心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

賀墨書展と石渡鵞遊展のご案内

2015-04-26 | 書展・展覧会情報

ここ数年お邪魔している賀墨書展、今年は50回記念展とのこと。

賀墨会は、城所湖舟氏主宰。
書TENでご一緒させて頂いている麗川氏も出品されています。

これまでの展覧会の模様は⇒こちらから (ずずいと下まで~)

会場の横須賀市民ギャラリーまでは、横須賀中央駅から徒歩10分、
海の気配を感じながら、のんびりとした風景の中を歩くのも気持ちがいいです。

今年はどんな作品を拝見できるのか、楽しみです。

 ■5月1日(金)~5月4日(月)10:00~17:00
 ■横須賀市民ギャラリー 横須賀文化会館3F


会場までのアクセスはこちらから  地図 クリックで拡大します⇒ 


そして、書友の石渡鵞遊さんの個展。



杉並建物応援団の代表もされていて。
古きよきものを愛してやまない鵞遊さんの、愛蔵品と書をコラボしたというコレクション展。

今回の会場奈可多楼は、イラストレーターのなかだえりさんのアトリエで、
2014年 築約50年の木造モルタルの元スナックだった建物をリノベーションされたそう。

建物内部の様子はなかださんのHPのプロフィールでご紹介されています。

地図はクリックで拡大⇒


昨年の個展の模様はこちらから
これまでの個展、それぞれの趣のある会場も素敵です⇒ここから


今週から早くもゴールデンウィーク、たぶん私は6月の蘭秀会書展と
初めての個展の作品制作漬け~

苦しみながら楽しみます 
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木簡を書くと

2015-04-23 | 木簡
                           (半紙)

ここのとこは、6月の蘭秀会書展の作品を書いているものの苦戦中。

書は何を書くかが決まったら、作品のほとんどができたようなもの、と
木原氏もおっしゃっていましたが、まさに、その部分で
今自分は何を書きたいのか、その答えらしきものが見えなくて、でして。

この言葉を書こうと思って書き始めても、
その部分への思い入れが足りないと、どうも邪心が生まれて
作品も不自然で、ち~っともピンと来ない。

そんな時は、初心に戻って木簡を書く。
書いて書いて書いているうちに、木簡の自由でおおらかな線、空間から
解放と感激を感じるのでして。

それがそのまま作品にも届けばいいのだけど、
どうも中途半端なこだわりが邪魔をするようで。

ってことで、放下著~ほうげじゃく~(禅語)と叫んでみる 
ええい~こだわりを捨ててしまえ~。




今日の1曲は Björk - Who Is It?

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萬物光輝

2015-04-20 | 植物・畑・公園

昨日実家に行くと、父が庭を見てごらんというので外に出ると
今まで見たことのないような大輪の牡丹が7輪も~!

こんな感じの小さめの鉢なのに~。



お顔はこんな感じ。大きいのは直径20cmはありました。見事でしょ 



冬の間は腰が痛いとこたつに籠りっきりだった父が、
ここのところ春陽に誘われて、庭仕事に励んでいたようで
いろんな花々で賑やかになってて 

春さん、ありがとう 


実はわが家のシンビジュームも、13年振りにたくさんの花が咲いて。

今年は何かいいことあるのかな~あるといいなぁと
秘かに期待を寄せておりますです 

そんなわけで、今日の1曲ならぬ、今日の1枚は、教室で参考に書いた
萬物光輝(ばんぶつこうき)。

よろずの物が光り輝くなり~。 
今日は風雨の悪天候でしたが、春の嵐のあとは一段と緑が増えることでせう~。






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2015 現日会代表書家展 Part4 レポート

2015-04-17 | 書展・展覧会情報

19日(日)まで銀座鳩居堂で開催中の、現日会代表書家展 Part4 に昨日、お邪魔しました。
作品のサイズは色々でも、同じ大きさのパネルが一堂に展示された会場は圧巻でした。


左から 林幽峯峰氏「大象」 三宅剣龍氏 「和」  高橋蒼玄氏「一切心」


まだ会期中ですが、書TENメンバーの方々の作品をご紹介させて頂いちゃいます 



まずは越智麗川氏の「行行」。今回もやっぱり素敵 



線、空間、余韻から滲み出るスケール感、存在感。
凛々として懐深く、情味に溢れあたたかく 

2009年、「次代を担う43名の新進作家展」 にお邪魔したとき、
素敵~と感じた作品を拙ブログでご紹介させて頂き。

その時の素敵だなぁと感じた思いは、今もずっと変わらず、
作品だけではなく越智氏のお人柄にも益々  です。

そしてお隣は、木原光威氏の「かたすみの三葉の花なり」



おおらかで大胆、拙のようでいて品格のある表情が素敵です。


伊地知星夏氏の 「こころ落ち着けば水の音」は山頭火の句。
たおやかな時間の流れを感じます。




中谷翠泉氏 「歴」。



空間の中心に求心的に書かれた線のせめぎ合いは、
「歴」の文字に込められた思いなのかしらんとか思いながら。


谷合双辰氏の「満つる力は破るる力 牡丹の芽」



これまで拝見してきた作品と雰囲気が違うのは、墨や紙の違いだけではなく
この句の力強さゆえかしらん。

書は何を書くかが決まればほとんど作品はできたようなもの、といつだったか木原氏が。
書き手の思いが強ければ、作品から放出されるエネルギーも熱く。

岡村雞守齋氏の「雪」



新潟在住の岡村氏、いつも暮らしのそばにあることばを選ばれているような。
私が書く「雪」とは説得力が違うのでして

それぞれの方の個性ある作品を拝見しながら、
私の暮らしはどんなで、何を伝えたいのかとかとか考えてみたりして。

今の私が詰まった作品が書けたらいいなぁ 

改めて、この方々とご一緒させて頂ける光栄に感謝をしつつ
もっともっと真摯に、まだまだ知らない自分探しをしていきたいと思いました。

表具の違いも楽しめる60名の方の作品展は、あさって19日まで開催中です
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花春

2015-04-15 | つれづれ
                     (半紙) 花春



例年だと穏やかな陽気の頃だというのに、
4月に入ってからも、冷たい雨や寒い日が続いていますねぇ。

それでも植物たちは、ちゃんと季節の波動を感じていて。
我が家のベランダガーデンも、だんだん色味を帯びてきて。
一生懸命、太陽を目指す姿は、いといとし 




毎年変わらず坦々と繰り返す営みに感謝をしつつ、
いとおしくも背筋が伸びる思いがします 

日本のみならず、世界のあちこちで起きているあれこれに
非力で無力・・。

ひたすらに祈ることしかできない自分に、ため息もでるけれど、
ただただ自分の命を繰り返す自然の姿に、学ぶこと多々。

一人一人に、穏やかでやさしい春が訪れますように。


今日の1曲は、大好きな k.d. lang が歌う You'll Never Walk Alone





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つながりの方々の展覧会のお知らせ

2015-04-13 | 書展・展覧会情報

桜が満開~と思っていたら、ここ数日の冷たい雨ですっかり舞い散り、駐車場の車が桜模様に。

例年だと4月は、書道教室の年に一度の蘭秀会書展がありますが、
今年は抽選に漏れちゃいまして、2か月遅れ、6月5・6・7日に開催予定です。

その翌週10日~21日は初めての個展もあり~なのに、作品はこれから。
相変わらずスタートが遅いという悪習が治らずでして 

さてさて、今日は書つながり、ブログつながりの方々の展覧会のお知らせです。

まずは、現日会代表書家展 Part 4。
書TENでご一緒させている方々の7割が所属されている現日会。

その中の伊地知星夏氏、岡村雞守齋氏、越智麗川氏木原光威氏
谷合双辰氏、中谷翠泉氏が出品。

 ■日時:4月14日(火)~19日(日) 11:00~19:00
 ■会場:銀座四丁目 鳩居堂4階画廊


そして岡本光平氏主宰のCACA現代アート書作家協会の インテリア書展。
大谷美游氏、同門だった白子谿雪氏も出品。







そして、ブログつながり -こんども人間やろか- のどっかんママさんこと、
森本順子さんが参加される四人展。




 ■日時:4月19日~25日 11:00~18:00 最終日16:00
 ■会場:大阪市北区西天満4-6-24 現代クラフトギャラリー


地図はクリックで拡大⇒ 


森本さんの作品を集めたYou tube~どれも、素敵過ぎ 
じっくりごゆっくりご覧くださいませ~
















ご紹介しているだけで、モリモリ~っと気合い入りました~

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ひさびさの我が家の猫さまたち~

2015-04-09 | 
                  ぷくぷく ♀ 今秋で14才

ブログを振り返ると、猫さま登場は昨年11月以来。
なんだか目まぐるしい日々だったなぁと、桜のある穏やかな景色を眺めながら

お蔭さまで、猫さまたちは変わらず元気に過ごしております。
まずはぷくぷく、私の膝の上で、しあわせって感じのお顔 

毎日帰宅すると、まずはみーにゃさまを膝の上で抱擁。
基本的には抱っこは苦手なんですが、寝起きと帰宅した時だけは
ごろにゃんしてくれるのでして 



でもって、その間、順番待ちで並ぶぷくぷくの背中を片手で撫で撫で。
ゴロゴロ、うにゃ~の合唱を聞くのは、私も至福のひと時なのでして 

でもそれは束の間、みーにゃさまがぷくぷくの存在に気付くと
ううう・・・と唸り出し、鼻息荒く立ち去るのでして 

みーにゃは4月29日(保護した日)で16才に。
2匹とも甲状腺機能亢進症で、毎日メルカゾールを飲んでますが、
大病もせずにいてくれて、ありがたいこってす 

先週あたりから2匹とも、春の気配を感じるのか玄関から外に出たがり始め。
といっても、3階フロアだけなんですけどね
2往復したら満足~だそうで 



ぷくぷくはなぜか、コンクリートの階段に体をくねらせこすりつけるのが日課。
その時のひとり言の多いこと~気持ちいいのね~



まだまだ元気に一緒に過ごして行きたいね 



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静けさに帰る

2015-04-07 | 絵手紙
          (はがき) 左作品:by 中野さん 右作品:by 中村さん




久々に~絵手紙教室の作品をば。

いつだったか、老子の「静けさに帰る」ということばが宿題でした。

皆さま一様に「頭を悩ませながら」「生みの苦しみを味わいながら」とおっしゃいつつ、
個性的で素敵な絵手紙でございましょ

それなのに、それぞれの絵手紙を参考にして描かせて頂きまして。
こちらは中野さんの絵手紙からイメージして↓ クレヨンと顔彩。



なんていうか、この「静けさに帰る」ということばの
そこはかとない静けさ、余韻のようなものを表現するには・・と
線は細めに、色もより淡い色にしてみました 

で、こちらは中村さんの作品からイメージを頂き。
背景はティッシュに顔彩をつけて、軽くとんとん叩いてみました。
どちらも原本の方が素敵ですが・・



こちらは斎藤さんの作品。



「静けさに帰る」ということばから、それぞれに広がる景色、音、色・・を
絵手紙として表現できるって、楽しいや嬉し~

そしてそれを仲間同士、そんな風に感じたのね~とか、
新しい発見や共感もあったりして、教室はいつも女学生の集まりのように
賑やかで楽しいひと時です 

さてさて。
今日の雨で満開だった桜は一気に散ってしまい、今週は寒い日が続くそうで。
でもこの雨で、来週からはあっという間に新緑が芽吹くことでせう。

私も今週は静けさに帰り、準備を整えて
季節に乗り遅れないよう、ららららら~と歌いながらまいります~
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作品制作スタート~

2015-04-04 | 書の話
                           (全紙/部分)


毎年4月に開催している蘭秀会書展、今年は会場の耐震工事の影響で
申し込みが集中してしまって抽選に漏れまして、6月5日~7日に開催予定です。

いつもより2か月後だから~と呑気にしていたら、もう4月。
教室では作品制作に励んでいます。

通信で勉強しているgreenさんが、「本来無一物」のことばを書きたいというので
参考にと書いてみました。半切の縦、横とこの全紙。

太目の羊毛筆で、無一物の如く意思を持った力強いイメージで 

ご本人からは正方形がいいとのことでしたが、五文字は難しい・・
で、結局半切横、「無一物」の三文字に挑戦することに 

どんな作品ができるのか楽しみです 

私も作品制作始めなくちゃ~。

蘭秀会展の翌週、6月10日~21日まで、相模原市のギャラリー游で個展も開催予定でして 

昨年6月に、帽子作家の岩元けい子さんと彫金の赤川広幸さんとの
コラボ展に参加させて頂いたギャラリーです♪


今回は、6月13日(土)に丈青さんのピアノとのコラボを計画中です。

楽しかった~と思って頂けるよう、がんばりま~す 
詳細はまたご案内させて頂きます。
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天地玄黄のイメージで

2015-04-01 | つれづれ
                      (半紙)


天地玄黄(てんちげんこう)
千字文の最初の四文字。天は黒色、地は黄色であるということ。

宇宙洪荒 日月盈昃 辰宿列張 寒來暑往 秋收冬藏・・と続き。

ん?
天は青色、地は茶色、でないの?とふと、凡人は思ったのでありまして。

で、検索してみましたら、なるほど~と思える解説が
京大教授の鈴木晶子氏のブログに。

その雄大かつ壮大なスケールを思い描きながら
書いてみたのですが、まだまだこのことばに辿り着けませぬ。。

今日から新年度、天地玄黄のイメージでもって歩いて行きたいものでありんす

そんな思いで、あっという間に満開になった桜並木を歩いていたら、
強い風にさらわれた一枝が。



ぱっと咲いてぱっと散る、それが潔いと日本人は思うらしいけど、
今の世の中、真に潔いこと、潔い人などどこぞに?と思ってしまうのでして。

ところで。
ここ神奈川では県知事、市長、市議会議員の選挙運動が始まりました。

一人でも多くの方が、まずは選挙に参加するという行動を起こせたらなぁと
桜の命の儚さを思いながら、ふと

第18回統一地方選挙-神奈川県


今日の1曲は、.忌野清志郎 斉藤和義の空がまた暗くなる .


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