志村 ふくみ(しむら ふくみ、1924年(大正13年)9月30日 - )は、
日本の染織家、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)であり随筆家でもある。
草木染めの糸を使用した紬織の作品で知られる。
生糸を草木で染めて織り上げられた着物。
蚕は生きたまま茹でられるのです。一反の着物を織り上げるには3000匹の蚕が必要であるとか。
染めには、やはり釜ゆでされる植物。やはり植物の命を頂くのですね。
お蚕様も植物も人の上位に位置するという・・・ふくみ語録。
ふくみさんは今年「93歳」
語り口・・・爽やかで。滑舌もしっかりしている。声も若々しく美しい。言葉には深い趣がある。
お話しの内容には感謝と愛と思いやりがあふれている。
姿勢は・・・矍鑠としている。背筋も伸びて。とても90歳を越えているとは思えない。
歩く姿・・・颯爽としている。すたすた早足。
2014年/編集の「再放送」
見入ってしまいました・・・やはり大好きな方です。
その中で「蓮糸で織られた」中将姫の「蓮の曼荼羅」奈良の當麻寺蔵
千年を超えていまだ現存するという・・・蓮の糸の見事さ!
泥水を吸ってさえ、かくも美しく咲く。この茎から糸は採れるそうです。
茜・・・と言う木で染められた「蓮糸」茜色ですね。
この色は「十代の娘さん」の着る色であるとか。
初々しい色なんですね。
個展で久々に着物をまとってみました。
仕立てたほとんどが「タンスの肥やし」になっている今。
お蚕様にも植物様にも、タンスに至るまでに経た多くの方々の「手」にも、なんだか申し訳ない
眠らせておいては勿体ない・・・
そんな心に至った今日でした。
さて
本日ご訪問頂きました皆様ありがとうございました・・・・・・
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