何も考えずに線を書いてみる。
結果(過去)をかっこつけずに、今(現在進行形)の心境をそのまんまに残せたら
それはどんな占いよりも見えてくるものがあるような。
線にはその人、その時の心の内なるものが現れる。 特に筆で書いた線は、感情がそのまま透けて見えることがあって。 ここで迷ったな、ここは焦ったな、ここは気持ちがそぞろだな、とか。
書は人なり、とよく聞くけれど、古典、特に木簡は多くが生活の書、 普段のまま等身大の書だから、眺めていると楽しい。 この人は豪快な人だったのかも、この人は真面目、この人は会ってみたいな、とか。
現代は手紙もメールになり、書類はパソコンの活字に。 すると、その人の体温や気持ちを感じることもなくなり、無関心になっていくような。
線を書くこと、手書きで文字を書くことは、ある意味、自分をさらけ出すこと、 そして相手のそれも許容するきっかけになるような気がしています。
はて、今日のこの1枚からはどんなわたしが見えてくるのかいな。
今日の1曲と ♪