67camper's Blog

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Ellaはエラでも今日は白人のエラを!

2011-01-13 19:01:10 | jazz & vocal
The Morse Code/Ella Mae Morse
(Capitol T-898, jp.reissue)

ボーカルファンにはエラ・メイ・モーズと言うともう泣いて喜ぶ方が多いのかも知れませんが,ボーカル界でエラといえば大御所エラ・フィツジェラルドがいる訳でボーカルファン以外にはまだまだ認知度が低いんだろうと思います。個人的には,Barrelhouse, Boogie, and the Blues(capitol T515)を先に入手しておりましたので,このThe Morse Codeを入手した時に戸惑いを感じたものです。前者のバタくさい、やや退廃的なイラストの女性(ドレスの肩ひもが落ちかかったヤツです)こそがエラ・メイと思い込んでいたところ,後者(本アルバム)のカバー写真を見てその清楚さにイメージが一変した記憶があります。記憶に間違いがなければ,このThe Morse Codeは吉祥寺のジャズ喫茶オヤジが絶賛した記憶がありますね。

バッキングはBilly May楽団で演奏曲はスタンダード中心の選曲で,R&B中心のBarrelhouse, Boogie, and the Bluesに比べれば格段に効き易いアルバムに仕上がっています。ラフでソウルフルなBarrelhouse, Boogie, and the Bluesよりファンが多いのも頷けますね。bassのwalkingに導かれて始まる”Day In Day Out"から完全にのノックアウト状態になるぐらいの歌唱を聴かせてくれます。続くラテンタッチの"My Funny Valentine"も味わい深いものがります。B面の「言い出しかねて」や"You Go To My Head"も好きなトラックですね。

所有盤は東芝EMIが肝いりで発売したボーカルシリーズの一枚です。この時のリリース盤には本当に良いもの多かったですよね。オマケのモニカ・ルイス欲しさに買いあさったモノでした。懐かしいですね。