心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

今を生きることば

2021-06-28 | 書の話

   

   昨日も蒸し暑い一日でした。
   今も深夜0時を回りましたが、部屋の中の温度計は30℃。
   でも今年はまだ扇風機だけで、エアコンはつけていません。
   
   こう暑いと何故か辛いものが食べたくなるのと似ている?のか
   大きな紙にぶっとい筆で、えいっや~と、書きたくなるのでして。
 
   
 
   
   と言っても、昨日は半切サイズを書いていました。
   でもって画像は、全紙(75×150cm)に書いた「楽道忘貧」の部分です。
   
   この時は、地元のメイプルホールを独り占めでお借りして、
   でっかいスピーカーからガンガンに流れる Tom Waits  を聴きながら
   書きました。それはもう、気持ちのい~~い時間でした。
 
   
   楽道忘貧とは、道を楽しめば貧しいことも忘れる、という意味。
   貧しい、は金銭的なことばかりではなく、ってことかな、と。
 
   「一意専心」「専心一意」も同じような意味。
   このブログに以前アップした作品です。確かはがきサイズ。
   
   
 
 
   この頃は漢詩や漢語、故事成語とかも作品の題材に選んでいましたが
   なんですかね・・今、なんとなく響いてこないというか。
 
   もっと生々しい、今を生きることばを探したいです。
   探さなきゃというもやもやが、もやもやしています。
 
 
   
 
   
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佇む瞬間を

2021-06-17 | 書の話
                     「佇」
 
 
 
 
  2019年のアトリエ木里さんでの展示会に出品したパネル作品です。
 
  佇むという言葉は、辞書によると
  「しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。」とあります。
 
  その瞬間は、驚いたり、茫然としたり、感激したりと、色々なドラマがあって。
  そんな時間を、ふと思い出すきっかけになれたら、嬉しいです。
 
 
 
  実はこれは、新潟で開催された 2011年書TEN に出品した作品の1つでした。
  その時、「生きている間には」というテーマで、48点の一字書を出品しました。
 
   
  生きている間には、数えきれないほどの出来事や思いがあって。
  怒りや別れといった辛いこともある一方、信じること、許すこと、
  夢や憧れといった明日へ向かう力も、わたしたちは持っていて。
 
  そんな思いを、48の文字で表現しました。
  でもって、なんで48なのか、それはまたいつか 
     
 
 
 
 
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いろは歌

2021-06-10 | 書の話
 
      2019年の作品ですが。
      半紙半分サイズ。墨・顔彩。
 
      いろは歌を書くことが楽しくて楽しくて。
      最近めっきり文字を書いていないのですが、こうして過去作品を
      見ることで、また書きたい気持ちがもくもくと。
 
      Facebookにはアップしていますが、しばらくブログを
      お休みしていたので、備忘録でアップしていきたいと思います。
      
      おつきあい頂けましたらうれしいです。    
 
 
 
   
 
      
      
 
     
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逞しい「道」

2021-06-07 | 書の話
                    「道」
 
 
       半紙に。
       筆 は 仿古堂の雅 サイズは特小。
       今はAmazonでも買えるみたいです~。
 
 
       長鋒。馬毛と羊毛で、筆先もきいて適度な弾力もあって
       このサイズ1本あれば、半紙でも半切でも十分書ける。
 
       
       HPより拝借
        
       もう25年位愛用。
       使い過ぎて真ん中の毛が抜けて割れてくる。
       今回の「道」はその割れた状態の筆で。
       
       やりすぎな感ありだけど
       逞しく、サバサバした道を探している時は、心地よいです。
 
 
       気分はこの曲♬
       Sonny Rollins - There Will Never Be Another You
 
   
   
 
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2019 新春書初め会 あっとメイプルホール 相模原

2018-12-23 | 書の話
早くも年の瀬となってしまいましたが~半年ぶりの更新です

日々の暮らしに、いくつかの展覧会に参加させていただいたり
高齢の父母の介護、寝たきりの老猫介護も加わり、
今年も走り続けた1年でした。

そんな自分も含めて、来年は平成最後のお正月、
新しい年のはじめに、とにかくえいや~っと大きな紙に自由に
思い切り書いて、心のからだを解放、開放したいと思います

幼児からご高齢の方、老若男女、どなた様も歓迎です。
普段、介護がありなかなか外出の機会がない方、ほんの2時間
ご家族のサポートを得られましたら、ぜひご参加ください

 ◆2019年1月5日(土) 13:00開場  13:30~15:30
 ◆参加費:500円 

 ◆当日書きたいことばを考えてきてください。もちろん、当日閃いたことばでも
  全然OKです!

 ◆事前申し込みをお願いします。【1月3日までに】こちらのコメント欄からか、 
  sumiart_saori@gmail.com までご連絡ください。

 ◆道具等はこちらで用意しますので手ぶらでご参加できます。
  ただ墨を使いますので、お正月ではありますが、墨がついてもきにならない
  服装でお越しくださいませ~。




場所は、地元相模原市にあるメイプルホール

➡http://www.maple1990.com/



地図クリックで拡大します
メイプルホール
相模原市中央区千代田2-2-15
電話:042-751-5011




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形と意

2017-09-08 | 書の話

昨日の書道教室で、皆さまお片付けを始めたところで、
音楽を聴いてそこから感じる言葉を書いてみよう、というのを突然提案

曲はこちら~haruka nakamura - graf+



私は「夢」というイメージが浮かんだので、2枚書いてみたなり。
夢は目標につながる現実的な夢ではなく、揺蕩う夢のイメージで。




教室では、お一人だけつきあって下さり
しばし音楽に集中して、曲が終わる頃「波風」と書かれて。


波風はたぶん情景描写。

たとえば書の臨書でいうと、形臨のような。
そうじゃなくて。
創作は形臨ではなく、意臨。

 *形臨は形を倣うこと、意臨は作者の心を感じ表現すること、みたいな。


原本から、あるいは見える世界から、自分は何を感じるか。
音楽の力を借りて、自分の中に感じるものを探す作業。

音楽から感じるものは、その人の生きてきた道、性格、その日の体調、
昨日の出来事、気候によっても違ったり。

そう考えると、創作は日々無限。
創作は、正しいも正しくないもない。

そこに気づけたら、人はもっと自由になれるし、もっと許容できる。

書は、生き方も教えてくれるのであ~る。



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日々の線

2017-07-17 | 書の話


前に書いたものだけど。
画用紙に、山馬の硬い毛の筆で。

柔らかい温かい線も好きだけど、
言い訳のないすっきりした線を見たくなる日もある。

穏やかな日、前に進みたい日、誰かにやさしくされたい日、走り出したい日、憤る日、泣きたい日、歌いたい日‥

日々変わる自分の中の「線」を表現できたら。

もう「線」だけでいいような気さえしてくる😌

さて、最初の画像、全体像はこちら。
「女」でした〜🤗





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「漢字」に内在する「感じ」

2017-06-23 | 書の話
                    

先週の書道教室で参考に書いた「黙」。

古典の臨書の他に、何か書きたいことばを~と伺って参考作品を書いています。

この日はKさんが、「黙れ!」って感じの「黙」を~と。

「ん?何かあったんですかぁ? ご主人と喧嘩したとか?」

「まぁ、そんな感じというか、とにかく黙れ!です 

黙(もく)っていう音の響きだと、静かで淡々とした印象だけど
黙れ(だまれ)となると、爆発的な印象。

ということで、半紙に木簡風に思い切りよく 

「お~そうそう、気持ちいい!」って、Kさん笑顔に。

「漢字」に内在する「感じ」を表現を探す作業は面白くて
もう1枚、また1枚と書きたくなるのでして。
それは内在する自分探しでもあるような。

でもこうして眺めていると、勢いはあるけどどこか理性的に見えてきて。
Kさんのそれは、もっと感情的なイメージだったのかなって思えてきて。

目の前の現物(現実)では気づかないことが、
時間を置いて、画像(客観)を通すと見えてくることもあるなぁって。
ふむふむ、それって、人生にもあるような

書は字が上手に書けたり、どこぞでなんたら賞を頂けたりすることよりも
もっともっと奥が深くて、生きることを喜べるヒントがたくさんあるのであ~る

とうとう(ってもう諦めてる)きちんとした楷書も行書も書けないけれど
私らしい書の表現を、これからも楽しめたらと思っています。

以前、拙ブログにアップした「黙」(もく) 




今日の1曲は小瀬村晶さん-YOU

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創造する想像力

2017-05-27 | 書の話
                   「あっけらかん笑」

断捨離中の反古紙から出てきた「笑」。
一時期、「笑」のバリエーションを書いて書いて書いていた。

線と空間だけで、感性を表現できたら。

線も、線が創る造形も無限。

雲・空・海・花・光・風・雨・樹・風・・・
生・悲・楽・寂・怒・悼・夢・心・愛・力・許・失・探・・・

漢字一字に内在するドラマを想像すると、書きたくなる。

創造は想像力。
線は人。空間は時間。

書に向かうことは、無限のドラマを探し、許容すること。
そんな風に感じながら、書を、私を、探して、書いています。


「照れ笑い」


今日の1曲は~Tom Waits - Train Song
ううう・・ 沁みるうううう・・・


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阿佐ヶ谷 がゆう倶楽部オープン!

2017-05-10 | 書の話
    
         
※画像はがゆうさんのサイトから拝借

拙ブログでも何度かご紹介させて頂いた、石渡鵞遊さんが
杉並区阿佐ヶ谷で、書道教室を始められたとのお知らせが届き

ほんとは2月にお知らせを頂いていたのですが 

その頃から仕事と雑事の多忙と、猫たちの相次ぐ他界でもって
スマホは見てもパソコンを開く気力なく、気づけばもう5月!
そんなわけで、未読のメールが2678通!

というわけで、遅くなりましたが、鵞遊さんの教室のご案内です。

詳細はこちらへ⇒ がゆう倶楽部

鵞遊さんは、杉並たてもの応援団(ホームページFacebook)メンバーでもいらはり。
古くてモダンな建物を生かし、利用することで保存をする活動もされています。

なので、何度かお邪魔した個展は素敵な建物で。
その時の模様はこちらから

 
一欅庵での十二支をかく

 
七つ星展


 


また、東急東横線、都立大学駅にある書道教室 和翠塾で講師もされていらして、
きちんとした書はもちろん、インテリアとしても楽しめるような作品制作も。

とても真摯で穏やかな鵞遊さんとは拙ブログを通してご縁を頂き、そして都立大学駅は、
私が小6から中3まで過ごした街でもあり、ご縁があったんだなぁと

これから書道を始めてみようかなと思われている方がいらはいましたら、
ぜひ上記、がゆう倶楽部 よりお問合せくださいませ~


鵞遊さ~ん 画像等、拝借いたしました
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