故郷出身の芸術家。
忘れてはいけない「竹久夢二」・・・と、ぼんやり考えていましたら。
今日の午後のサスペンスでナント。竹久夢二の絵を縦糸に織り込んだ殺人事件・・・
Wikipedia・・・を検索。
サスペンスの舞台は伊香保にある「竹久夢二美術館」
ナント美しい、何処までも大正ロマンを感じさせる、豪華で奥行きのある建物になっています。
作品の数も納得の行く多さ!
地元、もっと頑張ってよ~~!!!
この写真は彼の生家。瀬戸内市邑久にあります。我が生家から車でほんの、ひとっ走り!
彼は地元では「女垂らし」って言われてたんですよ。
生家の造り酒屋もつぶしてしまった「放蕩息子」とも・・・これは父から聞いた話し。
それはそうでしょうね。時代背景を考えれば、とんでもない数々の常識はずれ!
天才と狂気の狭間を生きた・・・50年!
天才って・・・やはり天才!
ふつ~~の感性では、はかれない。大きく深遠な感受性を持っているのですね。生まれつき。
私の一番好きな「黒船屋」も伊香保美術館に収蔵されているとか。
妙に腕が長く、手も大きい。けれど何とも言えない「色気」と「魅力」が伝わって来ます。
毎年、9月のほんの2週間ほどの間、展示されるそうです。貴重品なんですね。
竹久夢二と言えば「宵待草」の唄の作詞。
これには原詩があって
「遣る瀬ない釣り鐘くさの夕の詩が あれあれ風に吹かれてくる
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき
想ふまいとは思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな」
これを三行詩に書き直し、多 忠亮(おおのただすけ)がバイオリンで曲を付け・・・
たちまち日本中にひろまり、不朽の名作となったとか。
***待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬさうな***
宵待草・・・これは正式には「待宵草」・・・口調の良いように「夢二」が書き直したとのこと。
二番は、西条八十が書き添えたそうですが。
***暮れて河原に星一つ 宵待草の花の露 更けては風も泣くそうな***
日本の法律では著作権は没後50年で切れるとか。
そんな訳で「黒船屋」アップさせて頂きました。
竹久夢二・・・名の通り「夢」を「二つ」
そして、沢山の作品を乙女たちに残して逝った50年の短い生涯でした。