心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

手と手

2013-11-25 | 


久々の我が家の猫さま。
2匹とも甲状腺機能亢進症の持病があるものの、いつも通り元気に暮らしています。

昨日は小春日和だったので、みーにゃは自宅駐車場を散歩中。
カサカサっていう葉の音に耳をそばだてて、ちょっと緊張の面持ち。

このあと、子供の声がしたら一目散に階段を駆け上り、自宅扉の前で正座しとりました 


えっと。このところ色々ありまして。
本当なら父は昨日入院して、今日脳外科の手術の予定をキャンセル。

先週21日木曜日、午前中は母も一緒に書道教室がありまして。
母は体調悪そうながらも、お一人づづ添削をしていて。

午後の部は別々の教室なので、車で送ろうとしたらどうも尋常ではない様子。
午後はお休みにしたら?と聞くと、うわ言のように「大丈夫、行く・・と」

いやいや無理無理と自宅に送り、かかりつけ医が休日だったのと、
熱が9度4分、どこかどうなのかも言えない状態だったので、救急病院へ。

検査の結果・・緊急手術となり。
長い間盲腸が破裂したままでお腹に膿が溜まり癒着、腸の一部が剥がれて壊死、
腹膜炎を起こしていたそうで。
あと少し遅かったら、死ぬこともあったと聞いて声も出ず。。

医師には相当痛かったはずだけど、と聞かれたけど、お腹が痛いとは聞いていなく。
どうしてそんなになるまで我慢できたのか、したのか、側にいながら悔しく情けなくでして。。

手術は無事終えてひと安心とはいえ、しばらく入院と相成り、
年を重ねてきた父と母、だんだん人ごとではなくなってきたなぁと。

正直言うと、心のどこかで「親はいつまでも元気であれ」という思いからか、
ちょっとづつできないことが増えてきた父と母を素直に受け入れられなくて
優しくできない日もあったけれど、今回の突然の出来事で
なんていうか、少し肩の力が抜けたような気がしています 


そんなわけで、久々に今日の1曲は、かりゆし58の「手と手」




昨日昼間はぽかぽか陽気。
ぷくぷくは久々にベランダで日向ぼっこちゅ~。




向寒の折、皆さまどうぞお元気にお過ごしくださいませ~。

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午年の年賀状教室

2013-11-24 | 年賀状・お正月
                         左:山本先生 右:Uさん


いやぁ・・ここのところ色々な出来事がありまして、
ブログの更新や訪問もなかなかできずでござりまして

昨日は麗川会主催の年賀状教室が、横浜で午前午後とあり、
皆さまに楽しかった~と言って頂けて、ほっ

皆さま、ん~簡単♪と思って頂けたのか、2時間の間に個性溢れる年賀状が、
たくさん完成しました。



途中、私が参考に書いた「馬」の文字が、木簡風に勢いよく書いたせいか
横画が1本多くなっていたのに気づかずにいたら、参加者の方も3本に

「ん?ここ2本じゃないですか?」ってお伝えしようと思ったら、
あれっ・・私の見本が でへへ・・・
すぐさま白状してお詫びを。 え~3本のもあるのかと思ったわって

そんなこんなで賑やかに、楽しいひと時でした。



こちらの方の馬も素敵です。
右のはパルプ紙のようなはがきで、滲みが強かったので鼻は金色にしては?と。
青い紙のは青年馬で、右のは可愛らしい牝馬ね、と笑顔で



午前の部にご参加下さった皆さま~。笑顔がとびきりでしょ 
撮影する時の私の掛け声がいつも「あは~ん」「うふ~ん」なもので



こちらの午後の部の笑顔も、ついこちらも笑顔に
今回初参加の方が、簡単で楽しくてどんどん描けちゃいます!と言って下さり、
私ももっともっと描きたくなりました。



そうそう、先週町田であった年賀状教室の作品も一部ですが↓


今年は30日(土)午後2時~4時、横浜板東橋の教室が最後です。
簡単なら~と思って頂けたら、ご参加をお待ちいたしております。
お問合せは、麗川先生のブログ忘己利他か、a1019★mail.goo.ne.jp(★を@に)までお気軽に

昨日は午後の部まで時間があったので、新杉田の駅そばのイタリアンのお店で麗川先生とランチを
見て美しく、食べて美味しく、ぴーちくぱーちく話も弾んで、しあわせ~なひと時でした。




ご参加下さった皆さま、麗川先生、ありがとうございました

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書TEN レポートその3

2013-11-19 | 書TEN
                 岡村雞守齋氏 「左右逢源」部分アップ


えっと、ちいと細かい用事が多くて更新が遅くなりましたが、
先週までの書TENの作品をいくつかご紹介します 

まずは新潟の岡村雞守齋氏の作品から。
全体はこちら↓ 



「男気」という文言から、濃墨、剛毛で、と思い描いてしまいがちですが
淡墨でおおらかなこの「男気」、岡村氏のお人柄を感じます。

本当の男気というのは、こういうものでないのかしらん、なぞと惚れ惚れ

最初の画像↑の「左右逢源」の意味は、右からきても左から来ても元々は同じ、
というような意味だそうです。

右の作品のアップ↓ 絡まった心をほどいてくれるような世界を感じます 



そして越智麗川氏の作品。
テーマに選ばれる文言は、生きていくことへの強い思いや世相を表現されることも多く、
心にずしりと響いてくるのでして


「脱」


「人間失格より」


「昨非今是」(さくひこんぜ) 昨日は非と思ったことが今日は是と思うこと。


こちらは伊地知星夏氏
強さの中にあるたおやかさみたいなものに、やはり書は人なりなんだなぁと思うのでして。


「生々流転」


「一木一艸」


「黒田杏子の句」


木原光威氏


「橋村満の詩『断章』より」

下方部分アップ↓



「宮沢賢治の詩より」


中谷翆泉氏。


「古」


「礎」


「半瓦当文」


多田翆香氏。


「変」



桃太郎氏。


「よっぱらい(画讃着彩)」


「とり(着彩)」



「書 TEN」は今年で4回目、私なぞ最後尾からえっちらおっちらと着いていくばかりですが、
力の違い、色の違いを悩まず迷わず、自分らしさを探していけばいいのかなと
今回のテーマ「変わる」を実感できた展覧会でした。


そうそう、そして今回も私の楽しみのひとつ、ワークショップをやらせて頂きまして
テーマは年賀状。皆さまの笑顔をたくさん頂いて、楽しや嬉しやのひと時でした。
ご参加下さった皆さま~ありがとうございました 




ということで、書展レポートはここまで。懇親会での美味しいものレポートは次回また 

それから、桃太郎さんも出品されている六人六様展が、20日まで有楽町マリオンで開催中です。
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書TEN レポートその2

2013-11-17 | 書TEN
                        「馬耳東風 Ⅱ」 by 沙於里


高知から帰って来てから、母が体調崩したりなんだか落ちつかなくて
書TENのレポートが遅くなりましたが、作品をご紹介していきたいと思います

まずは私めの、今回はしばらく封印していたというと大げさですが
10数年振りの抽象を3点出品しまして。

タイトルは「馬耳東風」の「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」。
来年は午年、なので馬にちなんだもので何かないかなぁと、
本をめくっていて「馬耳東風」にビビビときまして 

その意味は、馬の耳に東風が吹いても感じないという意から、
人の意見や批評などを心にとめないで、聞き流すこと、とな。

まぁ、どちらかというといい意味じゃないのかもしれないけれど、
ものは考えようでして

今回の展覧会はのテーマが「変わる」だっということもあり、
私自身、またひとつ脱皮できたらと。

甲骨文の馬の字にインスパイアされて、けれど文字としてではなく、
線や造形、空間でもって表現したいと思ったのでして。

はてさて、何かを感じて頂ければ嬉しいです。



↓部分アップ






昨日は午後から年賀状教室、馬の絵をたくさん描いて馬づくし。
その足で有楽町朝日ホールで開催中の、六人六様展に邪魔してきました。

久々の有楽町、いつもは銀座から歩くところ有楽町で降りたら
田舎者ゆえ迷ってしまって閉場ギリギリの到着 

書TENでご一緒させて頂いている桃太郎さんも出品されていて、
まさに六人六様の見ごたえのある展覧会場には、たくさんのお客さまが。



蔵元訓征氏にも作品制作の楽しいお話も伺えて~そのお話はまた後日。

待ち合わせをしていた友人の塩川素子さんと、
桃太郎さんご一家12名の宴のお仲間に入れて頂いて、ぴーちくぱーちく。
ものづくりのこと、それぞれに目指すところ・・と話は尽きず

展覧会のご案内はこちら↓クリックで拡大



次回は、書TENメンバーの方々の作品を一気にご紹介しま~す。



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坂本龍馬のことば

2013-11-14 | 書TEN
                                                      
高知での書TEN 2013は、昨日最終日でした。
と言っても、私は日曜日に帰ってきてしまったので、高知の諸先輩の皆さまに
搬出までお世話になり、申し訳ない気持ちで背中がムズムズ。。。
ありがとうございます 


さて、順次作品をご紹介していきたいと思いますので、しばしおつきあいくださいませ。

今日は、坂本龍馬のことばの中から、自分の心に響いたものを選んで
それぞれの思いで書いた作品を、巻物にしたものをば。


まずは、私の大好きな 越智麗川氏の作品から。



「世の人は我を何とも言わば言え わが成す事は我のみぞ知る」




木原光威氏「この世に生まれたからには己の命を使い切らんといかん」




谷合双辰氏「夢は人間の進歩に通ずる窓なのだ」




岡村雞守齋氏
「金よりも大事なものに評判というものがある。世間では大仕事をなすのに
これほど大事なものはない。金なんぞは評判のあるところへ自然と集まってくる。」




中谷翆泉氏 「海よ深き君が美心(まごごろ)」




内山武岳氏
「人間というものは いかなる場面でも 好きな道 得手の道を 捨てては ならんものじゃ」




桃太郎氏 龍馬の手紙文より




多田翆香氏「辛うても負けたらいかんぜよ」



そして・・お恥ずかしや~の私のは、「道は百も千も萬もある」




今年で4回目となる書TEN、だんだんメンバーの皆さまとも気心が知れてきて、
それぞれが選ばれたことばは、その方らしいなぁなどと思うことも
またいと楽し、なのでして

この試みは今回初めてでしたが、より個性を感じられる作品になったのでは、
と思います。 こういうの、楽しいです 

次回は、会場の作品を何点かご紹介していきま~す。


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高知 書TEN 2013-変わる- レポートその1

2013-11-11 | 書展・展覧会情報

 

13日まで開催中の書TENのレポートを順次アップしていきます。

土曜日朝一の飛行機で高知に向かい、高知空港からは空港バスで30分位、
高知放送2階にある会場には10時半頃到着。
お~すごいおっきな看板  

早速2階エレベーターを降りると、見事なお花がずら~り。



会場内のお花もどれもモダンで素敵でした。



高知新聞で谷合双辰氏の作品とともに、書TENのご案内が。





まずは入口を入ると机の上にずらっと並ぶこの作品。
ご当地の坂本龍馬のことばを、それぞれが選んで十人十様に書いた小品を、
ひとつの作品としてまとめたものです。




龍馬のことばも含めて、1枚づづの作品を順次アップしていきたいと思います


今回は1泊2日と短い滞在でしたが、美味しいお料理が並ぶ懇親会や
ワークショップもあったり、充実した楽しいひと時でした。

帰りは羽田上空の風が強いとのことで15分遅れて搭乗、
でもって羽田上空に到着すると、
「着陸の順番待ちのためしばらく旋回をします。到着時間は未定です。」
のアナウンスが。

しかも、ものすごいアップダウンの揺れの中、40分位。。
心配ないですよ~のアナウンスは流れていても、手に汗握る時間でした。

無事空港に着いたのは8時半過ぎ。
中谷氏、越智氏と3人で軽く食事をして帰宅は深夜0時過ぎ。
その後、猫さま、ベランダの植物たちにご奉仕してから寝ましたとさ。

しばらく作品をご紹介していきますので、おつきあいくださいませ~ 

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午年の年賀状教室

2013-11-08 | 年賀状・お正月
                           甲骨文字の「馬」


11月に入り年賀状の販売も始まりましたねぇ。
今年も残り53日! 早いですのぉ。


そんなわけで、年賀状教室のご案内です。


①11月16日(土) 13:00~15:00  町田市せりがや会館 (小田急線・横浜線町田駅徒歩15分)


②11月23日(土)午前10~12時  男女共同参画センター横浜南(フォーラム南大田)
               京浜急行 南太田下車 徒歩3分

③11月23日(土)午後3~5時(満席 募集なし)   磯子区民文化センター杉田劇場会議室

                
④11月30日(土)午後2~4時   神奈川県地域労働文化会館2階会議室
               横浜市営地下鉄 坂東橋下車 1A出口より徒歩3分

杉田の教室は、すでに満席ですが、町田、南太田、阪東橋の教室は、まだ少しお席に余裕があります。



参加ご希望の方は、↓のコメント欄か左バーの「メッセージを送る」からか、
a1019★mail.goo.ne.jpまで、お気軽にご連絡ください。

メールをくださる際は、★を@に換えてください。

横浜教室の詳細は越智先生のブログ⇒忘己利他 


さて、そして今日開幕の、書TENのご案内をば。

今年は高知での開催、私は搬入には伺えなかったのですが、昨夜越智先生から
無事展示終了のメールを頂きました。

私は、明日朝一の飛行機で高知に向かいます。
昨夜ほとんど眠れなかったので今日は頭ぼよよ~ん・・ですが、
諸先輩の作品を拝見できるのを、すごく楽しみにしています

10日の10:30~と13:00~年賀状のワークショップも開催しますので、
お近くにお住まいの方、お出かけの方、当日参加OKですので、ぜひお立ち寄り下さいませ 








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「書TEN 2013 ─変わる」 のご案内

2013-11-02 | 書展・展覧会情報



拙ブログでご縁を頂いて、畏れ多くもお仲間に加えて頂いた
10人のメンバーによる書TEN、4回目となる今年は高知市での開催です。

昨年は、50枚の「歩」の文字を出品、毎回数で勝負?してきたのですが、
今年は搬入に行けないのでご迷惑をおかけしては・・と
全紙サイズを1点、45×90の作品を2点出品します。

テーマが「変わる」なので、今回は久々に抽象作品3点。
思い残すところだらけですが、あとは当日ご対面するばかりとなりました。

その他に、メンバーそれぞれが選らんだ坂本龍馬のことばを、1つにまとめた作品も。
自分のはさておき、皆さまの作品を拝見するのが楽しみです。

 会期:11月8日(金)~11月13日(水) 10:00~17:00 最終日は15:00まで
 会場:高新画廊2階 高知放送南館2階 電話:088-825-4338

11月10日(日)には、10:30~11:30と13:00~14:00の2回、年賀状のワークショップを開催します。
来年の干支の馬の絵や、お正月らしい絵、馬の文字を使って個性的な年賀状を~と思っています。

お近くにいらっしゃる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ 
私は9日午後からと、10日はワークショップ担当なので、会場にいる予定です。



メンバーは
高知市内在住の谷合双辰氏、伊地知星夏氏、内山武岳氏、岡村雞守齋氏、越智麗川氏、
木原光威氏、多田翠香氏、中谷翠泉氏、桃太郎氏、そして私、の10人です。


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11月の展覧会情報

2013-11-02 | 書展・展覧会情報


秋は展覧会も目白押し。
ご案内を頂いている3つの展覧会をご紹介します。


 篠田桃紅作品展-百年を綴る-

 会 期:2013年10月30日(水)~11月5日(火)

 会場:銀座三 越 8階ギャラリー   (最終日は午後4時閉場)
     TEL:03-3562-1111(大代表)

◇作家来場 /11月2日(土) 本日15時半~  
 (作家都合によりキャンセルする場合もあるそうです)

今年で100歳を迎えられて尚、既成の書にとらわれない独自の墨による抽象表現で、
国際的に活躍する美術家、篠田桃紅氏。

岐阜県美術館やアメリカ、イギリス、シン ガポールなど世界各地で回顧展が開催されているそう。
今回は新作を含む原画や 書、版画まで40余点、桃紅芸術の真髄に迫るとのこと。


そして既に開催中の奎星展。
今はすっかり幽霊会員ではありますが、自分の原点でもあるのでして 



蘭秀会の久保田麻裕さんも出品されていますし、彦根から大先輩の
上木淳吉さんがいらはるとのことなので、桃太郎さんも一緒に作品鑑賞→一杯

そして奎星会つながりの桃太郎さん、蔵元訓征氏(リンクしたらずずいと下まで~)、
前田次郎氏と計6名の方の「六人六様展」が、11月15日~20日まで、有楽町朝日ホールで。




展覧会巡りの合間に、まだまだ書TENのワークショップの準備もあるし、ガンバリマス。
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