心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

床画にある物語

2021-07-03 | Music and abstraction
       
    あるブログで、わたしが職場の床の傷とシミの写真を載せた記事
    載せたら、面白いです~とブログでご紹介下さって。嬉しや~。
    恥ずかしがり屋?なのでコメント残せず失礼をしております
 
    そうなのお?と、調子に乗って、床シリーズ。
    とある銀座の古いビルの中にあるギャラリーの床たちです。
 
   
    
    キズをつけてしまったことを知りながら、通り過ぎる時間。
    あるいは本人も知らないその瞬間の感情の投影。
    多くの人の無意識下の軌跡が重なり合って描かれた世界。
 
 
    版画のようでもあり、切り取った1枚1枚の写真の中に、
    無限の物語を想像したりして楽しんでいます。
 
    ぼんやり眺めてみて頂けましたら幸いです。
 
 
    今夜こそ早寝をしようと思いつつ、また深夜。。
    これだから物忘れが多くなってくるのかもと、毎日反省しとります。
    おやすみなさい。
 
 
 
     
 
    
 
       
 
       
 
    
 
    
 
    
 
    
 
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点と線、わたしと時間

2021-07-02 | Music and abstraction
                  半紙に墨・アクリル絵の具他
 
 
 
   点はわたしだったり、誰かだったり。
   そして線は、時間。
 
   わたしと時間が重なって、滲んだりかすれたり、水たまりができたり。
 
 
 
   
 
 
 
   
   そこに生まれる出会いや別れ、発見や喪失、感激や涙。
   それらの瞬間を重ねて人生ができてるのかなぁ、なんて思いながら。
 
   
 
   梅雨入りしてからも大して降らずでしたが、昨日は、雨でした。
   
   雨と聞くと、いつも思い出す詩があります。
 
 
     ◆雨の日

      雨が すきか
      わたしはすきだ
      うたを うたおう
 
 
              八木重吉 貧しき信徒より
 
 
   そうだ、うたをうたおう。
   雨が降ると、そう思うのでありました。
 
 
 
   今日の1曲と♬
   Nick Cave - To Be By Your Side
 
   
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繊細でぶっ壊れそうな

2021-07-01 | Music and abstraction
     
 
 
     ぶっ壊れそうなカンパネラがあったっていいじゃない。
     私は繊細でぶっ壊れそうな芸術家が好き。
     少しくらい間違ったって構やしない、機械じゃあるまいしさ。
 
                         byフジコ・ヘミング
 
 
 

     裸にされて、骨の一本一本、血管の中にまで滲んでくる。
     それは侵食じゃなくて、淘汰のように。
 
 
 
     今日の1曲と♬
     フジコ・ヘミング ラ・カンパネラ(2015年)

    

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Jazzを聴いていた頃

2021-06-29 | Music and abstraction
              半紙に描いた作品の部分
 
 
 
   最近、小学生の頃住んでいた国立の映像が、ふと浮かぶのでして。
 
   当時住んでいたのは、昭和の平屋。庭には一応小さな池があって。
   隣町の医師の野上先生が、時々川釣りの帰りに立ち寄って、
   釣った魚の数匹は台所で調理されて、残りの数匹はその小さな池に放して。
   でも、数日で猫に食べられたりしていたかも。
 
 
   父の友人は変わり者が多くて。
   たぶん父も相当の変わり者だからだけど。
 
   確か東大の教授だった、名前はなんだっけな・・大抵夜遅くに、
   いつもカランコロンと下駄を鳴らしながら訪ねて来られて。
 
   その音が遠くから聞こえてくると、父が慌てて電気を消せ~と。
   なにせ、その先生はとにかくお喋り好きで、朝までなんてことになるわけで。
   色白で目も口も声も大きくて。(って、子どもの頃の印象だけど)
 
   教授は「電気消しましたね、起きてるでしょ?」と、玄関をノックし続けたと
   あとで聞いたような記憶が(笑)
 
   時々、野上先生とその先生と、父と母とで深夜まで語り合い
   大いに笑う大人の会話が、内容はわからないけど、羨ましかったなぁ。
   いつかその仲間に入りたいと思っていたものでした。
 
 
   そのころ、家ではよくJazzが流れていました。
   Sonny Rollinsとか、コルトレーンとか。
 
   もちろん歌謡曲全盛を共に生きてきましたが、歳を重ねてまただんだんと
   Jazzを聴きたくなってきたところです。
 
   Jazzの好きなところは、そこに流れる豊かな時間と信頼、なのかなと。
 
 

   ということで、今日はこの曲と♬

   Hannibal and the Sunrise Orchestra - Misty

   
  
 
   
   
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儚いものは

2021-06-26 | Music and abstraction
 
    
             儚いものが好き
 
             儚いものは冷静で
             調和を運んでくれるから
 
 
             儚いものの中にある
             しなやかさに憧れる
 
             儚いものの中にある
             潔さに惹かれる
 
             
 
             今日の1曲は♬
             Bill Evans - Like Someone in Love
 
 
   
   
 
   
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点点点・・を

2021-06-25 | Music and abstraction
 
 
    
    
    昨日は父の1回目のワクチン接種でした。
    市の体育館での集団接種、それにしてもスタッフが多過ぎな感・・
 
    接種後、昨日夜までに特に副反応もなく、夕飯も食べてくれてひと安心。
    実は案外、付き添いのわたしの方が緊張していたかも。
 
    実家帰着後、私はなぜかやる気モードで、納戸と押し入れの整理も始めちゃって。
    その後、それらのせい、ということにしたい事件が勃発。。
 
 
    昨夜のメニューは麻婆豆腐でした。
    見た目はそれなりに美味しそうにできましたが、食べてみると味が濃過ぎ。
    あ、もちろん味見はしましたが、一口だったので。。
 
    う~ん、確かに辛いね・・と言いながらも完食。
    でもって、お皿を洗っている時に、ふいに 
 
    あっ。
    お豆腐入れるの忘れた・・・
    麻婆豆腐なのに。だからあんなに辛かったのね・・
    しかも気づくの遅っ。
    がががが~ん。とほほほ。。
 
    あんびりーばぼーな出来事に、点点点・・な気分でしたとさ。
    
   
 
    というわけで。
 
    点点点‥を描くとなんだか落ち着く。
    どこまでも描いていたいと思うのでして。

    なんて呟くと、ん?大丈夫か?って思われるかもだけど、
    点点点‥は呼吸に似ているのだからに。

    呼吸を整えてまいりませう~
    それぞれに落ち着く「リズム」を探しつつ。


    今日の一曲と♬
    Ghostly Kisses - Where do lovers go?
     

   
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マグマを失わないように

2021-06-24 | Music and abstraction
 
   画仙紙に墨・アクリル絵の具で。部分をアップしています。
 
 
   閑話休題。
   辞書によると、侘び(わび)・寂び(さび)とは
 
   日本の美意識の1つ。貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識。
   閑寂な中に、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさをいう。
   
   ・・・と。
 
   四季折々の自然に目を向ける時間や心のゆとりがある時は、
   そんな心の在りように、豊かさを感じることもありますが。
   
   「貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」とやらは、
   現状にあっては豊かさではなく、人々の力、ひいては国の力を弱めるだけでは。
 
  
     必要なのは学歴ではなく 学問だよ。
     学歴は過去の栄光。
     学問は現在に生きている。
 
                「田中角栄100の言葉」 宝島社より
 
 
 
   ふむ。
   今からでも、学び、知ることは大事なことなのだと、つくづく思う今日この頃。
 
 
   心や暮らしを奪われないように。
   ひとりひとりがマグマを失わないように。
 
 
 
   そんな思いの今日の1枚と、今日の一曲と♬
   Earth Wind & Fire - Boogie Wonderland
 
 
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永遠と一日

2021-06-23 | Music and abstraction
 
          
   「永遠の別れ」なんてないんだよ、って。
 
   風の便りで、2年前、わたしの母が亡くなったことを知った友人から、
   5年ぶりくらいに、ふいにそんなメールが届いて。
   
    
   たとえば遠く離れても、一度出逢った事実は、
   それぞれの中でさらに成長し、笑って、泣いて、許して続いていく・・
 
 
   生きている間の出会いや別れ、いいことも悪いことも、どれも真実。
   真実を受け入れるしなやかな心さえあれば、何があっても生きていけるさ~。
 
    
 
   今日の1曲は♬
   baobab+haruka nakamura - 永遠と一日
    
    
   
    
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心の置き場所

2021-06-22 | Music and abstraction
 
 
    ふと、ねぇ、って呼ばれる時があって。
 
    随分前の写真。職場の床の傷跡とシミの跡です。
    どこを切り取るかによって印象も変わりますが、
    ここがわたしにとって心地よい構図でした。
 
 
    雨が跳ねるようだったり。
    伸びる芽(キノコ?)に降り注ぐ雨だったり、光だったり。
    責めるようだったり、慰めるようだったり。
 
    同じ場所で、同じ時間を過ごしても
    同じものを見たり、聞いたりしても
    感じる世界は人それぞれ。
 
    残りの人生、なるべくなるべく、
    自然体で素直でやさしくて明るい方へと
    心の置き場所を持っていきたいなぁと、しみじみしみじみ。
 
 
 
    たまたま出会ったこのシミ跡から、ふとこの曲を思い出しました♬
    Bon Iver - I Can’t Make You Love Me
    
   
 
 
    
 
   
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キラリッと、できる場所が

2021-06-19 | Music and abstraction
 
 
     過去作品ですが。半紙作品の部分。
     書きたてほやほやのところ。
 
     茶色は今までほとんど使っていなかったけど、グレーを入れたら
     茶色に、「わたしなんて、どう?」って、呼ばれて。
 
     茶色はどちらかというと地味な色で、主人公より脇役のイメージでしたが
     モノトーンの中に入ると、その存在感がアップするような。
 
     そう、人もきっと。
     
     自分がキラリとできる場所が、きっとあるからに。
     
     それぞれに、なかなか変えられない環境や人間関係の中にいるとしても
     それを理由にしている間に、あっという間に時間は過ぎていくからに。
 
     そうしみじみ感じる今日この頃。
     いやいやまだまだ、って踏ん張りますよ~  
 
     楽しい!は、待っててもやってこないから、自分の足で歩いていこうなのら~
 
    
     今日の1曲と♬
     Celeste - I can see the change
 
    
     
 
 
 
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