67camper's Blog

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Jack LaForgeの道楽

2008-06-19 06:33:37 | jazz & vocal
A Jazz Portrait Of Eddie Thiompson/Eddie Thompson
(Regina R-299)

 先日、復活を果たしたカフェオーレを高知まで運んでくれたH社長が自分のワーゲン趣味を「道楽」という言葉を使っておられたが、60年初頭、アメリカ、NYCのジャズ愛好家ジャック・フォラージュ(Jack LaForge)はジャズレーベルまで創設したのです。これも一種の道楽ですが、ジャズのマイナーレーベルにはこういった設立経緯を持つものが結構あります。名門といわれるブルーノートもそういったいきさつがありますよね。ゴールドのセンターラベルにReginaの筆記体での記載や王冠をあしらった絵柄はいかにもマイナーレーベル的ですよね。

 Reginaで最も重要なのは「A Jazz Portrait Of~」と題された4枚のシリーズだと思います。中でも以前にアップしたチャーリー・マリアーノ盤はいい出来でした。他の3枚はRoger Kellaway盤、Eddie Thompson盤、そしてJack LaForge自らがプレイした4枚です。イラストを駆使したジャケットデザインもほぼ統一されたレイアウトでレジーナの代表的作品群となっています。本日アップのEddie Thompsonは英国出身で英国では3本指に入るほどの知られたピアニストであったと言います。Ron Lundberg(ds), Lewis Berryman(b)を従えたトリオフォーマットで、スタンダードとオリジナルを適度にブレンドした彼のアメリカ進出初リーダー盤となっています。A-1"Cherry"等で聞かれるスィンギーで明快なタッチはヨーロッパ人ならではですね。サイドメンのLundbergのブラシもかなりいいですね。あまり知られていない盤かも知れませんがピアノファンは聞き逃せない一枚と思います。

 所有盤はReginaのモノラル盤オリジナルと思います。スムーズ、スィンギーなエディのピアノが好録音で録られていますよ!