67camper's Blog

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アモンズ/ニューマンの激突も聴き応え充分だ!

2010-05-09 05:46:32 | jazz & vocal
Twisting With Jug/Gene Ammons
(Prestige 7238)


 Prestigeは7000番台に歴史に残る多くの名盤を輩出しましたが7100~は積極的にオルガンを登用しアーシーな味を強めて行きます。ブルーノートも同じような展開をみせますが、オルガンはジミー・スミスが牽引車になっているのはご存知のとおり!一方、Prestigeではいろんなオルガン奏者を録音して行きますが、BNにおけるスミスまではいかないとしても中心的存在となったのはジャック・マクダフであったと言っても過言ではないでしょう!本日はこのマクダフのオルガンをバックにして、"JUG"の愛称で知られるジーン・アモンズとベイシーバンドのトランペットセクションの雄ジョーニューマンとの競演盤をアップしたいと思います。

 メンバーはGene Ammons(ts), Joe Newman(tp), Jack McDuff(org), Wendell Marshall(b), Walter Perlkins(ds), Ray Barretto(conga)のセクステットです。逞しいトーンのアモンズと中間派ニューマンのいぶし銀のラッパが絶妙のブレンドを示します。個人的には、通常ベースを登用しないオルガン入りのコンボに抜擢されたマーシャルのベースが注目です。とくに硬めの高音部を駆使したウォーキングがクッキリしていて好印象です。A-1のタイトル曲"Twisting With Jug"やB-1nの“Morten Swing"でのタイトなマーシャルが抜群です。バラードのA-2の"Born to Be Blue"でのアモンズの歌心にも注目ですし、A-3“サテンドール”のようなミディアムテンポはニューマンにはもってこいですね。B面はブルース中心でこういったアーシーな味わいはアモンズの最も得意とする所でしょう。AB通してたのしい一枚ですね。

 所有盤はBrgenfield NJのモノラルオリジナルです。61年録音でRVGのビビッドな音作りはうちのシステムでもバカ鳴りに聞こえて満足できますね。