夏が来れば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空
霧の中に うかびくる やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている 夢みて咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
子供の頃よく口ずさんでいた歌。水芭蕉の花が「咲いているのところを・・・「枯れている」なんて替え歌にしたりして^-^
さて、この 「尾瀬」 を今に残した 平野長靖さんのことを今日は。
1935年生まれ ご健在であれば77歳。わたくしの一回り上です。
京大卒業後北海道新聞社に入社。が、家業を継ぐ予定であった弟が死去。
祖父の残した長蔵小屋の経営者となるのです。
ところが、その尾瀬。昭和20年代から、計画のあった産業道路建設が41年頃から着工され、
その影響で美しい清水が枯れてしまうなどの影響が出始めたのです。
長靖は、美しい尾瀬を残すため、志を同じくする人たちと、時の環境庁長官に直訴!
紆余曲折を経て、工事は中止!政府を動かしたのですから、それは並大抵のことではなかったことでしょう。
そんな様々な心労が、積もり積もっていたのでしょうか・
工事の中止が決まった同じ年、1966年12月。
尾瀬からの下山途中に三平峠で遭難、凍死!享年36才。
現在は4代目の太郎さんが長蔵小屋を引き継いでいるとのことです。
後生に残したい かけがえのない宝物
現在、尾瀬には、大型バスで観光客が大勢訪れるようになり
微妙な自然生態系が危機に瀕しているという・・・・のです。
立ち止まって、皆で考えてみたい・・・
そんなお話しでした・・・
平野長靖を語らずして、尾瀬についてのべるわけにはゆかぬ。
←お若い頃の平野ご夫妻
記事は、検索・・・参考にいたしました。
皆様ご訪問有難うございました・・・・・・