風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

ブラックベリーの花?

2005年06月19日 | 自然(花 虫 樹etc)
やっと咲いた!紫味を帯びたピンクの花…。ベリー系だと思ったが、どうしても名前が思い出せない。3年ほど前、下の娘が園芸店で購入してきたものなので、彼女なら分かるだろう…。昼の休憩時間を待って、電話して聞いたら、「ブラックベリーだよ。初めて花さいたね!」と教えてくれた。今日は日曜日なので忙しいらしい。

ブーランジェール(女性のパン職人)目指して修行中なのだが、菓子パンに使う房スグリ(冷凍)の味から、我が家の房スグリを思い出すと言っていた。ホームシックらしいが、“ここはふんばりどころ。頑張って乗り越えて!”と心の中で叫んでしまう~。
「房スグリが熟して、ジャムづくりにちょうどいい具合だよ!今度一緒に作ろう!」
「うん。少ししか出来ないだろうけどね…」
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(12)赤毛のアン…の細い道

2005年06月19日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
「歩道がないじゃないよぉ~」
車道のすぐ脇は芝生になっている。
おまけに段差まであるのだ。
それに道幅も狭く、センターラインのない片側一車線なのだ。

「これじゃ、ボストンバッグ押せないよ。人が歩く道じゃない!」
「でも、今夜泊まるB&Bまで、なんとしても辿り着かなきゃぁ~」

ゴォーという爆音に脅かされながら、娘と2人でひたすら歩き続ける。
真っ暗闇の中、遠くから聞こえてくる車の音に耳をそばたてながら…。
車の気配を察知しては、車道から芝生に移り、
走り過ぎたのを確認しては車道に降りる。
ぼんやりしてると、交通事故の犠牲者になりかねないじゃないのぉ~。

そんな悪条件の中、大きなバッグをガラガラ押していく娘。
彼女の身も心も疲れ果てていたに違いない。
この時は気付かなかったが、初めての海外旅行で緊張感もあったことと思う。
(あとで大変なことに…)。


ここは、イギリス中央部にあるコッツウォルズ
モートン・イン・マーシュの2月はすこぶる寒い。
真っ暗闇の中をただただ歩いていくと…。

しばらくして、左側に広がりのある白い空間が見えてきた。
遠くかすかに、ぼんやりとした灯かりのようなものも感じられる。

「あの辺がニュー・ファームだろうか?」
「うん。そうかもしれないね!お母さん」

次第に農場らしき景色になってきた。
通り過ぎる車で照らされ、標識らしきものが見えた。

「違うよぉ…」と娘のがっかりした声が闇に吸い込まれていく。
「まだなの?歩いて15分くらいって言わなかった?」
「そのはずだけど…」

しょんぼり肩を落としながら、暗い夜道を歩く。
雪はますます降りしきり、冷たさがさらに心を不安にさせる
しかし、娘にはさとられたくないので、“から元気”を出すのだった。
いくつかのB&Bを通り過ぎた頃、オールド・ファームという看板が見えた。

「オールド・ファームだって!ここ?」
「違うよ!オールド・ファームのすぐ側がニュー・ファーム。もうすぐだよ!」
娘の言葉に元気づけられ、最後の力を絞り出すようにしてひたすら歩く


「あった!ニュー・ファームだ!」
「やっと着いたねぇ~。やれやれだねぇ…」

しかし、しかしなのだ。
看板にはニュー・ファームと書かれているが、ここは農場!
しかも農業国イギリスであるから、アプローチが長い…。
看板のところを左に折れると細い道が続いている。
その奥の方に、ぼんやりと小さい灯かりが見えた。
暗闇の中で“いかに灯かりが人の心を和ませるか”実感するのだった。 
 
「あれだね!きっと」
「やっと、着いた~」
「お母さん、見て!」
赤毛のアンに出てくるグリーンゲーブルズへ続く道に似てるよ!
 (つづく…)


コメント (6)
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ブルーベリーは目にいい…

2005年06月19日 | 自然(花 虫 樹etc)
ブルーベリーの花をじっくり見ないうちに、花が終わり寂しく思っていたのですが…。
ふと目を留めてみると、りっぱな実になっていました!まだ緑色ですが、少しずつ色付くのが楽しみです。
伯母にもらったブルーベリーの木で、鉢植えにしてあります。地植えにしたいけれど、場所が見つからずそのままの状態。3本あるうち、1本だけ花をつけたのです。だから実も少しなのです。消毒もなにもしてないので、熟すると、もいで新鮮なうちに口にポイと入れられるのです。

数えられるほどのブルーベリーでは、目に効くはずもありませんが…。スーパーで手に入るものと比較にならないほどの、みずみずしい味わいです!最高!自然の恵みに感謝して、庭で涼やかな風を受けながら、もぎたてをほおばる時の“ささやかな幸せ”は、なにものにもかえがたいですねぇ…。
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