67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

曲で楽しむTOPSのチャーリー・ベンチュラ

2011-01-12 06:20:11 | jazz & vocal
Charlie Ventura Plays Hi-Fi Jazz/Charlie Ventura
(Tops L1528)

皆さん,トップスというレーベルにはどんなイメージを持っておられるでしょうか?ボーカルファンには比較的ポピュラーでキャロル・ブルースやリリアン・ロス,リナ・ホーン等のアルバムでご存知の方も多いのかも知れませんね。インストもののアルバムもいくつか存在し,派手なcheesecakeの写真を使ったカバーは当時のメインストリームジャズのレーベルとは一線を画したスタイルであったと思います。ベンチュラはスウィング,中間派的なサックス奏者と位置づけしているのですが,40年代からジーン・クルーパのバンドでの仕事やジャッキー&ロイとの共演盤が有名かも知れません。本日はこのトップスのCharlie Ventura Plays Hi-Fi Jazzをアップいたします。

録音は57年,ハードバップ全盛期。LP時代になっているにも拘らず,短い演奏時間でメインストリームジャズを楽しむ方々には少々物足りないのかも知れません。でも"Honeysuckle Rose", "When The Saints Go Marching In", "It's Only A Papermoon", "Dark Eyes", "Stardust", "Sweet Lorraine", "Exactly Like You", "I've Got You Under My Skin"など珠玉の名曲が次から次へと現れる構成はそれなりに楽しめます。パーソネルはCharlie Ventur(ts, bs), Bill Bean(g), Dave McKenna(p), Richard Davis(b), Mousey Alexander(ds)という布陣です。ベンチュラはテナーとバリトンを持ち替えながら原曲の美しさを生かしたプレイを聴かせてくれますし,贔屓のピアニスト,マッケンナのプレイは軽くて良いですよね。もしそうなら意外な人選ですが、ベースのリチャード・デイビスがあのドルフィ盤でのDavisと同一人かは不明です。

所有盤はトップスのモノラル盤です。オリジナルと言っても安価で誰も見向きもしない盤で入手は容易でしょうね。