竹久夢二の描いた「竜田姫」です
竜田姫(たつたひめ)」は、現在の奈良県生駒郡三郷町にある、竜田神社に祀られている女神さまです。
平城京では、五行思想にもとづいて【春ー東、夏ー南、秋ー西、冬ー北】にそれぞれ女神を配しました。
西には竜田山があり、その神霊が神格化され、秋をつかさどる「竜田姫」となったと言われています。
そして、この周辺は紅葉の名所も多いことから、季節だけでなく「錦秋の女神」として親しまれているとか。
西の竜田山の竜田姫に対して、
東の佐保山には春を司る「佐保姫(さほひめ)」が配されているそうですが、
●残念ながら、竜田山も佐保山も現在ではなくなってしまったそうです。
この他に、夏(南)を司る「筒姫(つつひめ)」、
冬(北)を司る「宇津田姫(うつたひめ)」
の4人で、東西南北の女神がそろうのだそうです。
●日本の神様は沢山いらっしゃいますが
私は「竜田姫」と「佐保姫」が、なじみ深いなあ!、思っています。
竜田姫と関係ないけれど、竜田川と紅葉を歌った和歌を!
●在原業平
【ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは】(古今和歌集 )
百人一首17番
現代語訳
さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも
こんなことは聞いたことがない。龍田川が(一面に紅葉が浮いて)
真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしていると
↓こんな感じでしょうか
注・・・画像はすべてお借りしました
さて霜降の一日
ふと思いついて「竜田姫」のお話しを調べてみました。
本日ご訪問下さいました皆様有難うございました・・・
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