67camper's Blog

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ロドリーゴの”アランフェス”はジャズではこれですよね!

2008-06-12 06:56:39 | jazz & vocal
Concierto/Jim Hall
(CTI LAX3186 jp.reissue)


 最近は、多忙に任せてブログの更新も完全に不定期になってしまいました。久々にジャズを聞いてみようと取り出したのがCTIきっての名盤の誉れ高いジム・ホールのアランフェス協奏曲です。クラシックギターをやっている方にとっては、”アルハンブラの想い出”、“禁じられた遊び”とともに最も馴染みの深い曲ですよね。ジャズでは、この極めつけ演奏の他にもマイルス・デイビスのバージョンやMJQ with Laurindo Almeidaのバージョンがおなじみだと思います。本日は、このジムの最大のヒットとも言うべきCTI盤をアップしますね。

 録音は75年、メンバーはJim Hall(g), Chet Baker(tp), Paul Desmond(as), Roland Hanna(p), Ron Carter(b), Steve Gadd(ds)のセクステットです。そして問題のアランフェスには鬼才ドン・セベスキーのアレンジが使われているのはご存知のとおりです。そして最大の聴きものがB面全体を占めるアランフェス協奏曲であることは言うまでもありません。ジムのリリシズム溢れるイントロ、ソロが美しいメロディをさらに惹きたててくれます。村治さんの美しいソロ(もちろんこちらは映像的にもすばらしいのですが)と並んでこのギターは自分の中で最も好きなアランフェスなのです。そして、この演奏をさらに引立てているのがデスモンドとチェットの好演ですよね。セベスキーはどうしてこのカーターのベースを電気的に録音したのか?。個人的にはカーターのベースがもっとアコースティックにとられていたらなんて思うのですが、おそらくこれがフワーッとした雰囲気を醸し出すのに必須と判断したのかも知れませんね。もちろん、サイドAにも"You'd Be So Nice"等の好演がアルことを付け加えておきますね。

 所有盤はキングが出した1500円廉価盤、悪名高きペラジャケ盤です。中古レコード屋さんでは3桁で買えるプライスが付けられています。聞いてなければ、それでも買って来て是非聞いてみてくださいね。