カチカチと時を刻んでくれる掛け時計。画像の時計は10年前に拙宅を建築したとき,アメリカのオークションサイトで購入した掛け時計です。しばらくはリビングで稼働していたのですが,もう4-5年前になりましょうか?ゼンマイを巻いても稼働しなくなりリビングのオブジェと化していました。知り合いの電気屋さんのツテで地元の時計屋さんを紹介していただき,修理に出したのですが約2年間音沙汰なし。もう半ば諦めていたのですが、預けっぱなしのこの時計が年末に我が家に帰って来ました。見たところいい雰囲気の時計ですが悪名高き”Made In China"の時計です。値段も新品で100ドルしなかったのですが修理に1諭吉もかかってしまいました。でも,なおって来たのですからまたかわいがってやろうと思います。これこそ愛着というものかも知れません。レトロな”ボーン”という音が心地よく,心臓の鼓動のようなカチカチと言うやや大きめの音がするのですが,寝ていても全く邪魔にならないのが不思議です。今度はリビングから自室の入り口脇に引っ越して来ました。ドライウォールの壁にスクリューを打ち込むのは少し気が引けましたがきっちり稼働するならOKです。止まったらゼンマイを巻いてあげる必要がありますが、今後も末永く自分の部屋で時を刻んで欲しいものです。
Overseas/Tommy Flanagan
(Metronome, ULS-1632-E Jp.reissue)
新年一発目のジャズLP、いつも何をアップすべきか迷うのですが誰でも知っているような名盤をと常々思っております。ところが大方の有名盤を既にアップしているため適当なものがなくて困ります。直前になって自分のレコード棚を行ったり来たりしてピックアップし,既に拙ブログにアップしてるかどうかブログ内検索をかけて調べております。今回は,脇役ピアニストとしての評価が抜群のトミフラ,オーバーシーズです。ジャケ的にはグリーン地に「C」がたくさんレイアウトされたカバーが有名ですよね。自分の所有盤はコレクションをはじめた最初期に購入したテイチクの廉価盤です。
メンバーは改めて説明の必要がないトミフラ、ウィルバー・リトルのベース,そしてこの名盤の価値を一層高めるのに貢献したエルビンのトリオです。この"Relaxin' At Camarillo"から始まる乗りの乗った快演はもう何回ターンテーブルに載せたことでしょう。"Chelsea Bridge", "Eclypso", "Beat's Up"の一連の流れは聞き飽きるということがありません。ソロフレーズを口ずさめる数少ないアルバムでもありますね。とにかくバックで切れの良いブラシで煽るエルビンの見事さにはいつ聴いてもほれぼれとしますよね。B面トップの"Little Rock"の自然発生的なブルースプレイも見逃せないのは衆知の通りです。聴いた後の爽快感がいつまでも残る演奏です。
ジャケ以外はパーフェクト。廉価盤の安っぽいカバー故、今日までアップせず来た名盤です。皆さん,思い入れがある一枚ではないでしょうか?
あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
今年もゆっくりではありますが更新していくつもりです。
さしつかえなければヨタ話につきあってください。
本年も宜しくお願いいたします。