヒロが並んでいる時間に間に合わない可能性があるのです。
ミニキャブで坂道を走るのはえらくきつそうな感じでした。ガソリンがマッハ。

で、千頭駅に着いてみると、駅の外にまで伸びている構内への入場待ちと思われる行列に唖然。
なにそれ、千頭駅激パとか見たことないで。
とりあえず車を停めに駐車場を探しますが、当然ながら近場の駐車場は軒並み満車。
ずるずると駅から遠ざかっていき、最終的にJAの支店の近くの河原の臨時駐車場に停車。千頭よりも井川線の川根両国駅の方が近いという有り様です。まさかここまでとは・・・さすがに計算違い。

ここで、千頭駅に突入して2機の並びを見るか否かという決断を迫られます。
時刻は午後1時。千頭駅までは歩いて10~15分程度と見越して、行列に並ぶのにやはり10~15分と想定。ささっと構内を見学したとして10分。往復で40~60分はかかるわけで。
道路事情もわかりません。トーマスの見学を終えた車が一斉に駐車場を出れば混雑は確実ですし、県道の途中では交通規制も行っています。
そうなると帰りのトーマスが撮影できるか怪しくなってきます。

以上のことを鑑みて、千頭駅への突入を断念。ていうか復路のSL撮影も断念。大幅に予定を変えていきます。
なあに、また来ればよいのさ。夏休みの終わった9月くらいにでもまた行こう。



で、ここにきました。
井川線アプトいちしろ~長島ダム間です。国内唯一のアプト式ラックレールを使用した鉄道の区間です。遠目からでも鉄道が走るような勾配でないのがわかります。ちなみに90‰です。
ちょうど井川線の列車が通過する時刻だったので、やってきました。



謎のエアロエースっぽいものが通過。写真は撃沈。
大井川鉄道バスですが、しずてつジャストラインの旧塗装のような塗装をしているのが気になります。中古車かな?
団体や臨時運用でなければ千頭~閑蔵間の閑蔵線路線バスでしょうね。
井川線と競合していますが、同区間を井川線が90分かかるのに対してバスだと30分!圧倒的に早い!井川線って・・・。
まあバスは本数が少ないというのがネックですね。基本的に昼間に3本しか走っていないです。これもほぼ観光用路線といえるでしょう。



さて、井川行きの列車がラックレール区間を登っていきます。とてもゆっくりとした走りです。



井川線は非電化路線ですが、ラックレール区間だけはラック式のED90形電気機関車によって牽引・推進されるので、電化されています。車体が縦に長いのが特徴です。
この列車、よく見ると旧塗装の客車とディーゼル機関車が1両ずつ連結されていてなかなかアレです。
色がスイスっぽくていいですよね。乗ってみたい。



長島ダム駅到着後は電気機関車を切り離します。ED90は少し移動して上り列車到着を待ちます。



千頭行きの列車が到着。ED90を連結してラックレール区間を下ります。



すると、近江鉄道のバスが。滋賀からよくも来たものです。
車種はガーラっぽい?と思いましたが、調べたらシャーシ日デ+ボディ富士重という組み合わせのようです。そりゃわからん。



山の地形に合わせてジグザグに進む井川線ですが、ここだけは高規格な高架で地形をぶちぬいているので、不思議とも取れる光景です。



で、ED90をよく見たらアヘ顔目玉が付いていたんですね。アレです、「アプトくん」です。
2年前に本線の青い蒸気機関車「SLくん」と同時に投入された大鉄のキャラクターです。SLくんが塗装を変えたりリボンをつけたりと頑張っていたのに対して、アプトくんはただ目玉を付けただけと影の薄さが否めない存在でした。
SLくんがトーマスに取って代わられるという発展的リストラ(?)になったので、アプトくんも消えたんだろうとばかり思っていましたが、意外や意外、今年も登板していました。
SLくんの分まで頑張れアプトくん!

ちなみにこのアプトくんは2号機。ドイツ製のホイッスルを搭載している機体です。個人的にはやはりスイス製ホイッスルを搭載している1号機を見てみたいですね。



急勾配をやはりゆっくりと下って行きました。


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