67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ジョーンズ3兄弟の音楽性に脱帽だ!

2007-10-24 03:41:10 | jazz & vocal
Elvin!/Elvin Jones & Company
(Riverside RLP409)


 モダンジャズ界で有名な3兄弟と言えば,誰もが頭に浮かべるのがパーシー,ジミー,アルバートのHeath Brothersとハンク、サド,エルビンのJones Brothersであろうと思います。後者のJones Brothersの共演が聞ける珍しいアルバムがあります。リバーサイドに録音された”ELVIN"です。本日はこれをアップしますね。グループ名も"Elvin Jones & Company"という何とも素敵なネーミングです。

 メンバーはThad Jones(cor), Frank Wess(fl), Frank Foster(ts), Hank Jones(p), Art Davis(b), そしてElvin Jones(ds)のセクステットです。演奏は全6曲中3曲を提供するThadの音楽性が垣間見えるセクステットの演奏が主体です。冒頭A-1の"Lady Ruck"もThadの曲ですが、イントロからエルヴィンのしなやかなドラミングが光ります。ブリッジを弾くハンクのリリカルなピアノがこれまた美しいです。ウェスのフルート,サドのコルネット,ポリリズムのエルビンとソロがわたされフォスターのサックスに引き継がれる展開は聞いててスリリングで大好きなトラックです。A面最後を飾る,ハンク・ジョーンズのショーケースとも言うべきトリオ演奏"Pretty Brown"も素晴らしく,エルヴィンのゴム鞠のようなブラシが最高です。このブラシの演奏はトミフラのOverseasの演奏などに聴けるプレイと同じですね。B-1の“Ray-El"もThadのオリジナルでどすんどすんとバスドラを駆使したエルビンのドラミングがいいですね。B-2のオリバーネルソンの曲でもハンクが元気です。最後のスタンダード"You Are Too Beautiful"はFosterを除いた五重奏団の演奏でWessのフルート、Thadのコルネット、ハンクのピアノといずれも素晴らしいバラードプレイで締めくくられます。

 所有盤はブルーラベル,DG付きのモノラル,オリジナル盤です。カバーのすれがひどいですが,ジョーンズ兄弟の音楽性の高さを示した好アルバムで,ドラマーがリーダーであることを忘れてしまうような息のあったプレイが最高ですね。

柔道着のブレイキー

2007-10-23 01:19:16 | jazz & vocal
Golden Boy/Art Blakey and the Jazz Messengers
(Colpix CP478)


 アートブレイキーのジャズメッセンジャーズはモダンジャズを代表する名コンボであるのはご承知の通りです。特に,ブレイキーの新人発掘能力は素晴らしく,彼らをリスペクトし、充分なソロスペースを与え、彼らのオリジナルを積極的に登用し、そのalmuniたちは一様にいわゆるイーストコーストスタイルの核としてシーンで活躍したことは誰もが認めるところです。本日のアップは、バンドの現役,alumniが入り乱れた11ピースのプレイヤーの共演でミュージカルの"Golden Boy"の曲を取り上げたコルピックス盤です。本日参加のミュージシャン以外でも,ブラウニー,シルバー,ゴルソン,マクリーン、D.バード,ティモンズ、ドーハム,モブレイなどもJMで確固たる地位を築いたと言えると思います。

 前述の11ピースとはLee Morgan, Freddie Hubbard(tp), Curtis Fuller(tb),
James Spaulding(as), Wayne Shorter(ts), Charlie Davis(bs), Julius Watkins(frh), Bill Barber(tuba), Cedar Walton(p), Reggie Workmann(b) Art Blakey(ds)の豪華なメンバーです。アレンジはShorter, Walton, Fullerという顔ぶれです。サイドAの"Theme From Golden Boy"はモーガンのショーケイスです。続く"Yes I Can"のコルトレーンマナーのShorterも素晴らしいですね。B面冒頭はブレイキーのドラムソロで始まる"This is a Boy"も印象的です。B-2は当時の3管JMを想起させるサウンドでハバード、ショーターの好プレイを楽しめます。B-3のI Want To Be With Yuouのバラードでのフレディも良いですね。

 所有盤はコルピックスのモノラル,オリジナルで両溝がみられます。何と言っても柔道着のブレイキーのカバーが印象的ですね。

ギブソンのストロークは最高だ!

2007-10-22 04:16:12 | アコギ

 昨日はカフェオーレを駆って,十和の赤カブ乗りKAZUさんと幌型2台で四万十リバーサイドツーリングを敢行しました。(詳しくは前のログです。)もうひとつの目的は吉田拓郎とベンチャーズファンのKAZUさんとギターで遊ぼうってことでカフェオーレには自分のギブソンLG-1(右の小さい方、62年製と言うことで購入した物ですが,KAZUさんの分析では60年製じゃないかって・・・?こっちはブルースなど指弾きに使ってるのですが・・・。ちなみに左はここまでアコギに惹き込まれる原因になった64年製ハミングバード)を積んでの四万十入りでした。  



 吉田拓郎といえばGIBSON J-45って言うのはお決まりですよね。KAZUさんの部屋にお邪魔したのですが、「ギョヘ~」のギターコレクションにまるで楽器店に来たような感じです。(ギターを弾かせてもらうのに熱中して写真を撮り忘れました。てなわけでKAZUさんのblogから無断転載です。ゴメン。KAZUさん,ダメだったら連絡してね。)そのJ-45も3本もあるじゃないですか!触ったこともないJ-45('63)を弾かせてもらいました。ストロークで弾くと,素晴らしくパワフルなサウンドです。さらにその横には,自分が敬愛するジョン・レノンとジョージ・ハリスンが使っていたJ-160E(年代は聞き忘れましたが,おそらくBeatlesが使ったのと同じような年式のもの)もあるではないですか。ご存知のようにエレアコなので、アンプを通して弾かせてもらいました。アンプやエレアコに無知な自分は完全にジョンの気分です(相変わらずバカですね)。拓郎の話やギターの話ですっかり盛り上がってしまい,時間が経つのが早い早い。あっという間に帰宅の時間となりました。

 やっぱりGibsonのストロークでのサウンドは最高ですね。J-160Eが欲しくなってきました。ヤバいです。またまた厄介なコレクター魂が頭をもたげてきそうです。困ったモノです。

カフェオーレ イン 四万十

2007-10-21 21:55:05 | Volkswagen

 今日は以前から約束していた四万十のコンバチ使いKAZUさんとの四万十リバーサイドツーリングでした。やや,肌寒い朝でしたが,自宅からオープン状態で56号を西進。約30分で待ち合わせの四万十町道の駅“あぐり窪川”に到着しました。既にKAZUさんはお見えで,となりパーキングスペースに自分のカフェオーレを駐車しました。道の駅のお客さんから,いっぱい質問攻めでした。やっぱりコンバチ、目立ちます。それも2台ですからね。お互い幌を開けた状態でしたので,軽く立ち話をして,KAZUさんのもう一台,54OVALを置いてあると言う四万十町内に入って行きました。やや車高が下がってるとのことでしたが,セマフォーは動くし水色のボディはきれいで軽いエンジン音が印象的でした。(下がそのオーバルの画像です。)



 続いて今日のメイン,沈下橋です(トップ画像)。沈下橋に降りるのは歩行者としても経験がないし,ましてやカフェオーレで初めて体験できるとは・・・。欄干のない橋は怖いっす!でも下の川のきれいなこと。え~と橋の名前?KAZUさんに聞いたけど「・・・」。帰ってネットで調べたら「芽吹手沈下橋」らしい。でも読み方がわかりませ~ん。



 橋へはこの崖道をどんどん下に降りて行きます。秋の軟らかい木漏れ陽がいい感じです。緑がきれいで空が青くて,やはり四万十川素晴らしいですね。先日、TVでみたのですが好きな川のアンケートで一位になった川だけのことはありますね。

KAZUさん,今日は本当にありがとうございました。お土産の鮎まで頂戴しすみません。カフェオーレのデビューにふさわしい楽しい休日でしたよ。これからも宜しくお願いいたします。

久々にクリス・コナーのボーカルを

2007-10-21 00:52:23 | jazz & vocal
A Portrait Of Chris/Chris Conor
(Atlantic 8046)

 昨日のJAZZMAKERSのアトランティック盤を聴いていて,そのジャケのしっかりした造りにあらためて感心してしまいました。一時の,日本再発盤やOJCにみられた貧弱なカバーには閉口してしまいますね。と言うわけで、今回もアトランティックです。それもボーカル。アトランティックのボーカルと言えばやはりクリスでしょう!今回はあまり取り上げられる盤ではないかも知れませんがPortrait of Chrisというアルバムをアップします。自分的には,クリスと言うとなんか大きな口を開けたアップの写真が思い浮かびます。アトランティックのこのアルバム,清楚でソフトなクリスがあしらわれており,周囲の黄色のバックが軟らかい印象で好きですね。

 伴奏陣もこれまた素晴らしい。有名どころだけでもHarry Lookofsky(vln), Clark Terry(tp, flh), Phil Woods(as), Jimmy Jones, Ronnie Ball, Hank Jones(p), Barry Galbraith(g), George Duvivier, Milt Hinton(b), Teddy Sommer, Ed Shaughnessy, Osie Johnson(ds)らがクレジットされております。Hank JonesのセットではString Orchestraの参加もあり、おもにJimmy Jones, Ronnie Ballがアレンジするモノと合わせ計3種のセットが聴かれます。A-1のバイオリンに絡むクリスのハスキーボイスにグッと惹き込まれます。ほかにも"Alone Together", "Here's That Rainy Day", "Day In Day Out", "If I should Lose You", I'm Glad There Is You”等魅力的な選曲ですね。

 所有盤はatlanticのモノラルオリジナル盤です。クリスのハスキーボイズ,いつ聴いても素晴らしいですよね。

66bug 車検

2007-10-20 12:46:50 | Volkswagen

 今週は何かと忙しい1週間でした。月曜はナンバー変更,火曜は遅れていた誕生日会、水曜は窓枠修理,木曜はとりたててなかったですが,昨日は66bugの車検出し,友人の昇進祝いの宴と,一体いつ仕事やっているのかと言う一週間でした。ジャズブログの更新が滞り気味なのもいたしかたなしと言うところです。

 エンジンをOHした66bugは快調そのもの!デイリードライバーとして毎日つかっているので不調はすぐわかります。エンジンオイルの汚れも全くないし、車検もすんなりパスしそうです。フラットパワーのYさんの話では,ブレーキ調整ぐらいとのことでした。今週末はカフェオーレが足です。複数の空冷所有は大変ですが,何とか頑張って維持して行こうと思います。

 画像はこの夏の尾道行脚のときのモノです。少しやれた感じになって、味が出てきた66bugです。暑かった夏の空が懐かしい!

晴れたら気持ちいい!

2007-10-20 12:12:53 | Volkswagen

 先日,見舞われた初の洗礼”窓枠脱落”から回復したカフェオーレを連れ出してみました。こうやって,秋の晴天の中を走るのは本当に気持ちがいいですね。朝の冷たい空気が頭を流れ,暖かいヒーターで足許を温めて走るのは至福の悦びです。

 今年も暖冬なら,冬になってもオープンエアが楽しめそうです。こうやってみるとこのサバナベージュのボディカラーにして本当によかったなと自己満足です。明日は,十和のKAZUさんと四万十川リバーサイドを流してみます。

 あとは天気に祈るのみです。

ヨーロッパジャズは得意ではないですが・・・

2007-10-20 09:32:14 | jazz & vocal
The Jazz Makers/Ronnie Ross & Allan Ganley
(Atlantic SD1333)


 アメリカからみたヨーロッパのジャズってどういう風に評価されていたのでしょう?1960年前後では、おそらく日本人の中ではアメリカのジャズシーンに紹介されていたのは秋吉敏子さんだけであったことを考えると,米国東海岸から見ると対岸のヨーロッパは近い存在であったことが容易に想像できますし,ケニー・クラークやパウエルのように既に渡欧していたグレイテストも多く,アメリカからはたくさんのバンドがヨーロッパを楽旅していた時代でもあり、すでに各国ですぐれたプレイヤーが出現しています。英国のプレイヤーも例に漏れず,Tubby Hayes, Don Rendell, Dizzy Reece, Derek Smithなど素晴らしいプレイヤーが輩出されています。本日の主役のRonnie Rossもそんな一人です。

 本日アップのこのカバーのように、Rossはバリトンプレイヤーです。音色はアイドルとしたマリガンに近い感じで,そのタイトなスィング感が抜群です。ドラムスのAllan Ganleyとの双頭コンボがこの"JAZZ MAKERS"であり、数少ない,あるいは唯一?のアルバムかもしれません。Rossとともにフロントを形成するのがArt Ellefson(ts)です。丁度,マリガン&ズートのような関係ですかねぇ?!リズムにStan Jones(p), Stan Wasser(b)を加えた五重奏団です。演奏曲はオリジナルが多くなじみはないですが,58年Newport International Bandにもセレクトされたロスのバリトンプレイは注目に値します。ラストの唯一のスタンダード“How Long Has This Been Going On"で見せる唄心も出色です。 初めてこのアルバムを知ったのは吉祥寺のオヤジ本だったと思いますが,このコーティングが効いた素晴らしいカバーデザインにも唸りますね。

 原盤は多分英国Ember盤ですかぇ?アトランティック,ステレオ、USオリジナル盤と思います。

秋の夜にはこんなライトなジャズもいいモノだ!

2007-10-19 00:06:21 | jazz & vocal
The Voice Of Marty Bell/The Quartet of Don Elliott
(Riverside RLP12-206)


 リバーサイドの初期の録音はどれも重要な物ばかりで,多くのアルバムが国内再発されたように思います。おそらくリバーサイドの初期のアルバム群でもかなりマイナーなアルバムが本日アップのこの盤だと思います。Marty Bellと言うマイナーな男性ボーカルと、名前を聞いただけでハードバップなファン達が一歩引いてしまうような?Don Elliottのカルテットの共演です。

 Don Elliottと言うとなんか実験的ジャズみたいなイメージが付いて回る気がしていましたが、このアルバムを聞いて認識がかわりました。彼はマルチな才能を持つミュージシャンでviberaphone, mellophone, trumpet, congaと多彩な楽器をプレイしますが,考えて見るとキャピトルの人気グループ,ジョージ・シアリング・クインテットのバイブ奏者として君臨した経歴もあるのです。ここではBob Corwin(p), Vinnie Burke(b), Jim Campbell(ds)とのカルテットでスタンダードを中心にプレイしています。全12曲中,8曲でライトで小粋なボーカルを聞かせるMarty Bellとの相性も抜群です。Bellは元々,トランぺッターらしいですがここでのボーカルがシンガーとしてのデビュー盤と言うことです。気取らず,古いスタンダードを中心とした8曲はA面でI Didn't Know What Time It Was, I Thought About You, The Boy Next Door, S'posin、B面でThis Can't Be Love, The Love Of My Life, You Go to My Head, Me and Youと言うラインアップです。またエリオットのリリカルなバイブにスポットを当てたカルテットのMoonlight in Vermont, September Songのリリカルな演奏にも捨て難い魅力がありますよね。

 所有盤はリバーサイドのブルーラベル,シルバーロゴのモノラル盤で両溝がありますよ。ライトですが秋の夜長にリラックスして聴くには最高の一枚ですね。

復活,69 cabriolet

2007-10-18 03:42:31 | Volkswagen

 今日は,いそがしい一日でした。何とか,時間を作って17:00-19:00の2時間の間にフラットパワーを訪れ,速攻の修理を受けてきました。やはりドアウィンドウをいつも完全に収納してしまおうとする自分と新しいゴムが干渉しめくれ込もうとする動きが原因でドアウィンドウガラスとウィンドウフレームがはなれ、はずれかかった状態でドアウィンドウを挙上したためにストッパーを越えて乗り上げた物と思われました。リポジションした後、窓が動かなくなったのはストッパーが窓枠にはまり込み、ガラスが枠内に戻れなくなり,動きを阻害していたようです。

 フラットパワーのY社長の話では,最近のゴムは全てこのようにめくれ込み起こるようです。それしても,素早い修理で助かりました。ドアの内張をはずし,中のビニルをはがして中から観察し、ウィンドウフレームが戻らないと判断すると,前にある三角窓を動かして間にはまり込んだストッパーを取り除きました。そしてウィンドウフレームをガラスにはめ込みました。幸いL字型のウィンドウフレームは歪みも大したことがなく元の動きに戻りました。

教訓:ドアウィンドウを完全に下げて、戸袋に収納しないこと!!!

エンジンもBUGWORKSで組んで,富山~高知の700km走行,高知に来て約300kmを走ったくらいですのでついでにエンジンオイルも交換してきました。やれやれです。オイル交換中に,職場から再び呼び出しがあり一仕事しての帰宅となりました。

それにしても、カブリオレの窓,要注意ですね。でも、一つトラブルを経験し、やっと自分のモノになってきたような感じで,外にも連れ出して乗って行けそうです。21日,KAZUさんと行く予定にしていた四万十リバーサイドツーリング,何とか間に合いました。kAZUさん,宜しくお願いします。