心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

本当はね

2013-01-31 | つれづれ

14日に降った雪は、結構積もって。
一面の白! は気持ちよか。

なんかこの景色を眺めていたら

「ヒーローのいる時代は不幸せだが、ヒーローのいない時代はもっと不幸せだ」
って寺山修司のことばをふと思い出して。


でもって、ふと・・

「本当はね・・」そう言える相手がいるのは幸せ。
「本当はね・・」そう言わなくても大丈夫なのはもっと幸せ。

雪の降った日、誰かが作った雪だるま。
翌々日、帰る時にみたら



その翌日には



更にその翌日には



お疲れさまって思わず 

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足跡

2013-01-29 | つれづれ

昨日の朝にかけて降ったパウダースノーの上をふと見ると、どれも違う、いろんな足跡。

靴底にも、いろんな顔があるんだなぁと、思わず写真を。




今朝はもうすっかり跡形もなく。


あ、自分の足跡、撮るの忘れた。

ま、いっか。 

ただ・・ちょっとづつでも前に進めたら・・ 



今日の1曲は、再び登場Lisa Hanniganの ♪ Little Bird


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嶋本昭三さん逝く・・

2013-01-28 | 前衛・抽象


このブログでも何度かご紹介させて頂いた現代美術家の嶋本昭三さん(←ずずいと下まで) が、
1月25日に亡くなられたとさっきニュースで知り・・。
とうとうお目にかかれなかったなぁと、残念です。。。

具体美術協会の創設に参加、絵の具を詰め込んだビンを画面上で炸裂させる
パフォーマンスなどで一躍有名に。
ベネチア・ビエンナーレなど海外の美術展にも数多く参加、
規格外の前衛美術家として活躍されておられ。

もう15年位前に、「芸術とは人を驚かせることである」 という本を、図書館で借りて来て、
1頁1頁、ドキドキ わくわくしながら読んだことを今も覚えていて。

その時の一番印象に残ったことばは

 数は多けりゃよいというものではないだろう、と人は言うが、
 ぼくは数は多けりゃよいというものだと言っている。
  量は新しい質をつくる。


この思いは、今も私の中にも流れていて 

去年の12月の書TENの作品 「歩けば」(歩・五十種)は、
そんなところからも生まれたのでして 


 「もっと役に立たないことを考えよう」

 「芸術とは、人を驚かせることである」

 「人生とは、自分を楽しませることである」


今日まで、嶋本昭三氏のたくさんのことばに励まされ、力をもらい 
そしてこれからも、私の人生の、作品作りの、活動の、
一番の拠りどころなのかもしれませぬ 


嶋本昭三オフィシャルサイト


慎んで感謝と・・心よりご冥福をお祈りいたしつつ。。

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甲骨文の「順心」

2013-01-27 | 書の話
                         (半切1/2)


甲骨文の「順心」

角川書店の書道字典には「順」の甲骨文字が載っていなかったので、
旁は「頁」の甲骨文字から。

原本はこんな感じ↓


左3つの心臓のようなのが「心」、右の2つは「頁」


なんともかわいらしい「頁」の印象を生かしたくて
お茶目に~と思って書いてみました
でもって、「頁」の部分は、順の如くきちんと正座をしている風に。

こちらは更にピュア?で、すっとぼけた表情に 




力強い線で白を攻める書も好きだけど、細い線で白を生かすのも好き。
あれもこれも好きって思うから、これぞ私っていうのが
いつまでたっても見つけられないのでありんす 


さて、今日は休日ということで、こんな笑える動画をば。
かなり笑った~  何度見ても笑える。。
ヤギと議論するときは注意~みたいなコメントがついてました 



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秦基博という人の歌声に

2013-01-26 | つれづれ
                         伊呂波仁保邊土(いろはにほへと)


先週、テレビから流れていた秦 基博 という青年の歌声が、心に残って
ちょっと検索してみたら、おお~ どの曲も再生回数が結構すごい。

なにしろ声がいいのでして  声のまんまの風貌も 
宮崎生まれ、横浜市青葉区育ちの32才。

切ないラブソングが多いみたいなんだけど、この曲の動画を見ていたら、
なんだかウル・・っときて。

 水無月




自分の力だけではできなことも、同じ思いだったり、
仲間や支えてくれる人がいることで、世界が広がっていく喜び、勇気、感動。

いいなぁ 
私ももっと、繋がっていきたいなぁ 

思えば、子供の頃から漠然とずっと描いていたことが、
書を通して、だんだん一つになってきているような気がします。
けれど、一人ではできないこともあったり。

一緒に同じような思いを形にしていける仲間や、刺激を与えて下さる方々との
出会いを、今猛烈に探したい思いで一杯です。


思ってるだけでは次へ進めないから、こうしてこの場で宣言することで
自分の背中も押しつつ、今できることを形にしていきたいでありんす 

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楽しや~書三昧の一日

2013-01-24 | 木簡
                      木簡臨書 (半紙)

今日は朝から夕方まで、書道三昧。
午前中は書道教室、午後はインテリアの書の教室、そしてそのまま
通信で学んでいらはるAさんと、4月の蘭秀会展の作品制作をば。

毎日書いてるの?って聞かれるのですが、なかなかそうもいかず・・。
なので、教室で筆を持つ時間は、私にとっても大事な時間なのでして

午前の教室では展覧会の作品制作も始まり、今月から、右手を骨折されて暫く
お休みされていたMさんも復帰して下さり、嬉しいです

今年は、楷書でいろはを書かれている方、木簡、甲骨文、山頭火、かな等々、
それぞれの「今」を残せるように、自分と向き合っているところです。

午後からは、インテリアの書の教室。
こちらも人数は少ないのですが、その分お一人お一人の個性を尊重しつつ
臨書と創作の勉強をしています。

集字漢簡千字文の臨書をしているのですが、同じ古典でも個性の違いを体感できて、
私にとっても、刺激的です。
今日の教室のご紹介は、インテリアの書 でも近々。

こちらは↓Aさんの臨書



そして、その後Aさんと作品制作に。インテリアの書の教室の皆さまも見学しつつ。

全紙にと思っていましたが、今日は2×3版の和紙に。
紙一杯に力強い「色即是空空即是色」。
今日は集中して6枚程書かれ、感触を摑まれたようで~仕上がりが楽しみです 



今年の蘭秀会展は、4月18日(木)~4月21日(日)まで、町田市民ホールで開催予定です 
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寒くてねぇ

2013-01-23 | 
                    みーにゃ(♀) ぬくぬくアンカがお気に入り~


今住んでるとこは昭和49年築、ベランダが広いのが気に入ってるんだけど
室内はコンクリート打ちっぱなしゆえ、寒くてねぇ。

どこからかわらないけど、部屋の中には冷たい風が通り抜けていて、
石油ストーブを1日つけていても、室温は15・16℃から上がらず 
不経済ったらありゃしない。。

パソコンのある場所は、ストーブから離れているから、
30分も座っていると、手が冷たくなるのでして 

なので、ソフトアンカを愛用中。
あ、それと昨日友人から、すごーくあったかい韓国のボソンっていう靴下が届いたので
早速それも愛用中  カムサムニダ~ 

猫さまたちは、ピンク色のそのアンカがあったかいというのをよくご存じで
私が席を立つと、早い者勝ちで占拠するのでして。

ぷくぷく(♀)が先に陣取っていても、みーにゃ様の鼻息ひとつの退去命令により
う~にゃにゃっと、文句たらたら言いながら、ベランダでは特等席のこの場所へ。
この日は寒いながらも太陽はあたたかく、なんとかご機嫌も持ち直したかのごとく。



でもね。
しばらくしてから見に行くと、背中が不満で?膨らんでいましたとさ
・・・不満じゃなくて、ただの肥満か 



減量用の療法食に変えてもう1年以上、あんまり効果がないような。
どうしたものか、苦戦中でありんす 


さて。インフルエンザも流行っているようです。
皆さまもどうぞ、あたたかくしてお過ごし下さいませ~。

今日の1曲は、あったかくなる映像と歌声、Lisa Hannigan の  Home



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創作は感謝の形

2013-01-22 | つれづれ
                           「游」


臨書は、音楽でいうとソルフェージュ、管楽器のロングトーンだったり。
つまりは基礎練習。

臨書は、この古典が好き、こんな風に書いてみたいという思いに駆られての衝動で、
つまりそれは恋愛にも似ていて、そこにこそ、自分自身の快感があるのだと思う。

一方、創作は、自分のためだけではなく、たとえば誰かの笑顔のためにあるのだと思う。
つまり創作は、臨書の快感への感謝の形なのだ。
だから創作は、出し惜しみなどしてはいけないのだと思う。

表現者は、本当はそれくらい寛容で、
けれど知らないところでは、挑戦し続ける覚悟が必要なのだ 

音楽の人、スポーツの人、科学の人、技術の人・・
それぞれに社会に還元したり、感謝したりしているのに、
書家は、もっと目覚めなければいけないのだと思う。
何に?


その答えは、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の中に 






な~んて偉そうに
でもね、臨書の快感に出会えた者の一人として、
感謝の気持ちを忘れずにいたいと思うのでありんす 
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臨書の捉え方

2013-01-21 | 書の話
                    「氷壺玉鑑」 (半紙)


杜甫の句。心が氷のように極めて漂白な形容。鑑は鏡。
(新修墨場必携(上) 法政大学出版局より)

羊毛・長鋒の沙月で。
何子貞(何紹基)の張遷碑臨書↓を臨書するときに、この筆を使っていて。



同じ古典の臨書でも、会派や師によって、捉え方、表現の仕方は様々。
私の師は、上田桑鳩の流れを汲んでいるから、粘っこく腕力を使って書く臨書でして。
それゆえ、素直なまっすぐな線ではなく、くっくっくとひっかかりのある揺らぎのある線で。

初めの頃は、その「ひっかかり」の感覚がわからず、ただゆらゆらと曲線にしていたら、
「波線を書くんじゃないんだから・・」と 

何度か師が臨書されている姿を拝見していると、その線には
静かに溜めながら吐く息(呼吸)を感じ、あぁ、そういうことか、と 

他の会の方が臨書されているのを拝見したこともあるけれど、
感じ方、表現の仕方は色々あるのだなぁと思いつつ、
蛙の子は蛙じゃないけど、刷り込みみたいなもので、
やっぱりいいなぁと思うのは、師の書かれる臨書なり 

今日のは墨が乾いて硬くなった筆で書いたとはいえ、
私のは、まだまだ波線の域でございますねぇ 
息が短い・・! 
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愚でして

2013-01-20 | つれづれ
                       「愚 愚 愚」


寒い週末ですが、皆さま如何お過ごしでせうか。

私はですねぇ・・
先週、自転車での帰路中、寒くてダウンのフードを被って走行、
信号のある横断歩道で止まろうとした時、左を確認しようとしたら
あららら・・フードで見えない!と、ちょっと焦ったのかバランスを崩し
そこにあった標識に肋骨から激突、転倒。。 どんくさ~  

で、打撲程度だと思っていたら息をするのも痛く、咳なぞしたらもう・・
近所のおじいちゃん先生に診て頂いたら、症状からいって九文九厘ヒビが入ってると。
お見立てだけで、ま、安静に、ってそれだけで

でもって、おとといは痛くて眠れなくなってきて、昨日また別の病院へ。
レントゲンを撮ったら、肋骨の6番目7番目が骨折しとるよ~と
人生4回目の骨折でありんす とほほ。。

でもね、肋骨はギブスはできないので、コルセットなるものを巻いてあとは湿布だけ~。
処置はヒビでも骨折でも変わらないんだけど、コルセットがあるとだいぶ楽~

肋骨はすぐ折れるらしいので、雪がある地域の皆さまもお気をつけあれ~ 
あ、私は雪が降る前の転倒でしたが

そんなわけで、今日の1曲はDonald Lawrence の Encourage Yourself

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