先週の書道教室で参考に書いた「黙」。
古典の臨書の他に、何か書きたいことばを~と伺って参考作品を書いています。
この日はKさんが、「黙れ
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「ん?何かあったんですかぁ? ご主人と喧嘩したとか?」
「まぁ、そんな感じというか、とにかく黙れ!です
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黙(もく)っていう音の響きだと、静かで淡々とした印象だけど
黙れ(だまれ)となると、爆発的な印象。
ということで、半紙に木簡風に思い切りよく
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「お~そうそう、気持ちいい!」って、Kさん笑顔に。
「漢字」に内在する「感じ」を表現を探す作業は面白くて
もう1枚、また1枚と書きたくなるのでして。
それは内在する自分探しでもあるような。
でもこうして眺めていると、勢いはあるけどどこか理性的に見えてきて。
Kさんのそれは、もっと感情的なイメージだったのかなって思えてきて。
目の前の現物(現実)では気づかないことが、
時間を置いて、画像(客観)を通すと見えてくることもあるなぁって。
ふむふむ、それって、人生にもあるような
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書は字が上手に書けたり、どこぞでなんたら賞を頂けたりすることよりも
もっともっと奥が深くて、生きることを喜べるヒントがたくさんあるのであ~る
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とうとう(ってもう諦めてる
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私らしい書の表現を、これからも楽しめたらと思っています。
以前、拙ブログにアップした「黙」(もく)
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今日の1曲は小瀬村晶さん-YOU