心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

春に元気と勇気をもらって

2009-03-31 | つれづれ
                         (はがき)



今日は3月31日、年度末日。
明日から、それぞれに新しいスタートを切る方もたくさんいるわけで。

心新たに?新年を迎えて、早くも4ヶ月。
果たして何か進歩はあるかいなぁ。。。

花見をしたり、ゆく春を見送るっているうちに、ゴールデンウイーク。
おっとっとっと・・

今年こそ・・と密かに思っていることが、二つある。
その一つは、4月の展覧会が終わったら取りかかる!と心に決めている。

実現するかしないかはわからないけど、春の息吹に元気と勇気をもらって
前に進むのだ~ 


久々に今日のオススメの1曲は、斉藤和義の  歩いて帰ろう


元気になるのだ~ 

で、もっておまけ 

ポンキッキバージョンの 歩いて帰ろう 

う~ん15年位前かな・・朝フジテレビでやっていた子供番組ポンキッキ。
もう全然いい大人なのに、毎朝見てたっけ。
まだ子供っぽい安室奈美恵と鈴木蘭々が踊ってるのが、かわいい!




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急がば回れ&継続は力なり。

2009-03-30 | 書の話
                         (半紙)



以前、職場のお仲間だったgeenさんから書を習いたいんだけど、と連絡があり、
とりあえず家にある資料から、どんな書風が好きなのか知りたいので~と遊びに来てもらい。

お母様もモノづくりをされる方だったり、ご本人もイラストを描いたり写真も撮るgreenさん。
独特のセンスを持っていて「普通の書はやなの。アートな書が書きたい」なぞとおっしゃる 

話を聞きながら、木簡をやってみたら?と何枚か書いてみる。
だけど、どうもしっくりきていないらしい。

書とあまりご縁がなかった人にとって、古典の原本を見ても、ピンとこないのかも・・と
じゃあ「鳥歌花舞」の句を、色んな鳥がいろんな情景で歌い舞う様子を思いながら
書いてみて~と。


                  
                   green さんの作品(半紙)


たとえば、筆勢、筆圧、墨量、潤滑、直(線)曲(線)、緩急・・の変化をつけるべし~
な~んて、ことばで言っても難しいようなので、作品を作るときはイメージして~と。

どんな鳥? どんな場所? どんな歌? どんな舞い? ってまずはイメージする。
イメージできなかったら、音楽を聞いてみる。
クラシック、レゲエ、JAZZ、ロック、シャンソン、ボサノバ・・

まずは目を閉じて、心もからだも音楽に預けてみる。
で、からだ中にその音楽が満ちてきたら、書いてみる。
そうすると案外書けたりする。

でもね、ほんとは大事なことはやっぱりまずは基本を学ぶこと 
書の基本、そして書の命は、線。 線を学ぶべしし~。

字は日常的に誰もが書いているので、すぐ書けるような気がしちゃうけど、
なかなかどうして・・思うような字は書けないのであ~る 

急がば回れ。二兎を追うもの一兎をも得ず。継続は力なり。
兎と亀の話じゃないけど、下手な鉄砲数打ちゃ当たるじゃないけど、
当たるまでまずは素直な気持ちで、裸になって書いて書いて書きまくるのだ~ 

書は(も)、地道な日々の積み重ねができないと、その先はないような。
いつか自分らしい作品が書きたいっていう強い思いがあれば、きっとそれもまた楽しや 


続けられるか否か、それは書に限らず、これからの自分の生き方にも繋がるような。
まずはLet’s 臨書なのだ~。マイペースでよいからね 

待ってま~す。




    左:小鳥が軽やかに歌うような  右:ヨチヨチ歩きのペンギンが・・?
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あなたは何の花?

2009-03-29 | つれづれ
                      絵手紙教室の皆さまの作品



先週の絵手紙教室のお題は、山頭火の「うごいてみのむしだったよ」と
自分をイメージする花、あるいはこんな花でいたいなっていう春の花。

それぞれの方に、描かれた花への思いを伺いながら・・のお話は
え~とか、そう言えば・・とか、なんだか盛り上がり 

「いつも隣で」と脇役の存在でありたいと話されたNさんには、え~ とか
うつむいて恥ずかしげにとパンジーを描かれたEさんには、意外とそうかも~とか
踏まれてもふまれても強い花とタンポポを描かれたSさんには、うんうんとか 




左下のKさんのは、辛夷という文字を白いクレヨンで書いて、うっすらと紫に。
「雑木の中にひっそりと春をつげている」は、辛夷のイメージだそう。
ご本人とのイメージは・・ ? 

先日私も描いた 「さくらのように大らかに」は、このHさんの作品に
文字をも少し小さめにしてやわらかく、白の空間をいかして・・
花びらをはらはらと散らしてみては?と書いたもの。


そして山頭火の句には、みんなでみのむしの話で、なんだか盛り上がり。

みのむしを蓑から出して毛糸の中に入れたら、毛糸で蓑を作るんだって!
で、↓Kさんの描いたみのむしは、色とりどりの毛糸の蓑に棲むみのむしさん。



で、右のNさんの作品は、先日ブックマークにもあるおえかき先生の本に
すご~く影響を受けて、スケッチ風に描いてみたんですけど・・って。

おえかき先生、絵手紙教室でもファン増殖中です 

で、沙於里さんは何の花?って聞かれて・・。
う~ん。なんでしょ。
カサブランカって言ってもらえましたが 

自分的には和花の儚い系が好きだけど、周りの人に聞いたら全然違うだって。。


自分は何の花かな?って想像するのも楽しいな。
自分が思うのと、人から見るのとまた違うしね。


今日は午後から、展覧会でロビーに飾るパネルの貼り込み作業。
なかなかいい感じにできました~





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森林浴温泉でりら~っくす

2009-03-28 | 植物・畑・公園
                        温泉HPより拝借



昨日は久々に長距離運転して、あしがらの温泉へ 
近い近いと思って出かけたのに、思ってたよりかなり遠くて、しかも何度も道に迷い 


2時までのおばんざいランチをのんびり頂く予定が、既に1時15分頃、
途中迷って温泉に電話したら、混んでたらそこから約1時間かかりますよ~。

ぎょぎょっ 

「あの~お店の時計をちょっと止めておいてもらえませんか?」
「あはは・・。ま、お気をつけてお越しください」

もう猛ダッシュ。
で、意外とすいていたのか到着は13:45。

受付のお兄さんと、電話で道を教えて下さったかわいい女性が笑顔で、
「あ、無事でよかったです。こんな山奥までお越し下さりありがとうございます。
受付はあとでいいので、とりあえずランチに行かれては?」

慌てて入った食事処では、入口に穏やかな表情の女性スタッフの方がいらして
2時半まででよろしかったら・・と窓際の、眺めのいい席にに案内して下さり。

おばんざいのバイキング、いただきました~。
麦飯、うどん、コロッケ、菜の花の辛し和え、ごぼうサラダ、ふき、鳥団子、蒸かしじゃがいも、
かぼちゃとチーズのグラタン、お味噌汁、温野菜を柚子ポンで頂き。




ほんとはもっとゆっくり頂きたかったけど、次回はね・・。
どれもからだによさそ~って、美味しかったですう。

そして、早速温泉へ。
さすがに温泉の写真は撮れなったけど、静かで大きな樹々に囲まれた中の露天風呂は
と~っても気持ちよかったですよん 

平日だったせいか? お風呂にも10人位しかいなくて、のんびりできました。
お風呂上りには、デッキでここでも森林浴が楽します。
でも、まだ寒かったので、写真だけパシャ。



1階にごろ寝座敷の隠れ座があるというので・・そこも回りは樹々樹々・・。
気持ちよくて1時間位寝ちゃった 

さてと、眠気覚ましに珈琲でも飲みますか~と階段を上がると、受付のかわいい女性が
「おくつろぎ頂けましたか? よろしかったら、お母様の誕生日ですから珈琲とケーキ
召し上がりませんか?」 と、お声をかけて下さり。

お言葉に甘えて・・と館内の珈琲屋さんに入ると、スタッフの方が手書きのカードと
小さな花束を持ってきて下さり!




なんというお心遣い・・・と、思いがけない出来事に涙がポロリ。。



   ケーキと珈琲もこんな素敵な器で


私にとっても思いがけず、気持ちのいい一日となりましたとさ 

これからの季節、木々の緑も増えて益々気持ちよさそうなので、
機会がありましたら一度出かけてみてはいかがでせう。

受付のかわいい女性は、確かお名前は川上さんでした 


温泉のHPはこちら→ あしがらの温泉 おんりーゆー

座禅や写経、ヨガ、ハイキングのレクチャーも体験できるみたいなので
次回は朝早くから訪れたいと思います




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清水路石先生から雅印が届き・・

2009-03-27 | 書の話
                    左下のはなんとローマ字筆記体!



昨年末お邪魔した日本書道学院展の会場で、偶然お話を伺うことができた
清水路石先生から、先日突然お電話を頂き。。

勝手に先生の作品と顔写真を 12/26のブログ でご紹介してしまったので
あわわ・・お叱りを・・と緊張して 


すると先生から、思いがけず嬉しいお言葉を・・
たまたまご子息が、拙ブログでの清水先生の記事を見つけて下さったそうで、
「記事にしてくれてありがとう」と。

うわぁ…そんなそんな…と恐縮の至り 

そして、記事のお礼と、来月ある展覧会のお祝いに~と印を速達で4つもお送り下さり。
もぉ。。鳥肌もので感激しました 

繊細で透明感があり、また爽やかで遊び心のある印影に、しばし見入っておりました。
なんと言ってもローマ字筆記体には、びっくり!
抽象作品にも合いそうです♪





早速お電話して御礼申し上げ。

先生からのお手紙には
「私の考える書は、筆の使い方を研究し、様々な雰囲気の線を引く技術を腕に覚え込ませ、
又、古典を臨書研究し二つ以上の古典を自分なりに融合させ自分の書作品を作る事と
考えています。」と。

私も臨書は書を学ぶ上でも、自分の作品を作る上でも、そして私を生きる上でも
基本であり、またヒントがたくさん隠れている宝の山だと思っています 

一度ゆっくり書の話をしたいと思っています・・とのお言葉を頂き、夢見心地心待ちに
そしてこのご縁に感謝致しつつ、今後ともご教示頂ければ幸いです。

清水先生 本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
 清水先生のHPは→ こちらから 



そして。。今日は、清水先生とのご縁を結んでくれた母の誕生日 
仕事はお休みして、早起きして日帰り温泉の旅に出かけてきま~す 






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さくらのように大らかに

2009-03-26 | つれづれ
                         (半紙1/2)




高校の時、ブラスバンドの全国大会で知り合った大阪淀川工業高校のF君が
卒業のときこんな詩を送ってくれた。


桜のように   おおらかに
向日葵のように まっすぐに
秋桜のように  しなやかに
椿のように   たくましく
幸せを探し続けて下さい


ええ詩やろ~って自画自賛してたっけ。
うんうん、なかなかええ詩や。。

路傍に咲く小さな花も好きだけど、空を抱えるような大木に似合わず
儚げに咲く桜は、どこか悟りを開いているようで。
そんなところが日本人の心に響くのかしらん。

春は出会いと別れの時でもあり。
はたまた、冬の縮こまった心を解き放つ佳き季節でもあるような 

家族、恋人、友達、職場・・それぞれの関係の中で、たとえば
ひとつの決まった流れから抜け出せずに、なんとなくギクシャクしていたりしたら
桜のおおらかな懐に抱かれて、ゆっくり語り合うのもよいかもね。

さくらのように大らかに 

季節は何度も巡ってくるけれど、人と人、一期一会。
今日、今を大事に、やさしい気持ちで過ごしたいのに・・と切に想う今日この頃なり 

年・・かなぁ。。。




↓別枠で、ブックマークでもご紹介しているおえかき先生と、
先生が主宰されてる造形教室の作品展のご案内してま~す。
こちらもぜひお立ち寄りくださいまし








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展覧会情報

2009-03-26 | 書展・展覧会情報
       
                
こちらにもコメント下さるおえかき先生と、先生の造形教室の皆さんの作品展が
開催中です 
詳細は、先生のHPから→こちら 


お近くにお出かけの折にはぜひ~。
残念ながら・・私は展覧会準備で伺えそうにないんですが・・


毎日描かれているスケッチからは、ほんとに絵が好き!楽しい!って思いが
たくさん伝わってきて、見ているだけでも楽しいなぁって気分になります 

先生のブログでは、絵の専門的なお話や、映画の話、教室の子供たちのこと、
飾らない日々の思いやらが満載で、いつも興味深く楽しませて頂いてます 

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春の書展情報~書燈社展ほか

2009-03-25 | 書展・展覧会情報


まずは 1/10のブログ でもご紹介した、栃木郁子さんも出品されている書燈社展。

*4/2(木)~4/6(月)まで、横浜市民ギャラリー(横浜線関内駅下車)にて。


船本芳雲氏が主宰の書燈社、昨年の展覧会での特に栃木さんの作品は、
私にとって新鮮な感激がたくさんあって、
4月にある展覧会の作品作りに大いに刺激となった展覧会です 


それから 2/12のブログ でご紹介した越智麗川さんが出品されている現日女流書展。

*3/31(火)~4/5(日)まで、銀座鳩居堂画廊4階で。







そして同じく銀座の東京セントラル美術館では、大渓洗耳(おおたにせんじ)遺墨展。
同時開催で日本書道芸術院書作展も。





大渓洗耳氏は、日本書道教育藝術院の創立者で、
「戦後日本の書をダメにした七人」の著者としても著名な方。

2003年に残念ながら他界されてしまわれたけど、大柄でどこか無骨で
ほとばしる血潮を感じるような印象そのままのような作品が大好きだった。

いつだったか個展会場で、おっきくて怖そうな大渓先生に圧倒されながらも
図々しくもお声をかけさせて頂いた時、その風貌と違って繊細なものを感じ 

人は見かけによらないというけれど、まさにこのことかぁ・・と益々好感を持ち

あの頃は、いつかあんな書が書きたいと思っていたけど、
だんだんその書体が、ひとつの書風となって受け継がれていて・・
新しい世界を生み出すことの凄さと、それを越えて行くことは至難なことと感じつつ。。

でも大渓洗耳氏の書は、今もなんとなく惹かれます。
銀座書展巡り~と、お近くにお出かけの折にはぜひ~



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目的のない遊びの先にあるもの

2009-03-24 | 木簡

                     木簡臨書   (半紙×2枚)



5/17のブログでもご紹介した 井上有一がこんなことばを残している。

「遊ぶというのは目的がないということであって、いわゆる悠々自適ということ。
働くこととレジャーなんて区別するようなそんな猿知恵の生活じゃない。」

そっか・・
子供なんか見ていると、なんであんなことが楽しかったのかな・・と思うこと、ある。
もともと「遊ぶ」には目的なんかないわけで。
その何気ない「遊び」の先に、閃きや感激や興奮があるわけで。

私の書の師も、よくおっしゃっておられた。
ただお手本を書写しているだけではだめ。
その先の見えない挑戦を、繰り返し繰り返し続けていく中で、何かを見つけること。

書を学ぶ基本は臨書にあり・・とつくづく思う。

形臨から始まり、意臨、そして創作へ。
半紙にたった四文字と、どれだけ根気よく向き合い、情熱を注ぐことができるか。

書は、一見すると地味で地道で、辛気臭い作業の連続ではあり。
でもそこに「遊び」があったら、その作業はもっと自由で楽しいものになるような

そう言っても、その「遊び」方がわからないの・・って声も聞こえたり。
なので、時々ここで、私なりの遊び方もご紹介してみたいな・・と、ふと。

あ、でもほんとは遊びは、自分であれこれやりながら見つけるもんか。。
ま、固いこと言わずその折には、おつきあい頂ければ幸いです 




↑今日の臨書の原本。漢簡集字千字文より。

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倶会一処

2009-03-23 | つれづれ
                       かたくり (はがき)



このあたり・・昨日の早朝からの暴風は、まさに春の嵐のようでした。
一緒に寝ていたぷくぷく(猫)のゲ○の声に起こされ(猫はよく吐くんですよね・・)
前日に洗濯したばかりのシーツをまた洗濯し。
そのシーツは飛ばされまいと洗濯バサミに必死にしがみついてて、いといとし

桜、まだ咲いてなくてよかった・・
この風じゃ全部散っちゃうものね。

春の花はあっという間に咲いて、たった一日の風に散ることも多く。
そこがまた儚げで、潔くもあり、日本人の心に響くのかしらん。

一雨ごとの温かさ。
一枝ごとの春。

週末はお墓参りに。
お墓の写真なんてちょっとねぇ・・と思ったけど、失礼して。。
墓標は、母が書いたものを刻してもらってます。



「倶會一處」(くえいっしょ)とは、あの世でまた一処で会いましょうって意味。
正しくは?極楽浄土に行けたら、仏様・菩薩様たちと一処でお目にかかれるという意味とか。

はてさて、極楽浄土に行けるのやら・・という心配はあるものの、
この言葉と母が書いたこの文字を見ていたら、大丈夫よって囁かれた気がして 

一枝に春を感じながら、お彼岸を過ごしました 





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