67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

サーファー艇でジャイブ

2008-06-24 18:59:02 | Weblog

 先日、実家に帰って家捜ししていると額縁に入った一枚の写真が出てきました。おそらくは平成2-3年の瀬戸内海・小豆島オリーブビーチでのショットです。アウトからインに戻ってきてジャイブし始めた所を友人が撮影したものです。もちろんデジタルカメラはなかったので、通常のアナログカメラでの撮影です。スキッパーはもちろん67camper自身です。艇はウィンドサーファーフリー、当時のワンデザインレースの定番艇ですよね。ケルビー・アンノのフリースタイルトリックスのビデオを毎晩のように見て研究し、週末になると高知の海岸沿いを初代VWジェッタのルーフにボードとリグを積んでウロウロしていたのを思い出します。おかげで黒人留学生と皮膚の色が変わらないほど黒かったですね。ロビー・ナッシュやテリテオ、ダンカベック、アンダース、LAのオリンピックで優勝したステファンなどなつかしい名前が思い浮かびますね。それからもいろんなボード、セールを購入して相当に海へは投資しましたね。今は、ワーゲンの維持には潮風禁物で今はボードを運べませんが、自宅には女房のウィンドサーファーフリーが1艇置いてあります。いつかまた潮風に吹かれてみたいものですね・・・。

Getz/Gilbertoの評価はどうですか?

2008-06-24 07:09:22 | jazz & vocal
Getz/Gilberto/Stan Getz
(Verve V6-8545)


 果たしてこのアルバムが制作されていなかったら、今のボサの隆盛はあり得なかったことは疑いもないのではと思うのは自分だけではないでしょう!というのもジョアン、アストラッド、ジョビンの3巨頭が競演したアルバムはこれしかないですし有名曲ばかりの選曲、そして演奏に関しては賛否両論でしょうがジャズサキソホンの巨匠ゲッツの参加と話題性の多さでは抜きん出たボッサアルバムといえると思います。

 超有名なイパネマの娘をはじめ、Desafinado,  Corcovado, So Danco Samba, O Grande Amorなどボサノバを代表する曲がとりあげられ、作曲したトム・ジョビンの豊かな才能をアメリカに紹介するにはうってつけであったことを容易に想像できます。ジョアン、アストラッド、ジョビンの演奏、ボーカルはいつものものですが、果たしてゲッツの演奏はどういう風に受けとられたのでしょう?ゲッツの音色はジャズの中では決してトゲトゲしいものではないし、ジャズファンにとってはボサノバという得意な楽想に見事にマッチしたものと受け入れられたのがアメリカでのヒットにつながったのであろうと思います。真相はわかりませんが、ブラジル側からみるとこのゲッツの演奏はむしろうるさく感じたのかも知れません。おそらくアメリカというマーケットの中である一定の評価を得、今後の一大モーブメントとなるためにはゲッツのテナーは必須であったのだろうと思います。ジャズアルバムとしてみれば、極めて普通のアルバムなのですが、ボッサアルバムとしてはかなり異色作と考えられたのかも知れませんね。

 所有盤は再発の輸入盤ですが、ごちゃごちゃ考えずに聴くにはもってこいの名曲揃いとすばらしい演奏、やっぱり自分のボッサへの門戸となった一枚であることにかわりはありませんね。