(はがき)
「色も味のうち」 絵はかぼちゃのつもり
えっと。 今日は個人的な備忘録です。
7月頃から体調を崩していた父、7月30日に検査で髄液を抜くために1泊入院、
その後、先週27日の緊急入院以来、未だに検査検査の毎日。
それでもようやく昨日、病名の目途がたって治療に入ることに
元はというと、昨年、日頃から運動不足の父が一人で能楽堂に出かけて、
入口の手前でつまづいて硝子の扉に頭をぶつけて以降、
足がふらついて10mも歩けなくなり、近所の整形外科に通い始め。
その病院の紹介で、某大学病院の整形外科ではなく神経内科→脳外科にかかり。
手術が必要との診断で、次回の診察で手術方針の相談というところで、
急激に全身の痛みに襲われ、立つ事もできなくなり、信頼するかかりつけ医へ。
すると、明朝一番に大学病院の内科で診察を受けるようにとのことで早速。
するとすると、血液検査の結果から、医師2名と看護士さん4名のチームができて
処置室で横たわる父の横で、なんだか物々しい雰囲気に
ん?なに? 何が起きてる? と、母と緊張の時間
内科の医師お二人からいきなり、矢継ぎ早に
「軽症、中症、重症、重篤と分けるとすると、今の状態は重症と重篤の間です」
「ご高齢なので、いつ何が起きるかわからないということご承知置きください」
「臓器提供カードはお持ちですか?」
「ご本人やご家族で、延命処置についてお話されたことはありますか?」
「今これから、ご本人に確認させて頂いてもいいですか?」
「ちょ・・・ちょっと待ってください、今この状況でですか?」
ってなことになり、その日は朝10時から夜の7時まで検査となり、そのまま入院。
それにしても、弱ってる状態の本人に、延命処置はしますか?って聞くの?
なんでも炎症マーカー、白血球(24万)、血小板の数値がかなり上昇していたので
感染症、原爆手帳を持っているので白血病、血管炎・・・と
疑わしいものを、ひとつひとつ検査で消去していくとのことで。
で、昨日ようやく、それでも確定ではないみたいだけど、
「
リウマチ性多発筋痛症」の可能性大と診断され、昨日からステロイド投薬がスタート。
リウマチって名前はついてるけど、関節リウマチとは違うらしく→
リウマチ情報センター
昨日病院に行った時は、痛みの原因と治療の方針が見えたからか
少し元気そうな顔になっていたので、まずはひと安心ってところでして
といっても、あと1ヶ月はリハビリもしつつ、場合によっては脳外科手術もありの
入院になりそうなので、家族も体力勝負、でも無理はしないで応援
近年、増えてきている病気だそうで、症状にお心当たりのある方は、
まずは整形外科に行きがちですが、いえいえ内科に来てくださいと、内科の先生。
たとえば整形外科は、痛みの原因を整形外科的観点でしか判断しないので、とのこと。
なるほどぉ。父も当初かかっていた脳外科で、全身の痛みを訴えても
「それは今の脳の症状とは関係ありません」の回答のみで、症状が悪化したのでして
さてと。
・・というわけで、今日の「色も味のうち」は、
それでなくても痛みで全く食欲がない父に、色のない病院食は更に食欲減退
味はともかく、せめて色で食欲をそそるようなものにできないのかなぁ・・と
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なので、昨日は母手製の厚焼き玉子と、好物の焼きたらこ、頂き物の水羊羹を差し入れ。
病院のおかずは手をつけず、こちらは美味しそうに食べてくれましたとさ
日本人は、舌だけではなく、目で、耳で、食す民族なのであ~る
・・ってな感じのここ1ヶ月の話に、長々とおつきあい下さり謝々です