心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

音を見る

2016-09-30 | 前衛・抽象

大学の卒論は、「料理用語における日本語と英語の言語学」
というようなタイトルだったような。

大学は外国語学科英語専攻でした。すっかり英語忘れちゃったけど。
英文科ではなく、言語学としての英語。

たとえば・・・と言いつつほぼ忘れてるけど

英語のgrill=焼くは、たいていは料理用語としての「焼く」に使われるけど
The scorching sun grilled us. (灼熱の太陽で体がこげるほど-by Weblio辞典)
っていう感じに、料理用語以外のカテゴリーに使われることもあり。

日本語も、魚を焼く、の「焼く」は、やきもちを焼く、世話を焼くなど
料理以外の場面でも使われるというような。

その例を探しつつ、背景にある文化の違いを検証するという内容でした。
参考に~こんなの見つけました⇒料理用語

ところで、今日のテーマは「音を見る」。
音は聞く━で、見るものではないけれど。

作品から見える音を、探して頂けたら嬉しいです。


内緒だけど?今日の1枚は、この動画を聞きながら描きました~。












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このひと時

2016-09-29 | 母・父

今日は午前中の教室のあと、実家の父の顔を見てから母のところへ。

今日は元気そう。
着いて私の顔を見るとすぐに手を振ってくれて。

二十人展の図録を持って行き。
最初に開いた頁は星 弘道氏。

しばらく眺めてから、佛法僧と書かれた「佛」の最後の縦の線を
「このシャープな線、いいわね。見ているとすっと背筋が伸びる感じね。」



その後も母は、しばらくこの作品を真剣なまなざしで眺めていました。

私と母の間に、書があってよかったなぁって思うひと時 
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空間に出会う

2016-09-29 | 前衛・抽象



 辞書によると、空間とは「物体が存在しないあいている場所」とある。

 けれど空間に「モノ」は見えなくても、「間(ま)」は存在している。

 「間」は空間だけではなく、ことばや人間関係にもあって。

 そのちょうどいい「間」を探す作業が、私は好き


 今日のBGMは~久々登場。しびれる~
 Joe Cocker - Many Rivers To Cross

 















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「極」へと

2016-09-28 | 前衛・抽象
                      

宇宙ということばがお好きだった。
常に宇宙的な世界観を目指しておられた。

「極」-極める-という言葉を、ご自分の人生の集大成として選ばれ
その生き様をさらけ出し、私たちには永遠にたどり着けない
「極」の境地へと旅立たれてしまわれた。


今日は師のお通夜でした。
稲村雲洞先生 9月23日ご逝去。享年91歳。

共に学び、共に叱られ、共に宇宙を追い求めてきた
同世代の仲間たちと再会に話は尽きず。

師が呼び寄せてくれたご縁を、これからまた育んでいけたらと思っています。


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情熱に出会う

2016-09-28 | 前衛・抽象


  情熱はどこから来るのか。

  
たとえば、
満たされない思いから、だ。

  満たされないことを嘆いているより
  満たされないことを力に変えられる
  そんな自分でありたいって思う。


  今日のBGMは Keziah Jones - Where's Life
  
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雨に出会う

2016-09-26 | 前衛・抽象
                 
出会えた運命。

違う師に出会っていたら、こんな世界が自分にあるなんて
気づかないままだったかもしれない。

書も絵も、具象より抽象に魅かれます。

書から辿り着いたもうひとつの自分。
出会えてよかった 


この作品のBGMはこの曲をば。
Tom Waits - I'm Still Here




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「極」

2016-09-25 | 書の話

今日は予定通り、旧知の門下生7名で師のお宅に伺いました。
亡くなるほんの数週間前まで、全紙に向かわれていたと。

ここに書かれるはずだった文字は「極」。
書く前にその意味に深く思いを馳せ、気持ちを集中されておられたそうです。

けれど、書かれることのないまま、
師の生き様が、懐かしいお稽古部屋に残されていました。

91歳。
最期まで書きたいという衝動に駆られ、書に人生の全てを注いでこられた姿に
言葉で尽くせないほどの敬意と感謝の思いで、胸が熱くなりました。

また、今日久しぶりに仲間に会えて、師の情熱に心動かされ
共に奮起、切磋琢磨し、書に夢中だった頃を思い出すことができました。

そして、お互いどこにいようとも、それぞれが「今」を大事にしたいね、と。
そして、師に頂いたご縁を、これからもどうぞよろしく、と。
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人生に悔いなし

2016-09-23 | つれづれ
                      
    

今早朝に、私の書の、そして人生の師でもあった先生が亡くなられたと。

少し体調を崩されたと伺い、古き仲間7名で
あさって25日にお宅にお邪魔する予定でした。

突然の訃報に言葉も出ず、
体じゅうの流れが一気に止まっています。

最後にお目にかかった時
「人生に悔いはない」とお話しされていました。

激動の時代に、燃えるような情熱で書と共に生きてこられた師に
ご縁を頂けたこと、たくさんご教示を頂けたことに
感謝の気持ちで、胸が張り裂けそうです。


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ワークショップ~自分を筆文字一字で表現する

2016-09-21 | つなぐ展
                        「楽」

先週18日まで開催していたつなぐ展でのワークショップ。
自分と向き合い、自分をイメージする漢字一字を書く。
あるいは、こんな風になりたい自分とか。

半紙に、気がつくとみんなで立って書いてました。



心静かに・・と思っていましたが、始まったら賑やかで。
筆文字で・・と思っていましたが、藁の束や歯ブラシで。



途中参加のこちらの方、
「普通の書しかやったことないし」「たまたま通りかかっただけだから」と、
遠慮がちでしたが、まずは、「放」という文字を書いてみて~と。

1枚目は、半紙の真ん中に「普通に」。

「全然放たれてないですけど~」
「え?あ、そういうこと?」

と5枚位書いたところで、下の「放」に。



最初の画像の「楽」もこの方。いろんな「筆」を使って。

「文字を書く」のではなく、いろんな心をイメージして書いてみてくださ~いと
お話したら、心は、藁の束でこんな風に。



躍動したいと、「躍」の文字も。
最初は四角くまとまりすぎていて、固まってます~と言ったら
藁の筆で思い切りよく、全体を左に寄せて右の余白がきいてます~。


最初に書いたものと最後に書いたものを並べてみて、いかがですか?と伺うと
「全然違う」と、ご本人も変化を楽しんでいらはいました 

うれしや~

猫のクラフト作家の白井光可さんもご参加下さり。
10月に谷中・ギャラリー猫町で開催する個展のテーマ「seminare(種を蒔く)」から
「種」を書く!と。この種から、どんな芽が出て花が咲くのか楽しみです



白井さんの工房はこちら⇒ 路地裏の猫屋&工房W-WELL
(個展のご案内はまた次回)

こちらは、笑いすぎて泣いちゃってる「笑」と
凸凹やらいろんなことを辿ってきた「道」。


そして、この方は大事にしたいものを書かれて。
力強く凛々と。


予定よりかなり時間オーバー&賑やかだったので、作品をご覧下さった皆様には
ご迷惑だったかもですが  楽しいひと時でした。

嵐?が去ったあとに、少し前までご近所に住んでいらした方がお母さまと。
1枚書く?と聞いたら、うん!というので書いてくれました。

人の人生もいろいろ。
書の楽しみ方、かかわり方もいろいろでいいのかな、と。

ここから、私もどこかにつないでいけたらと思っています。

ありがとうございました。






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粉引の器と墨の展覧会~於:相模原市ギャラリースペース游

2016-09-19 | 書展・展覧会情報

昨日、つなぐ展が無事終了しました。

会場にお越し下さいました皆さま、ブログやFBでご覧下さった皆さま
ありがとうございました。

6月からそれぞれが準備を始め、目まぐるしい日々でしたが
たくさん笑って、たくさん感激もあり、実り多い経験と時間を得ました。

搬出後、帰宅したらダウン。
でもって、本日はもっとダウン
というわけで、ワークショップのレポート等々はまた次回 

今日は午後から、21日~始まる 歳時「器」展の搬入、陳列。

ギャラリーのオーナーも私も、お疲れモードで朦朧としながらも
陶芸家の山﨑さんとの作業。

山﨑さんのシンプルでやさしい風合いの器と共に、
家ごはん、家カフェをイメージしつつ
なんとなく居心地のいい空間を作れたかな~と思います

2週間の会期です。お立ち寄り頂けましたら嬉しいです。

私は、時々在廊・・今週は
24日(11時~3時頃迄
25日(お昼頃~2時迄)在廊の予定です。


➡︎諸用が入ってしまい在廊できなくなりましたが
 山﨑さんは会期中、毎日在廊されています。



 ■日時:2016年9月21日(水)~10月2日(日)
     11:00~17:00 最終日 16:00まで
     【9月26日(月)・27日(火)休廊】

 ■会場:ギャラリースペース游



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