心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

「願」

2011-12-31 | つれづれ

              「願」  作品:大判はがきサイズ

 

 

いよいよ今年もカウントダウン。

私はというと、大晦日だというのにバケツを引っさげ洗車に行ったり

片付けもまだまだ続く・・って感じではありますが、時間は容赦なく 

 

今年は、皆さまにとって、どんな一年でしたでせうか 

 

色々と先行き不安な世の中ではありますが、

生きている間には、いろんなことがあって、いろんな出会いもあって。

 

後ろを見てばかりだと苦しいってわかっていても

人が言うほど簡単に、前を向けない日もあるでせう。

 

そんな時に、背中を押してくれるのが大晦日、そして元旦なのかな 

 

普段当たり前に過ぎていく、今日から明日への一瞬を、

一月一日という新しいスタートに向けて、心静かに向かえられたら 

 

そんな思いを込めて、今年の最後を締めくくるのは「願」。

 

皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ 

来年は、光りが見える年になりますように。

 

そして、今年も拙いブログにおつきあい下さりありがとうございました。

来年もまた、どうぞよろしく 

 

 

今年最後の1曲は、MONKEY MAJIKの  夢の世界

 

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「跡」

2011-12-30 | つれづれ

              「跡」 パネル(はがきサイズ)

 

さて。

今日は師走の三十日。今年も残り僅かとなりましたね。

 

今年は、自分なりに「生きる」について、考えることも多い日々でした。

 

そして。

 

たまたま私には、書が身近にあり、

その書を通して、何か行動を起こせないかと。

来年は、私にとっても変化の年にしたいなぁと思っとります 

 

年の瀬に、それぞれの一年を振り返るきっかけになれば・・と

今日はこの「跡」をお届けします。

 

 

寒くなってきたので、ご自愛くださいね 

 

今日の1曲は Calm の  Sunday Sun - (Flutemental)

 

明日1231日、横浜レンガ倉庫2号館3Fのカフェchano-ma横浜で

カウントダウンパーティがあるようですよ~。

う・・行きたいなぁ。

 

詳細は→ここをクリック 

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「過ぎる」ことで

2011-12-29 | つれづれ

                   「過」 A4パネル(半紙1/2

 

 

今年は、東日本大震災という、とてつもないことが起きて以来、

心の中の時間は止まったような毎日だったのに、

現実の時は、ちくたくちくたくと過ぎていくわけで。

 

過ぎる「時」は無常だけど

「過ぎる」ことで、明日へ向かえる日も来ると信じて

今日という日も、しっかりと生きていたいものよのぉ 

 

さて、残り2日となった年の瀬。

 

できなかったこと、やり残したことだらけだけど。

昔は無理をしてでも大掃除もしたものだけど、

だんだん、ま、いっかってなってきたのは、年のせいかな 

 

急に聞きたくなったStevie Wonder

今日の1曲は  All I Do  So good !

You tube、そのうち消されそうな気もするけど 

 

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年末はもう怠けモードで

2011-12-28 | つれづれ

                        A3パネル(半紙)

 

 

先日の書TENの作品のひとつ・・「怠」

 

今日でようやく仕事納め。

軽く忘年会も3つ目を終え、今年もあと3日・・のうちに年賀状と大掃除。

 

う~ん・・今年は、年賀状元旦到着は絶望的でありんす。

明日は1日、年賀状書きに集中するでござる。

今年はとりあえず170枚・・ふぁいと~ 

 

大掃除はもう、散らかっていても年は明けるってことで諦めて適当に 

 

ってことで、今日の「怠」

 

 

皆さまも、大掃除やらおきばりやす~ 

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横顔

2011-12-27 | 

                     ぷくぷく(♀)

 

 

どこかおっちょこちょいで、臆病なところのあるぷくぷくだけど

時にはこんな精悍な横顔を見せてくれる。

 

空の彼方をじっと見つめる目は、いといとおしや。

何を見ているのか聞いているのかと、彼方を見るも特に何もなく。

 

  

その真剣な横顔が、なんだか羨ましくて。

 

 

その頃みーにゃ様は、窓際のお天道様の差し込む棚の上で、

やっぱり外を眺めていて。

 

 

 

誰をも意識していない横顔は、美しいなぁ・・・

 

はて、私の横顔は、どんななんだろう・・ってふと 

 

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「許す」は何色?

2011-12-26 | 書TEN

 

先日の書TEN(←ずずいと下までどうぞ~)会場で、

私の作品の前に高校生が立ち止まって何やらヒソヒソと。

 

うふふ~ と近づいてみると、「許」の作品について

「この人、なかなかセンスいいよ」って 

 

おほっ 

「あのぉ・・これ、私が書きました」

「え~。これ、かわいいですね  」

 

「ありがとうございます。実はこの「許」は、最後まで悩んだんです。」

 

許すって何色なんだろう・・

黄色でもない、ブルーでもない、うう・・ん。白かなって思ったんだけど

何かもうひと味足りない・・で、この花を添えてみました 

 

 

 

 

「許す・・の色?」

「そう。何色だと思いますか?」

 

彼女たちは顔を見合わせて、困ってしまったようで

 

「書は、白と黒の世界なんだけど、唯一色を許されるとしたら、表具なんです。

色や素材といった演出に助けられて、作品はまた別の表情になるんです。

人もね、誰かに支えられたり支えたり、褒められたりして存在してるようにね。」

 

「はぁ・・・」

「でね、許すって・・って考えてたら、ごんべんの口は、笑っているようにして・・

この花を描いてみようって思ったの。」

 

突然話し始めた見知らぬ人に、戸惑っていたようだけど                                     まだまだ話は続き・・最後まで話を聞いてくれてありがとうでした 

 

実は、これだけ違和感があるって感想を頂いたり、私も展示の際、居場所に悩んだけど                          「許す」ってことの難しさを、象徴しているのかな・・と、私なりの感想です

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希望の燃料

2011-12-25 | 季節もの

                (はがき)

 

 

 希望は探すものではなくて

 困難を乗り越えようとすることが

 希望なのでは。

 

 

 

大掃除の中、見つけた走り書き。

たぶんテレビで誰かが言ってたことば。

 

日常をまぁ何とか暮らせる私でさえ

その希望という力を失いそうになることもあるのに。

 

そんな時、特別な風じゃなくて

さりげなく声をかけてくれたり

ひと言を添えたはがきを送ってくれたりするだけで

また頑張ろうって思えたりするわけで

 

そう、たぶん、希望の燃料は、人のぬくもり。

 

クリスチャンではないけれど Merry Christmas !

そう唱えるだけで、なんだかあったかい気持ちになる気がする 

 

今日の1曲は大好きなBryan Adams が歌う Christmas time

ううう・  なんだか涙なみだ・・

 

メリークリスマス! 

  

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書 TEN レポート最終回

2011-12-24 | 書TEN

                「古代中国人の生活」 by 桃太郎氏

 

 

早くも今日はMerry X’mas ! 

 

書TEN終了後、気が緩んで一気にだるおも~な体調に、更新遅れておりまして。

お~い大丈夫か~って、さっきお電話まで・・ありがとうござります 

ちょっとだけ気力出たので、遅ればせながら先日の書TENのご報告の続きをば。

 

最初の画像は、桃太郎氏の作品アップ。全体はこれ↓左。

古代文字の楽しい表情に、高校生達もしばし作品の前で立ち止まっていました。

でも、これ書くの、意外とむずかしそう。。

 

 

 右のは「おかげさま」。

ふと、斉藤けさ江さんの書 を思い出しました。

 

桃太郎氏は、上田桑鳩の最後の弟子でいらっしゃる。

私とは同じ会に所属する先輩でもあり、いつも叱咤激励を頂いておりまする。

抽象作品も数多く制作、このハート作品もここ数年テーマにされているようで。

 

 

 

下は「精一杯」と「アメイジング・グレイスより」

 

そして内山武岳氏の2作品。

「大丈夫心配するな何とかなる」

「世の中は起きて稼いで寝て食って後は死ぬを待つばかり」(一休禅師のことば)

 

 

 

朴とした温かいお人柄そのままの作品に、和みました。

 

そして、新進気鋭の若手作家としてご活躍の木原光威氏2作品。

 

 

「手のぬくみ」

「宮沢賢治の詩より」

 

そして先日もご紹介した大作の連作「谷川俊太郎の詩─生きる─」

 

詩はこちら→谷川俊太郎「生きる」

 

 

 

淡墨のにじみやかすれには、情味、悼み、安らぎを感じるなり。

そして木原氏の作品にある「揺らぎ」には、遊び心と言うよりも

生きる強さのようなものを感じたなり。

 

 

仮名作品の谷合双辰氏。

 

 

 

 

 伊地知星夏氏は、今年も表装も素敵。

「雪やこんこん・・」と右は「陸奥は健気なるくに・・」

 

 多田翠香氏も、おっとりされたお人柄を彷彿させる「逢」と「故郷」

 

 

 

今回は作品が多く、動画も撮影したのでyou tubeにアップしようと思い

さっきからやってるんですけどね・・どうもうまくいかず・・

ま、気長にお待ちくださいまし 

 

今回のテーマ「生きる」には、自分なりに思いも強かったのですが、

まだまだ途上。ご教示頂ければ幸いです。

 

ちなみに昨年の動画はこちら→2010 TEN  みてね~

 

 

 

ということで、なんとかご報告もできて・・今日はクリスマス・イブ 

 

気分だけでもってことで、あえて懐かしいこの曲をは。 

昭和な感じ~

 

Bing Crosby の  WHITE CHRISTMAS -

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「書は人なり」に思いを馳せて

2011-12-21 | 書TEN

                  「命」Ⅰ~Ⅴ 越智麗川氏

 

 

ここんとこ、更新もまばらだったので、ご心配を頂いたり・・

ども・・ありがとうございます 

 

新潟での書TENのご報告をと思いながら、

お休みしてた分仕事も溜まってたり、急に自宅の水周りの定期清掃が入るってことで

すんごいことになってる部屋のとりあえずの大掃除に追われてたりしまして  

まずは、皆さまの作品の一部からご案内させて頂きます。

 

入口は入ってすぐ、目に飛び込んでくるのは越智麗川氏の五つの「命」。

それぞれの「命」への強い思いを感じ。

 

 

 

そしてその奥の2×83枚の大作は『生きる欲望─村山槐多の詩「病める時」』。

会場はあまり明るくなくて、というか・・腕が悪くて画像がはっきりしませんが 

           

 作品アップは→こちらから

越智氏のもう1点、先日説ブログでもご紹介した イワノ硝子さんの 加工による作品。 

 

 

 


岡村雞守齋氏の「旅道連世情」(旅は道連れ世は情け)と「是非」。

 

  

今年も迫力のある、そして生身の吐く息を感じるような大胆な作品。

文言の選び方も、岡村氏らしいなぁ・・と 

 

岡村雞守齋氏「朝日」

 

作品は、書き手の思いと見る側の思いが、必ずしも一致はしないし

ご本人といくらかでもお話ができたりすると、そのお人柄や思想やらも背景に

また違った作品鑑賞もできるわけで 

 

越智氏、岡村氏ともお話を重ねるごとに、より個性を感じることとなり。

 

はたまたご本人との会話がなくても、作品からその人への思いを馳せることもまた、

作品鑑賞の楽しみのひとつでもあり 

 

書は人なり。

そんな思いから、見たときにどんな印象を持たれたか、

ちょっとづつ作品ご紹介の折にでも、ご感想などお聞かせ頂けたらうれしいです 

 

ということで、今日はここまで 

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2011 書 TEN 無事閉幕

2011-12-18 | 書TEN

          

 

昨日まで、新潟で開催されていた「2011 TEN ─生きる─」が

無事閉幕しました。

 

金曜日の昼間は吹雪だったようですが、最終日は天気予報に反して、

朝ほんの一瞬降った雪もその後止んで、一日快晴でした

 

今回は、311日の東日本大震災や、新潟や九州、またタイでも大水害といった

異常な出来事が脳裏に共通してあって、全員一致でこのテーマに。 

 

 書に情熱を懸ける10人のメンバーが、それぞれに自分にしか書けない

 真の「生きている書」を探求しながら、発表したものである。

                                        (目録ごあいさつ 岡村雞守斎 より)

 

 

メンバーは、書壇でご活躍の方々ばかり、そんな中で、私は拙い書ではありますが

私なりの「生きる」を表現できたかなと思っています 

 

11つの文字を見て下さった方からは、いろんなお言葉を頂きました。

 

たとえば「悩」。

「実は、悩んでいるのを楽しんでいるような「悩」ですね。今の年齢、その時々で悩みも

思いも色々。今だから書ける、今しか書けないものを残して下さいね。」

 

たとえば「吐」。

「吐き出すというより、ほっ・・って感じの「吐」に肩の力が抜けました。」 

 

たとえば「貫」。

「線は強いんだけど、力んだ貫きじゃなくて、貝の部分がお気楽な様子が

マイペースな貫くって感じがして、なんだか・・そっか・・って思いました。」

 

 

「楽ってこんな書き方もあるんですね。ほんと楽しそう!」

 

生まれたばかりのお孫さんが、凛ちゃんってお名前だとおっしゃる方から

「こんな風に明るくて元気のいい「凛」になって欲しいわ」と言って頂けたり。

 

作品を通して、コミュニケーションができることは、何よりもうれしいこと。

私にとっての「書」、書との関わり方を、またひとつ確認できた経験となりました

 

 

午後3時半から、1時間程であっという間に搬出作業完了。

がらんとした広い会場を眺めながら、もっともっと会場にいて、

たくさんの方のお話を聞けたらよかったなぁ・・と。

 

 

 

夕方4時過ぎに会場を後に、駅前で軽くお疲れさま会をして帰京しました。

 

 

 

今日は、すんごいことになっている部屋の片付けをぼちぼちと。

だってもう今年も残すところ2週間を切りましたね・・

まだまだある作品、皆さまの作品のご紹介はまたちょっとづつ。

なにせ写真がたくさんで、まだ整理できてませんで・・

 

 

 

 

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