心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

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2017-10-31 | 蘭秀会書展
                   左:「澹如」加島さんの作品


父の誕生日だった10月25日の深夜、母とやっている書道教室蘭秀会に
長年いらして下さっていた加島好恵さんの訃報。
翌日、ホームでのお別れの会に参加させて頂きました。

蘭秀会のOB.OGの方々もどこかでこれをご覧下さっているかもと、
ここに残します。

小学校の音楽の先生でいらした加島さん、明るくて大きな声で笑うところ、
小気味いい発言、大胆のようで繊細なところも大好きでした。

最初の画像は、そんな加島さんの2012年の蘭秀会書展の時の作品。
「澹如」とは、さっぱりとした、という意味。
言葉も加島さんらしいですね~、とお話したことを思い出しました。

母の行草と、私との木簡臨書では豪快で力強い書風のものがお好きでした。

コーラスもされていた加島さん、蘭秀会書展ではその歌声と
私の木簡との即興ライブをやったこともありました。
たとえば、童謡のずいずいずっころばしに合わせて、とかとか。

また、書展の帰り際に何か歌って~とリクエストしたら
じゃあみんなで歌いましょう♪と、タクトを振って「菜の花畑に~♪」を合唱したり。

その後、当時流行っていた数独パズルに夢中になったり
プールに毎日泳ぎすぎたりしたのもあって、頸椎を悪くされてしまい。

筆を思うように持てなくなり、会をやめられたのですが
時々お宅にお招き下さり、亡くなられた愛するご主人のこと、
ご自分の生きてこられた道のり等々を、いとおしそうに
お話しされていたことを、今も覚えています。

楽しい時間をご一緒させて頂けたことに感謝を込めて
心よりご冥福をお祈りいたします。

お別れの会の後、蘭秀会のOG、仁田すみ子さんと森敏子さんのお宅にお邪魔して、
懐かしいお話をあれこれ。そのお話はまた次回。





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帽子と書

2017-10-16 | 書展・展覧会情報

帽子作家の岩元けい子さんと出会ったのは、7.8年位前。
母とやっている書道教室の展覧会にいらして下さって。

当時私は、絵手紙教室もやっていて、その教室にいらしていた中野さんが
岩元さんに帽子も習っていらして。

中野さんは私が描いた絵手紙か何かを、いつもクリアファイルに入れて
帽子教室にも持っていらしていて、それが岩元さんのお目に留まり
展覧会に足を運んでくれたのでした。

以来、お目にかかると遅くまで語り合い、刺激を頂いています。

初めは、帽子と書?どうやってコラボしたらいいのかな・・と
戸惑っていましたが、何度か展覧会でご一緒させて頂くうちに
「つながる思い」に気づき、お互い「つなぐ」仕事をしたいかもね、と。

そんなこんなもあり、明日まで開催中の岩元けい子さんとお教室の皆さまの
展示会に、私も「つなぐ」で参加させて頂いています。

展示会は明日17日まで、横浜エリスマン邸で。
室内の素敵なカフェでは、有名なプリンもいただけま~す。

あいにくのお天気ですが、お近くにお出かけの折には
ぜひお立ち寄りくださいませ~。
私は先週からちとダウンして、伺えなかったので
会場風景の写真は、FBでつながる山中幸枝さんから拝借しています

詳細は ここをクリック







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岩元けい子帽子教室 展示会開催中~

2017-10-14 | 書展・展覧会情報


先日ご案内させて頂いた、帽子作家岩元けい子さんの帽子教室の展示会が
10月17日まで、横浜で開催中です

私は、「つなぐ」の書で参加させて頂いています。

会場は山手の公開西洋館第一号-エリスマン邸。

日本の近代建築の発展に大きく貢献した建築家「アントニン・レーモンド」による住宅です。
元町公園の敷地内、山本本通りに面していて、通りに沿って隣りには
ベーリック・ホールが位置するなど、山手の洋館群の一画にあります。
私は食べたことないですが、邸内にあるカフェのプリンが有名だそうです。

そんな素敵な空間での帽子展、雨が降って肌寒くなりましたが、
お近くにお出かけの機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ~。

◆秋冬 手縫いでつくる私の帽子 主催:岩元けい子帽子教室

 会期:2017年10月14日(土)~10月17日(火) 10:00~16:30 最終日15時まで

 会場:エリスマン邸





**

以下、先日ご案内した内容をもう一度~

私も何度かコラボをさせて頂いている、大好き~な帽子作家の岩元けい子さん。
セーターやジーンズ、お気に入りだったけど一部色褪せたり、
古くなった洋服をリメイクして、手ぬいの帽子作りもしていらっしゃいます。

帽子につけるアクセサリーや、ブローチなどもリメイク。







消費文化となって久しい中、リメイクや手ぬいにこだわるのは、
物を大切にする気持ちを思い出すことで
自分自身や、人と人のつながり、心休まる時間といったものも
引き寄せられたらという思いがあるそうです。

たとえば、教室の生徒さんの中には、
亡くなったご主人のシャツから作られた方もいらしたそうです。
その方の思いは、まわりにいる人の気持ちも温めて下さるような

その岩元けい子さんと32名の生徒さんの手ぬいで作った帽子の展示会が
10月14日から、横浜山手西洋館 エリスマン邸ギャラリーで
『秋冬 手縫いでつくる 私の帽子』展として開催されます。

今回は、ご病気などで髪の毛を失われた方のための、深めに被れる帽子も
ご紹介されるそうです。
たぶん、色々なご相談にものって下さると思います



ちなみにDMの笑顔の方は今回参加されている生徒さん。
岩元さんはこの方~ つなぐ展の時の笑顔~。

昨年9月のつなぐ展でご一緒させ頂いた時の帽子ワークショップの模様は
ここをクリック~



 横浜市中区元町1-77-4
 TEL・FAX:045-211-1101
 
 【電車】JR線 石川町駅下車徒歩15分
     みなとみらい線「元町・中華街」駅、6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
     バス 神奈中バス11系統 (桜木町-保土ヶ谷駅東口)元町公園下車
 
 【駐車場】ありません 

 地図はクリックで拡大します→


エリスマン邸地図
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湧いてくる─ 山頭火×アブストラクト+music No.4

2017-10-12 | 山頭火×アブストラクト+music

水のいろの湧いてくる by 山頭火

山頭火の感じた「湧いてくる水の色」は
どこまでも澄んだ透明な世界なのかな、って。

山頭火を読むとき、どこか寂しさや物悲しさを感じる人が多いようですが
私はなんだか、その先にある、吹っ切れた潔さを探してしまうのでして。

たとえば。

澄んで透明な世界は、繊細で儚いものではなく
何物にも染まらない頑なさでもなく
濁ったものを薄める生易しさでもなく
秘められた自らの力を呼び起こしてくれるような 

水のいろの湧いてくる─
澄んだ水は、そのものの生きる力だったり、愛する力だったり。

それらが湧いてくる瞬間というものを、
人生の中で、体感していたいものぞよ。

今日の1曲は Keziah Jones - Rhythm Is Love (Live @ Nova Session)
ご機嫌だぜい~


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歩いて歩いて─ 山頭火×アブストラクト+music No.3

2017-10-09 | 山頭火×アブストラクト+music


何を求める風の中ゆく by 山頭火

山頭火は歩くことを、『歩行禅』と捉えていたそうです。

歩いてゆく先に何があるのか。

歩いて歩いて、これ以上歩けないところまで歩くことが
求めている「何か」なのかな、ってふと。

人生長いようで短いなぁと、感じたり、
思えばそれなりに年を重ねてきたもんだ 

今日の1曲は久々の登場~Regina Spektor - Time Is All Around
元気にらりらりら~と歩いてゆこうぞよ~










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拾いながら─ 山頭火×アブストラクト+music No.2

2017-10-09 | 山頭火×アブストラクト+music

風の枯木をひろうてはあるく by 山頭火

枯木とは、忘れられた思い出じゃなくて
今、目の前にあるしあわせ。

今、はもう過去。
今、は一瞬だけど、点じゃなくて線。
日々を拾いながら生きていたいなり。


今日の1曲は haruka nakamura - Lamp feat.Nujabes 【Official MV】
この動画も好き。

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山頭火×アブストラクト+music No.1

2017-10-09 | 山頭火×アブストラクト+music


月も水底に旅空がある by 山頭火

画像は、2×6尺位のクラフト紙に書いたものの部分から。

眺めていたら、ふとこの句が浮かんできて。
山頭火も、ある意味アブストラクトのようなものだから。

ということで、山頭火×アブストラクト+music 
いくつかアップしていきたいと思います。
おつきあい頂けましたら幸いです。

今日の1曲は Akira Kosemura - Moon


FBでは投稿済だけど、改めて。
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手縫いでつくる私の帽子 岩元けい子帽子教室

2017-10-08 | 展覧会レポート

私も何度かコラボをさせて頂いている、大好き~な帽子作家の岩元けい子さん。

セーターやジーンズ、お気に入りだったけど一部色褪せたり、
古くなった洋服をリメイクして、手ぬいの帽子作りもしていらっしゃいます。

帽子につけるアクセサリーや、ブローチなどもリメイク。



消費文化となって久しい中、リメイクや手ぬいにこだわるのは、
物を大切にする気持ちを思い出すことで
自分自身や、人と人のつながり、心休まる時間といったものも
引き寄せられたらという思いがあるそうです。

たとえば、教室の生徒さんの中には、
亡くなったご主人のシャツから作られた方もいらしたそうです。
その方の思いは、まわりにいる人の気持ちも温めて下さるような

その岩元けい子さんと32名の生徒さんの手ぬいで作った帽子の展示会が
10月14日から、横浜山手西洋館 エリスマン邸ギャラリーで
『秋冬 手縫いでつくる 私の帽子』展として開催されます。

今回は、ご病気などで髪の毛を失われた方のための、深めに被れる帽子も
ご紹介されるそうです。
たぶん、色々なご相談にものって下さると思います

ちなみにDMの笑顔の方は今回参加されている生徒さん。
岩元さんはこの方~ つなぐ展の時の笑顔~。

昨年9月のつなぐ展でご一緒させ頂いた時の帽子ワークショップの模様は
ここをクリック~




◆秋冬 手縫いでつくる私の帽子 主催:岩元けい子帽子教室

 会期:2017年10月14日(土)~10月17日(火) 10:00~16:30 最終日15時まで

 会場:エリスマン邸

 エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した
 スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅。
 大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、山手町127番地に建立。
 設計は、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンド。





 横浜市中区元町1-77-4
 TEL・FAX:045-211-1101
 
 【電車】JR線 石川町駅下車徒歩15分
     みなとみらい線「元町・中華街」駅、6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
     バス 神奈中バス11系統 (桜木町-保土ヶ谷駅東口)元町公園下車
 
 【駐車場】ありません 

 地図はクリックで拡大します→


エリスマン邸地図


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分かれ道

2017-10-05 | つれづれ


人生にはいくつかの分岐点があったけれど
後悔や、あっちの道を選んでたらと思った若き日もあったけれど
今の自分はそんなにキライじゃないかもってことで、よしとしよう。


久々の今日の1曲は、何度か登場のTom Waits - Take me home
うう・・やっぱり沁みる・・

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