67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

KAZUさんの春野ベース訪問

2008-06-21 21:05:29 | Volkswagen

 先日、富山から帰って来たカフェオーレを駆って、かねてから約束していたblog仲間のKAZUさんが最近借りたという春野のガレージ、通称「春野ベース」にお邪魔しました。西武ライオンズがキャンプする春野球場がある旧春野町はこの度高知市に組み入れられましたね。「春野ベース」は、この春野の種間寺(四国八十八カ所の34番札所)に隣接するKazuさんのVWガレージです。中にはぺプシコーラ関係のノベルティが陳列ケースに飾られ、電話、ソファなども完備され、いい感じのガレージです。画像は、ガレージ内から撮影したもので、左がKAZUさんのオーバル、正面がカフェオーレ、その前が赤カブ(03コンバチ'79)です。ちょっとしたショップ風ですね(笑)。



 そして自分とKAZUさんが揃うと、始まるのがアコギ談義です。この春野ベースはアコギをストロークでジャカジャカやっても全く問題がない好条件が揃っているのが嬉しい限りです。最近、KAZUさんがGETしたというギブソンの銘器「'74hummingbird」(左)と自分の「'64hummingbird」(右)でセッションしようということになり「'64」持参でお邪魔しました。例によって、ブルース、ボサノバ、拓郎、陽水、S&G、ベンチャーズなどなど何でもありでした。こうやって並べてみるとヘッドのインレイの位置の違いや、ポジションマーク、ピックガードの違いなど細かい相違点がわかりますね。そして何よりも目につくのが、自分の64のフェイデッドチェリーサンバーストに色落ちしたトップです。でも一般的にはhummingbirdといえば、KAZUさんの「'74」の赤いサンバーストですよね。



 ひとしきりギター弾いたあと、春野ベースから近い「桂浜花街道」のツーリングに出ました。途中で止めて並べて撮影です。画像は桂浜から宇佐/須崎方向に向かって撮影したものです。6/21は全国的に梅雨空でしたが、ここまでは何とかお天気が持ってくれました。帰りは降られましたが、ワイパーの作動も良好、水漏れもなく雨のカブリオレもオツなものです。もちろん、オーバーヒートもなかったですよ。

ジョー・バートンのピアノもいいなあ!

2008-06-21 02:37:55 | jazz & vocal
Subtle Sound/Joe Burton
(Jody LP-1000)


ピアノトリオも定番のものを聞いて行くと、ゲテモノではないがマイナーレーベルの知名度の低いピアニストまで触手をのばしてしまうのが、アナログ天国日本のジャズコレクターの面目躍如ともいうべきものですね。Eddie Thompson. Yugene  Smithもそう言ったピアニストですが、このジョー・バートンもかなりマイナーな名手ですよね。ジャズでバートンといえば、思い浮かぶのは歌手ではアン・バートン、インストではゲイリー・バートンというのが定番ですよね。ここにアップしたジョーは昭和63年発刊のSJ誌の「新・世界ジャズ人名辞典」にすら載っていません。しかしながらジャズ批評平成5年刊の別冊「ピアノトリオ1600」にはそのリーダーアルバム5枚がきちんと記載されています。さらに、我が国ではRegent盤、Coral盤の2枚は本邦で再発されており、まさにアナログ天国日本の象徴ともいえる事実ですね。

 前置きが長くなりましたが、国内発売されなかった2枚は全てJodyというシカゴのマイナーレーベルに録音されています。このJodyについてもよくわからないレーベルですよね。1000と1001がこのジョー・バートンというのも面白いですね。本日アップはこのJody 1000です。メンバーはJay Cave(b), Ronnie King(ds)からなるトリオです。バートンのピアノはシングルトーンとブロックコードを程よく織り交ぜた趣味の良いスタイルのピアノです。A-3のスローな"I'm Glad There Is You"やB-3の"There'll Never Be Another You"のプレイは彼のピアニスティックな才能を充分に発揮した好トラックと思います。



 所有盤はJodyのモノラル・オリジナル盤です。上図はそのセンターレーベルです。もう一枚のJody盤も是非聞いてみたいものですね。

Yugene Smithはご存知ですか?

2008-06-20 03:48:00 | jazz & vocal
Groovin' At The Embers/Yugene Smith
(Gone LP-5002)


 昨日はEddie Thompsonをアップしましたが、こういったマイナーレーベルのちょっと気の利いたピアノトリオ盤というのは聞き流しには最高ですね。今日はGoneレーベルのYugene Smithです。このアルバムを知ったのは、ジャズ批評、平成5年の別冊「ピアノトリオ1600」でした。ここで紹介されていたのですが、スミスに対する記載はなく、このGoneレーベルには「ジョニー・マーテルのアルバムがあった。」と書かれているにすぎません。

 スミスのスタイルはジャズクラブEmbersと契約していただけあってリラックスした楽しいスタイルでピーターソンやエロル・ガーナーなどからの影響を感じます。録音年月日も不明。パーソネルもJackie Williams(ds)は判明しているのですが、ベースはunknownです。サイドAではA-1"Flying Home"から乗りの良いピアノが聞けますよ。cha-chaリズムを駆使したA-3"Don't Go Home"やA-4"Cheek To Cheek"のリラックスしたピアノは彼の真骨頂でしょう!B面のやはりラテンフレイバーのB-3"Cottage For Sale"、ジェントルなB-4"Blue Moon"のピアノもいいですね。また、このドラマー、もちろん詳細不明ですがブラシン切れの良さと、華麗なラテンリズムをたたき出すスティックワークがすばらしいですよ。



 Goneを代表するピアノトリオアルバムで、マルーンレーベル、シルバーロゴのステレオオリジナルです。スミスの華麗なピアノとゴムまりのようにはねるウィリアムスのドラムも瑞々しく捉えられている好録音盤です。

Jack LaForgeの道楽

2008-06-19 06:33:37 | jazz & vocal
A Jazz Portrait Of Eddie Thiompson/Eddie Thompson
(Regina R-299)

 先日、復活を果たしたカフェオーレを高知まで運んでくれたH社長が自分のワーゲン趣味を「道楽」という言葉を使っておられたが、60年初頭、アメリカ、NYCのジャズ愛好家ジャック・フォラージュ(Jack LaForge)はジャズレーベルまで創設したのです。これも一種の道楽ですが、ジャズのマイナーレーベルにはこういった設立経緯を持つものが結構あります。名門といわれるブルーノートもそういったいきさつがありますよね。ゴールドのセンターラベルにReginaの筆記体での記載や王冠をあしらった絵柄はいかにもマイナーレーベル的ですよね。

 Reginaで最も重要なのは「A Jazz Portrait Of~」と題された4枚のシリーズだと思います。中でも以前にアップしたチャーリー・マリアーノ盤はいい出来でした。他の3枚はRoger Kellaway盤、Eddie Thompson盤、そしてJack LaForge自らがプレイした4枚です。イラストを駆使したジャケットデザインもほぼ統一されたレイアウトでレジーナの代表的作品群となっています。本日アップのEddie Thompsonは英国出身で英国では3本指に入るほどの知られたピアニストであったと言います。Ron Lundberg(ds), Lewis Berryman(b)を従えたトリオフォーマットで、スタンダードとオリジナルを適度にブレンドした彼のアメリカ進出初リーダー盤となっています。A-1"Cherry"等で聞かれるスィンギーで明快なタッチはヨーロッパ人ならではですね。サイドメンのLundbergのブラシもかなりいいですね。あまり知られていない盤かも知れませんがピアノファンは聞き逃せない一枚と思います。

 所有盤はReginaのモノラル盤オリジナルと思います。スムーズ、スィンギーなエディのピアノが好録音で録られていますよ!

帰って来たカフェオーレ

2008-06-17 03:24:38 | Volkswagen

 先日のBUG IN MIKIへの往路で高速での積載を余儀なくされたカフェオーレが帰って来ました。恋人にやっと再開できた気分です。今回は、自分の無知を露呈した格好のオーバーヒートに対し、富山 BUGWORKSさんの手厚い治療で復活させることができました。

 昨日、富山を出発し、本日無事高知南国ICで受け取ることができました。そして、山登り(長い急勾配の登坂路)運転をH氏同乗の上で行い、南国IC~大豊ICのリベンジを果たすことができました。これで、次の本州のイベントにも参戦できそうです。H氏には再度高知遠征というご無理をお願いしましたが、再びこのカフェオーレに愛情を注げることになったことに改めて感謝しております。



 そして今回のBUGWORKS入庫で新たにマッドフラップを追加いたしました。他にもステアリングの切れ角や窓枠の問題も解決し、またこれで1ランクアップした感じです。梅雨まっただ中ですかオーバーヒートさせない運転に努め、これからも長く維持して行こうと思います。BUGWORKSさん、そして不動となったカフェオーレを快く入庫させていただいたフラットパワーさん、本当にありがとうございました。これからも末永く宜しくお願いいたします。

ジャクソン/マクダフ/ジェニングス、こんな組み合わせが好きだなぁ・・・

2008-06-16 00:25:21 | jazz & vocal
Willis Jackson/Cookin' Sherry
(Prestige 7211)


 久しぶりにコテコテから一枚いってみよう!このリーダー、ウィリス・ジャクソンはプレステッジのコテコテソウル路線の根幹的なアーチストです。楽器はテナー、そのアーシーなブルースプレイや色気すら感じるバラードプレイは日頃、コテコテ系をあまり耳にしない方にも一目置かせる魅力を感じると思うのですがどうでしょう?本日は、このジャクソンのプレステッジ盤から一枚いってみようと思います。

 メンバーはWiilis Jackson(ts), Jack McDuff(org), Bill Jennings(g), Milt Hinton, Wendell Marshall(b), Bill Elliot, Al Johnson(ds), Buck Clark(conga)という布陣です。A-1のタイトル通りにメロウな"Melow Blues"でのJenningsのブルージーなギターは感動ものですよ。A-3のバラード”When I Fall In Love"のジャクソンのコテコテ系バラードプレイが冴え渡るトラックも捨てがたいですね。B-1のマクダフのソウルフルなプレイがいいタイトル曲もアーシーでこのグループの特徴を示したものといえますね。通常、レギュラーグループではベーシストを入れないジャクソンですが、ここではヒントン、マーシャルの2人のベテランを加えています。これがまたより厚いサウンドに仕上げてくれていますね。

 所有盤は、Bergenfield NJの黄色/黒ラベルです。ジャクソン/マクダフ/ジェニングスとくれば、放っておけませんね。

ガットギターが面白い!

2008-06-15 03:36:13 | アコギ

 最近、このDi Giorgioを良く弾いています。blogの更新もしないで皆さん大好きなYouTubeをサーフィンしていますと、あるわあるわ!ボサノバギターレッスンとかブルースとかフラメンコとか・・・。これが結構、面白くって最近はボッサやスパニッシュな進行の曲を動画入りで教えてくれるサイトがお気に入りです。ボッサと言っても未だに"イパネマの娘”と”おいしい水”しか弾けませんけどね・・・(涙)。フラメンコをはじめとするスパニッシュ系のプレイは激しくかき鳴らすトリプレットがお気に入りです。やっとリズムに乗ってまねごとが出来る程度ですがこれが楽しいですよね。E→F→G→F→Eこれだけで様になるから不思議です。なんちゃってフラメンコですが(笑)・・・

 今朝のこと、バチンという大きな音とともに5弦が切れてしまいました。以前準備していたYamahaのガット弦に張り替えました。当たり前ですが、換えると音が良くなりますよね。ガット弦はのびますのでチューニングが大変ですけど。個人的にはガットギターブームです。

Sandy Mosseのメロディックなテナー

2008-06-14 06:05:17 | jazz & vocal
Relaxin' With Sandy Mosse/Sandy Mosse
(Argo LP639-S)

 いわゆる両コースト、すなわちNYCとLAを中心とするエリアと異なり、シカゴは独特な味を持ったアーチストを輩出しています。この中からは、名が売れて両コーストに出て行ったプレイヤーもいますが、本日アップのSandy Mosseも、ここのクラブシーンで注目されたサックス奏者でありました。彼の主戦場は、両コーストではなく50年代前半のヨーロッパであったのかもしれません。このときのレコーディングはアンリ・ルノーのコンテンポラリーの10インチなどに収録されているようですが、未だ聞いたことがありません。

 ヨーロッパから戻ったSandyをシカゴアンが迎え、アーゴに吹き込んだ初リーダー盤が本アルバムです。海岸で彼のテナーを手にしたヨーロッパ人のワイフでしょうか?と寄り添うSandyを捉えたカバーが印象的です。演奏は、A面がカルテット、B面が5ピースのストリングスを加えた構成です。彼のメロディックなテナーが全編にわたり楽しめる構成です。特に、Junior Mance(p), Bob Cranshaw(b), Marry Clausen(ds)のトリオを従えたA面の出来がいいですね。A面は"Fools Rush in", "I'm Old Fashioned", "Birks Works"の3曲です。Sandyのレスター系のメロディックな演奏もさることながら、当時キャノンボールのグループで活躍していた"Birks Works"のManceの好演は見逃せませんね。B面はManceに代わりEddie Higginsがピアノをつとめますが、シカゴシーンで活躍したこのプレイヤーの参加も嬉しいですよね。

 所有盤は、アーゴの金ラベルのステレオ盤です。オリジナルでしょうかねぇ・・・。アーゴらしい渋いアルバムですよね。こういったマイナープレイヤーにであえるのもコレクションの醍醐味ですね。

ロドリーゴの”アランフェス”はジャズではこれですよね!

2008-06-12 06:56:39 | jazz & vocal
Concierto/Jim Hall
(CTI LAX3186 jp.reissue)


 最近は、多忙に任せてブログの更新も完全に不定期になってしまいました。久々にジャズを聞いてみようと取り出したのがCTIきっての名盤の誉れ高いジム・ホールのアランフェス協奏曲です。クラシックギターをやっている方にとっては、”アルハンブラの想い出”、“禁じられた遊び”とともに最も馴染みの深い曲ですよね。ジャズでは、この極めつけ演奏の他にもマイルス・デイビスのバージョンやMJQ with Laurindo Almeidaのバージョンがおなじみだと思います。本日は、このジムの最大のヒットとも言うべきCTI盤をアップしますね。

 録音は75年、メンバーはJim Hall(g), Chet Baker(tp), Paul Desmond(as), Roland Hanna(p), Ron Carter(b), Steve Gadd(ds)のセクステットです。そして問題のアランフェスには鬼才ドン・セベスキーのアレンジが使われているのはご存知のとおりです。そして最大の聴きものがB面全体を占めるアランフェス協奏曲であることは言うまでもありません。ジムのリリシズム溢れるイントロ、ソロが美しいメロディをさらに惹きたててくれます。村治さんの美しいソロ(もちろんこちらは映像的にもすばらしいのですが)と並んでこのギターは自分の中で最も好きなアランフェスなのです。そして、この演奏をさらに引立てているのがデスモンドとチェットの好演ですよね。セベスキーはどうしてこのカーターのベースを電気的に録音したのか?。個人的にはカーターのベースがもっとアコースティックにとられていたらなんて思うのですが、おそらくこれがフワーッとした雰囲気を醸し出すのに必須と判断したのかも知れませんね。もちろん、サイドAにも"You'd Be So Nice"等の好演がアルことを付け加えておきますね。

 所有盤はキングが出した1500円廉価盤、悪名高きペラジャケ盤です。中古レコード屋さんでは3桁で買えるプライスが付けられています。聞いてなければ、それでも買って来て是非聞いてみてくださいね。

名手の競演、JUST JAZZ!

2008-06-04 06:35:28 | jazz & vocal
Just Jazz!/Benny Golson
(Audio Fidelity AFLP2150)


 Audio Fidelityというレーベルはよくわかりませんね。このレーベルに付いては今ひとつ情報がなく、詳しいことがわかりません。本日アップのベニー・ゴルソンがアレンジ、指揮をつとめた"JUST JAZZ!"というアルバムがあります。メンバー、曲目は以下の通りで、このラインアップを見たらモダンジャズファンは放っておけないですよね。

Bill Evans(p), Wayne Shorter(ts), Eric Dolphy(as), Freddie Hubbard(tp), Granchen Moncur, Bill Hardman, Curtis Fuller(tb), Ron Carter(b), Charlie Persip, Jimmy Cobb(ds)

"Groovin' High", "Moten Swing", "Out Of Nowhere", "Autumn Leaves", "Donna Lee"(以上サイドA),
"Quicksilver", "Stella By Starlight", "Ornithology", "If I Should Lose You", "Walkin'"(以上サイドB)
 
 演奏曲が全て3-5分前後と短く、この中でそれぞれが珠玉のソロを展開するアルバムです。特にドルフィ、エヴァンスのソロが聞けるのは貴重で、各人の狂信的ファンの方は必ずコレクト対象にあがっているアルバムではないでしょうか?同じようなメンバーで有名なオリバー・ネルソンの”ブルースの真実”がありますが、この超有名盤の陰に隠れているアルバムですが、それぞれのソロはなかなかに聴き応えがありますよ。こんな豪華なメンバーで、どうしてこんなマイナーレーベルに録音になったのか謎ですね。Charales Blodgettのカバーアートも印象的ですが、一般的な評価はどうなのでしょうね。所有盤はAudio Fidelityの金ラベルです。オリジナルかなぁ・・・???