心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

大晦日も山頭火

2009-12-31 | 山頭火・放哉・良寛
                         (大判はがき)

愈々今日は大晦日。
なんだか人ごとのように早く感じるなぁ。。

今年も一年、拙ブログにおつきあい下さりありがとうございました 

ある物を探すために始めたこのブログ、色んな出会いや挑戦をもらい、
私なりにちょとづつ、雲のように水のように、
あっけらかんと自在に生きるヒントをもらえたかなって思っています

師走は忙しすぎて、ゆっくり自分と向き合う時間がなかったけれど
今日大晦日と元旦くらいは、今年を振り返り、来年は・・と
思いを馳せたいと思ったりしてます 

今夜は父母も一緒に、近所のお寺の除夜の鐘を撞きに行きます。
並んだ人は皆撞かせてくれるらしいんだけど、並ぶのかなぁ・・ 


・・ということで、今年最後の作品は、やっぱり山頭火の句。
「うららかな鐘を撞かふよ」

皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ 

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永和九年ならぬ・・

2009-12-30 | つれづれ
                          蘭亭序 部分 

永和九年ならぬ、二〇〇九年も残り2日となりましたね~。
ってことで、今日は蘭亭序。半切。否臨書。

2007年8月1日からこのブログを初めて、約2年半。
何とか皆さまのお蔭で、日々更新できたことに感謝 

なんで毎日更新するの?と聞かれたことが何度かあり。

・・たぶん癖のような。
一度始めたら、なかなか休憩できない性格っていうか 

でも、毎日とにかく目の前のことをコツコツ繰り返すことで
知らなかった自分が見えてくるような。

始める前は、自分の存在理由を知りたくて、答えを探してばかりだったのに
今は、理由を探すことよりも、夢中になれることを探したいなって思う

卵が先か鶏が先か・・じゃないけれど
生きる意味があるから生きてるんじゃなくて
生きてる日常があるから、それぞれに未来があるような 

このブログにお越し下さっている皆さまにも、改めて感謝です。
ありがとうございます 


昨日は実家の壁紙張替え&大掃除、今日は自宅の大掃除に励みま~す。

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猫の背中

2009-12-29 | 
        
人なつこい外猫シルバ。
シルバって言うのは、勝手に私が呼んでる名前。
毛色がグレーだからなんだけどグレーじゃなんだから、シルバ(シルバー)。

みーにゃ と散歩をしていると、一緒についてくる。

みーにゃに対する思いなのか、時々私の足に絡んできてゴロンしてみせる。
あまりにまとわりつくので、誤ってしっぽを踏んじゃったりしても
にゃっと言うでもなく、またついてくる。

そんな時、みーにゃとシルバとどっちが幸せなのかなぁなんて、ふと。
でも、猫の後姿は、皆似ているような気がする。

背中は、猫も人も・・何ものも隠さず語りかけているような気がする。




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書くことと生きること

2009-12-28 | つれづれ
                           (半紙1/2)

人を羨むこともない。自分を卑下することもない。
素直な気持ちになることがはじめ。
先ず書いてごらんなさい。


故 中川一政氏 のことば。
(↑名前をクリックして画面下へと進むと中川氏関連記事にリンク)

書くことと、生きること。
それは同じであるような。

私にとって書は、生き方を教えてくれる道。
私にとって臨書は、私自身を教えてくれるもの。

先ず書いてごらんなさい。

そのことばの先には
先ず歩いてごらんなさい、先ず信じてごらんなさい、
先ず・・がたくさんあって、私の背中を押してくれた。

書を始めるきっかけとなった
そのことばに出会った時の心に響いた感動は
今も鮮やかに心に残っていて

今年もあと4日。
はてさて今年、皆さまの心に鮮やかに残ること、何でせう?

左側バーのブックマークにもありますが(クリック↓)
真鶴町立中川一政美術館 もどうぞ。

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早くも年の瀬

2009-12-27 | 漢詩
                         (半紙1/2)

嶺上千峰秀 れいじょうせんぽうひいで
江邊細草春 こうへんさいそうのはる
今逢浣紗石 いまかんしゃのいしにあうも
不見浣紗人 かんしゃのひとをみず      ~王軒の詩


まだ春には遠いけど、来年の蘭秀会展の参考作品用にと
墨場必携の頁をめくりながら、あれこれ草稿の草稿を始めたとこで。
こうしてみると、邊と見は似てるし、うん・・じぇんじぇんダメある
ま、これからこれから・・

例年4月の開催が、来年は会場の抽選にもれて5月の開催に。
なので、スタートがちょっと遅く、皆さま新年から作品つくりに入る予定。

・・・とその前に、早くも年の瀬。今年も残り5日ですねぇ。
師走はやっぱりドタバタと、体力気力使い果たし気味&ブログの更新も遅れ気味。
年末のゴミ収集に間に合うよう、今日はこれから大掃除に励みます

こういう時、猫はいいなぁって、猫にむかってぼやくのでありんす


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心が楽でいられる方法は

2009-12-26 | 漢詩
                          (はがき)

「澹如」 たんじょ 
さっぱりとして執着のないこと。

この前、何か悶々としてそうだった某さんと話をしていて。

「・・・そういうとこ、真面目なんだよね・・」と何気なく言ったら
「『真面目なんだよね』っていう言葉の奥には、人を蔑む意味を含んでいる」って。
褒めようがなくて、そう言ってるところがあるんだと。

ふむ。そういう風に感じる人もいるんだ・・と 

もっと楽にできたらいいのに・・と、心の中で小さくため息。。

ま、でもそれも個性なわけで。
それぞれに、自分が楽でいられる方法を探すしかないわけで。

私には、禅の世界がしっくりきたわけで。
まだまだ知らない奥深い世界だけど、知れば知るほどに心地よく 

悩んでも答えは見つからないことも多く、逆に悩みを増やすこともあったり。
ならば、先のことをあれこれ心配するより、目の前のことを受け入れつつ、
ただ前へ前へと歩いて行けたら、いつかどこかへ辿り着けるような

悩みを感じたときは、こんなことばも思い出すなり。
「澹如」 さっぱりとして執着のないこと。


年賀状やら仕事の追い込みやら忘年会やら・・ちょいと疲労MAX。。
でも今日も夕方から、1年半振りに近くに来る友人を囲む会なり 

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猫の日向ぼっこにおつきあい

2009-12-25 | 
ベランダに布団を干すと、ぷくぷくがイソイソと走ってくる。
頃合いを見計らって、掛け声とともに狭い欄干にジャンプ。

おいおい・・落ちるよ・・。
猫はバランスがいいから普通は落ちないんだけど、
ぷくぷくの場合かなり臆病者なので、突然の鳥の鳴き声やちょっとした物音に
びくんとなって、落ちかねないわけでして・・

引越してきた頃、ベランダの柵の隙間を抜けて外側を歩いていたとき
私がくしゃみをしたら、びっくりして四つ足をまっすぐに伸ばしたまま
落ちていく映像・・思い出すと、つい笑っちゃう

あ、でもここ3階なので、あんまり笑っちゃいけない。。
幸い怪我はなかったけど、その後2回、計3回落ちてて。

今は柵にネットを張ってるので、そこから落ちる心配はないんだけど
今度はここですよ・・。まったく。。

いつ落ちるかわからないので、日向ぼっこの間中、付き添いをしております


後姿はこんな感じ。。

ここんとこ忙しくて、まともに字を書けていなくて、今日はうち猫自慢ってことで
皆さまのところにもお邪魔してもコメントできていなくて・・

今夜は職場の忘年会  来週月曜日で仕事納め。。
師走はなんだかあっという間に過ぎていきますねぇ。。。 
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クリスマスに聞きたくなる歌声

2009-12-24 | 季節もの
                          (はがき×2)

今日はクリスマス・イブ 
それぞれに過ごし方もあることでせう 

若かりし頃はクリスマスのイベントが大好きで、ウキウキしていたもので。
あぁ・・あのトキメキは薄れていくものなのかしらん 

とは言え、ちょっと気分を出して・・っと。
クリスマスに聞きたい曲はというと、やっぱり子供の頃聞いてた歌声。

その頃、大事にしていた洋楽クリスマスソングを集めたレコードが1枚あって。
今も押入れに眠っているけど、プレーヤーがないもんでね。

それには50年代のビング・クロスビー、ナット・キング・コールとか。
あ、父母の青春時代のね 

自分の青春時代の曲も好きなのあるけど、なんだか年とともに
子供の頃聞いていた、ゆったりとした歌声に癒されるう~ 


今日の1曲は、父と母が青春時代を思い出して、やさしい気持ちでクリスマスを
過ごせますように・・と願いを込めて、Bing Crosbyの White Christmas





横浜クイーンズ・イーストのクリスマスツリー♪

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飛び出すカード

2009-12-23 | つれづれ
  

某日の誕生日のお祝いにと、ここ数年書初めを一緒にしている
しょうたろう君とこうじろうくん そしておかあさんのみかさんの名前も入った
手作りの飛び出すカードが届き。


裏側もこんなかわいい絵が


ん? からす? 
高校の頃、ブラスバンド部ではそう呼ばれていて。
その理由は話すと長くなるのと、謎を残しとくってことで 
からすといっても、別に悪い印象でもいじめでもないのでご心配なくう

で、今もごくごく一部、ブラスの仲間(みかさんは同級生)からそう呼ばれてて。
みかさんちはお母様まで、ねぇからす~って呼んで下さる 

まだ、しょうたろう君とこうじろうくんが5歳と3歳?くらいの頃
「ねぇ、なんでからすはからすって言うの?」って聞かれて
「からすはからすだからだよ~」と言って、からすの鳴きまねをしたことがあって。

その時二人して固まっちゃって、こうちゃんは大泣き~ 


ねぇ、しょうちゃん、こうちゃん。
あの時はびっくりさせてごめんね 
でも、あの時、本当にからすはからすだって思ってびっくりしちゃったの?

二人の成長を、どこかで見守れることに感謝をしつつ
遅ればせながら、この場を借りて・・  ありがとぉ 


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釣れても釣れなくても

2009-12-22 | 漢詩
                          (はがき)

一竿風月 いっかんのふうげつ  陸游の詩
一本の釣竿を友として風月を楽しむこと。


釣りというのは気の長い人よりも、意外とせっかちな人の方が釣れるとか。
気が長い人だと、魚が来なくてもいつまでたってもじ~っと待ってるからなんだって。

釣りは、自分と1匹の魚との頭脳戦 
釣れた瞬間の手ごたえは、その一瞬で全てを忘れられるという人もいるそうで。
なるほど~。

でもこの詩の釣り人は、どっちかって言うと気の長い人のような。
釣れなくてもよし、釣れれば尚よし・・みたいな 

何となく気ぜわしくなってきた師走の候ゆえ・・こんな詩をお届け 
そしてこの詩のイメージにピッタリな今日の1曲はJoe Sampleの♪ Memories 


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