心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書TEN

2016-12-06 | 書TEN
                      「心」 越智麗川氏 


11月20日~24日まで東京芸術劇場 アトリエウエストで開催されていた書TEN。
レポートが遅くなってしまいましたが、作品をご紹介させていただきます。

最初の作品は、越智氏の「心」。
それぞれの心模様を想像しつつ、表具の変化も楽しませて頂きました。


こちらも越智麗川氏 「森羅万象」。
今までとは違う世界を感じますと、お伝えすると笑顔でお返事下さって





伊地知星夏氏 けふの糧に幸足る汝や寒雀 杉岡久女の句





伊地知星夏氏 「本来無一物」 藍の古布を使ったパネル作品。
いつも表具にもお心をかけられていて、格調高く美しい世界にため息。




TENの代表、木原光威氏 「寿山」。
あたためてきたものを つみかさねてきたものを やむにやまれぬものを
つたえたいおもいを わかってもらえたしあわせ うけとってもらえたよろこび

言葉が喜んでいるような書だなぁと。素敵でした。





中谷翠泉氏 甲骨文字による「森」





TENの皆さまとは、ほぼ1年ぶりの再会でした。

昨夏以来、父母の介助と介護に夢中になり、
自分のために何かをすることにどうにも夢中になれず、
TENを離れてしまいましたが、メンバーの皆さまの作品を拝見し
なんだかほっとしたような、懐かしいような気持ちになりました。

現日会でご活躍されていらっしゃる諸先生方の中に、
未熟な私をお仲間にお誘い下さった越智先生には
言葉で言い尽くせないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

メンバーの皆さまの穏やかであたたかいお人柄に
甘えてばかりだったなぁと、反省もしきりです。

TENでは、挑戦できたこと、刺激、感激、発見もたくさん。
その、出会いと時間と呼吸を私の宝物のひとつにします 



さて、TENの作品は越智氏のブログで見事にご紹介されています。
それぞれクリックしてご覧ください。
(越智先生~勝手にリンク~ごめんなさい )

作品紹介①   作品紹介②

作品紹介③   作品紹介④

作品紹介⑤    作品紹介⑥

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書TEN始まりました~

2015-09-21 | 書TEN

2015書TEN、今日から始まりました。

午前中メンバーが揃い陳列作業。
十人十色が、調和する空間になりました。

私は今回、3×6尺の抽象作品と、小品6点出品しています。
明日22日は午後1時から、「自分を書く」と題して
ワークショップを開催します。

参加費無料、当日手ぶらで参加できますので
お時間ありましたらお立ち寄りくださいませ~。

会場でアンケートにお答えくださった方に、
メンバーのはがき作品を謹呈させた頂いております。
お遊びでということで、お楽しみ頂けましたら幸いです。


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2015 書 TEN ─めざめ─ 明日から

2015-09-20 | 書TEN

明日9月21日から24日まで、池袋にある東京芸術劇場で
2015書TENが開催されます。

会派を越えた10人が集まり、今年で6回目の展覧会です。

これまでのTENの模様はこちらから (ずずいと下まで続きます)

この私はというと、6月以降、落ち着かない日々だったので(と言い訳
いつにも増して思うような制作ができず、明日陳列してみてどうなるやらですが
それぞれ違う個性の作品を、お楽しみ頂けたらと思います。


恒例となったワークショップは22日13:00~、
23日は高知の谷合双辰氏のギャラリートークがあります。

今年のワークショップのテーマは「自分を書く」。
はて、何をするのやら~当日受付、参加費無料、手ぶらでお越し下さいませ。

昨年のワークショップは こんな感じ でした~。





明日は午前中陳列、13:00開場です。
私は 明日は14時頃まで、22日と24日は終日会場にいる予定です。

お越しの折には、お気軽にお声をかけてくださいませ~
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書TEN 2015は9月21日より

2015-09-02 | 書TEN

早くも9月!
このところすっきりしないお天気で、夏の余韻に浸ることなく
秋へと移りゆくのかしらん。

さてさて。
今年で6回目を迎える 書TEN のお知らせです。

今年のテーマは「めざめ」。
昨年と同じ、池袋の東京芸術劇場での開催です。

 会期:9月21日(月・祝)~24日(木) 10:00~18:00
    ただし21日は13:00より 24日は16:00まで

 会場:東京芸術劇場 B1階 アトリエイーストにて
    JR池袋駅西口より徒歩2分






3回展より会期中にやらせて頂いているワークショップ、
今年は~

【参加型】 by 沙於里

 ■22日 13:00より 
 ■テーマ:「自分を書く」

自分について考え、自分に対する印象を一文字あるいはことばでもいいので
それを半紙に書きます。
次に、なりたい自分について考え、それも書きます。

自分について考え、知り、めざめ、それを作品として残し持ち帰って頂いて、
TEN展にお越し頂いたことことで、何かにめざめるきっかけになれたら~と


【席上揮毫】by 谷合双辰氏

 ■23日 13:00より
 ■「かな表現 今と昔」

変体かなを交えた古典を重視したかな作品と現代調の詩文書の世界を対比して
かなの表現をお楽しみいただきます。


会期中、お越し頂いた方には先着順にご希望の方へ、
メンバーが書いたはがき作品をプレゼントいたします

いらないなんて言わないで~

実は、私。。
諸事情満載で、まだ作品書けてません
無理言って伸ばして頂いて、今週中には表具屋さんに送らねばなのに 

気合気合入れまくって、あがきますです 
あがいた結果を、観にいらして頂ければ幸いです。

あ、違う・・
十人十色、それぞれの個性溢れる作品を、ぜひご高覧頂けましたら幸いです

これまでの書TENの模様はこちらから

書TENブログ 

メンバーのブログ: 
木原光威 越智麗川 伊地知星夏 中谷翠泉 岡村雞守齋 桃太郎 
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2014書TENレポート 最終回

2014-11-09 | 書TEN
                            桃太郎氏 「そったく」

書TENが終わって早くも1か月になろうというのに、
色々バタバタ続きで、後手後手になってしまいまして 

今日は一気に作品のご紹介をば。

最初の写真は桃太郎氏の「そったく」。
禅語の啐啄同時から。

紙と墨のに響き合い、滲み、空間、線、そして仕上げの表具は、やさしい雰囲気の白木。
好きな作品です。

谷合双辰氏「牧水のうた」
しらとりは哀しからずや空の青海のあをにも染まずただようふ



この詩は私も大好き。
大学の頃のメモノートに何度も登場してました。

ご来場者の方にも人気が高かった、多田翠香氏の「温故知新」



いつも「自然の力」を題材に、力強い作品を書かれる内田武岳氏の「土石流」。



新潟在住の岡村雞守齋氏の「山」。包容力のある山を感じます。



中谷翠泉氏の「ゆくえ」。
こちらの作品は、赤い紙に墨で書き、それを切り抜いたものを隣の黒い紙に貼りこんだ作品。
そして写真ではわからないけれど、作品を少し浮き上がらせています。
更に白いマットも、1段ではなく2段にして、立体感、奥行きを持たせています。



作品というものは、表具まで自分でこだわりを持つべし、といつも中谷氏から刺激を頂いています。

その中谷氏の社中展が13日から始まります。
詳細はこちら⇒クリックで拡大 





さて、というわけで、それぞれの全部の作品は、動画を作成しましたのでこちらもぜひ~。

自分の記録用にデジカメで撮ったので、動く速度が速かったり見づらいかもしれませんが
よろしければおつきあいくださいませ~ 
音楽つけたりの久々の作業に時間がかかり、ほんとはそれぞれに名前と題名の字幕を
入れたつもりなのになぜか入ってな~い  なんで? 

これとは別にビデオカメラで撮ったものもあるので、うまく撮れてたらまたアップします。





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2014書TENレポートその5 ワークショップ

2014-11-05 | 書TEN

ここしばらく出来事やることあれこれで、なかなか更新できずにすっかり遅くなりましたが、
もったいない展も無事、楽しいひと時の余韻を残しつつ終了、
また書TENレポートの続きをば。

今日は、ワークショップ「筆以外のもので書く」の模様をお届けします。
この日は平日ということもあり、大人ばかり10数名の方がご参加下さいました~。

道具はたとえば、ツルツルカレンダーなどの紙、プチプチ、歯ブラシ、スポンジ、段ボール切れ端、
スタンプ台、手、指、紙コップ、割りばし、ティッシュ、など。

それらでもって、色鉛筆、絵具、墨を使って描きます。

たとえばこれは、ティッシュと割りばし、墨&絵具。


デカルコマニー。ツルツルした紙に絵具を盛り付け、はがきに版画のようにぺたっ。
1回で数枚、色合いもその都度変化するし、違う構図にすればオンリーワンの作品に。


これもティッシュと段ボール紙、割りばしで。


スポンジ。


ワークショップを撮影して下さっていた洋三先生のブログで、
写真プリント用光沢紙にスポンジで書いてみた面白い作品が⇒Yoz Art Space

100均の6色セットのスタンプ台で。


・・と、ヒントをお渡ししつつ、私って芸術家~と思って楽しんで下さいね~と言ったら、
皆さま真剣&興奮ぎみに集中の図、が最初の写真。

こちらはビニール手袋をはめて、絵具を指につけて叩いて描いてます。


道具や色を選ぶ子供のようなキラキラした笑顔、私も嬉しくなりました。


今回のワークショップには、ブログ友の香彩さんとそのお友達、
そしてそして今回お目にかかるのは初めてだった執事さん も。

執事さんたら、私が会場にいる4日間も会いに来て下さって  
その上、大事な愛猫またさんを描いた絵を頂いちゃいまして。 ありがとうございます~

執事さ~ん、その後も描いてますか~ 作品また見せて下さいね♪
実は、執事さんが描かれた繊細な木炭画をたくさん見せて下さり。
鳥肌もので素敵でした。 いつかご紹介できればと思っています 



ではでは、たくさんある皆様の作品からいくつか。
私って天才かしら~って思えてきたでしょって言ったら、皆さま満更でもない風でした 


















身近にあるなんでもないものを使って、自分の色を探しながら描くのは楽しいです。
ぜひ、チャレンジしてみてくださ~い。

あれ? これってもったいない展に通じるような~。

ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました。楽しかったです 

「筆意外のもので書く」ワークショップに参加したい方、出張教室も承りま~す。
コメント欄か左バーにあるメッセージを送るから、お気軽にお問合せくださ~い 





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書TENレポートその4

2014-11-01 | 書TEN



さてさて、すっかり遅くなりましたが、書TENレポートの続きをば。
今日は私の作品「それぞれの・般若心経」です。

今回は折本を横にした形の紙面に、般若心経を6×4行24枚に分割した作品。
紙の大きさ、文字の構成、色を入れたりと、色々な表情で書いてみました。

全体はこんな感じ。





メンバーの木原氏より作品への質問を頂き。

木:「なぜ今回、般若心経を題材に?」
沙:「こう見えても?私自身、日々生きることに葛藤があったり、
   世の中でもやりきれない出来事も多く、何か心の支えになるものを探していて・・」
木:「お~そうでしたか~もしそうだとしたら僕だったらまた違う表現になっていると思いますね  」
沙:「もっと厳粛な感じでしょうか?」
木:「たぶん


そうなんです。だからタイトルは「それぞれの・般若心経」。
般若心経の感じ方や向き合い方も、人それぞれでいいのでは、と 

私は、般若心経はもっと身近にいてくれるものだと思っています。
なので、今回は敢えて額には入れずに、無造作な形で展示したかったのです。
正直言うと、なるべくお金もかけずにというのも私の思いでもありますが 

宗教論を言うつもりは全くありませんが、私の心の支えのひとつに禅語があります。
禅の世界は、神様や崇拝する人に願いを託すのではなく、
自分自身の中に解決方法や答えがあると、教えてくれました。

私にとって般若心経を書く行為は、もう心の拠り所や祈りを捧げる受け身のものではなく、
受け取ったものへの歓喜や感謝であるような 

「この般若心経、なんでもござれって言ってるようね」とある方が笑顔でお声をかけて下さり。

大好きな木簡からもらったエネルギーは、私の祈りの形にも伝染しているのかな、と
嬉しかったです 

今回の2点の作品、「木簡へのオマージュ」と、この「それぞれの・般若心経」は
どちらも、数点の作品の集合体です。
私はこの集合体の作品が、一番自分らしい世界と感じています。

ひとつひとつの作品と、それらが響き合う世界。
これからもまだまだ探していきたいです。


さてさて。
先日、もう1点の作品「木簡へのオマージュ」について
どんな文字をイメージして書いているでしょう~というクイズを。

その締切が31日でしたので、正解を発表いたしま~す 
作品はこれ⇒クリックで拡大します  
       
                画面左上から   是 下 号 
                            鳥 空 心
                            馬 見 道  でした~。



でも正直に言うと、文字を意識して書いたのは、下、是、馬、心のみです。
あとは、木簡からのインスピレーションです。むずかしかったですかね


思いがけず37名!もの方がクイズにご参加下さり 
その中から、2回までの回答で正解されたのは、なんとお一人。

ブログ友ののぼるさんでした~
のぼるさんには、小品の拙作をもらって頂きたいと思っておりますです。

また、数回とはいえ最後までおつきあい下さいました方々、
ご参加下さいました方にも何かお礼をと考え中です。

気持ちをのんび~りと、お待ちいただければ幸いです。

皆さま、おつきあい下さいまして、本当にありがとうございました。
またの機会にもぜひ 
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2014 書TENレポート その3

2014-10-24 | 書TEN


今日は、伊地知星夏氏の作品をご紹介します。

まずは、私も大好きな山頭火の句「かれゆく草の美しさにすわる」。

「かれゆく」時間が、そこに佇む空間を、更に美しく儚く深々と心を震わせる。
その、切なくも優しい景色が浮かんできます。

いつも表具にも心を配られていて、今回もご自分で選んだ布を使ったパネル作品。
まさにインテリアの書。
このまま玄関やリビングに飾っても素敵だと思いませんか 


淡墨を使ったこちらの作品は「無窮」(むきゅう)=無限、永遠の意味。
たっぷりの墨で書かれた「無」の懐深い穏やかさ、
その余韻を残しながら割れゆく筆で書かれた「窮」の潔さに、
秘かに勝手に、伊地知氏のお人柄を感じたりしています 



柿本人麻呂の歌「天海丹雲之波立月船星之林丹榜隠所見」
雲や波の細く繊細ながら強い線が、全体を格調高くしているように感じます。



うさぎ うさぎ なに見て跳ねる 十五夜お月さま 見てはねる



この作品をご覧になった方で、思わず口ずさんでおられる方が数名いらはりました。
私にも懐かしそうに、2番まで歌って聞かせて下さった方もいて、
作品にはことば選びも大事な要素なのだなと改めて 

書は、文字や言葉を書いて、その線や空間から書き手の個性を
いかに出せるかという探求の世界でもあるわけで。
つまり、何を題材に書くかという時点で、その人の個性が見えてくるわけで。

そんなこんなも眺めながら、十人十様の作品をご覧頂ければと思います 

つづく。


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2014書TEN レポートその3 

2014-10-22 | 書TEN


今回展からTENの代表となられた木原光威氏の「風雷」。

飄々とたゆたうような風雷(右)と、大空を龍の如く舞い上がるような風雷(左)。

その対照的な線、風貌を、1点づつ観るか、連として観るか。
もちろん1点づつでも、迫力ある存在感ですが、
この2点の響き合いというのも魅力の一つではないかな、と

初日と最終日に、出品者同士の鑑賞会があり、作品への思いを語ったりお互いに意見を交わしたり。



その時、雅印の位置について伺ってみました。

すると、連の作品として見る時、この雅印の位置は左右対称になるけれど
特に右のは右に引っ張る力が必要と感じられた、と。 
そして、左の雅印は作品を左に引っ張ってるように見えますね。 なるほど~。

雅印の表情、押す位置によっても作品のイメージが変わってくるので
最後の仕上げは大事なり~。

そしてもう1点 「百田宗治詩」







木原氏曰く、初めは「日が翳る」とだけ書こうと思っていたけど、
どうも余白を埋めたくなるんです、と。

「日」の思いきった余白、細字による粗と密の響き合いも、木原氏の真骨頂のような気がします。

この日は午前中搬入・陳列で、午後から木原光威の筆遊びと題して、席上揮毫がありました。

実は(言っていいのかな)当日朝に軽いぎっくり腰になられたそうで
腰に手を当てつつ、全紙を数点、揮毫され。





その後、淡墨の作り方や紙と墨の関係についてなどを解説、
机上ではがきを次から次へとリクエストにも応えつつ。






新潟在住の木原氏は、風神や雷神、風雷といった自然を題材に書かれることも多く
それはどこかで身近な存在なのかも、と羨ましく。

木原氏のブログはこちら⇒雪割草~木原光威のブログ
十人十様の暮らし、感性、表現をまだまだお楽しみ頂けたらと思います。
次回は伊地知星夏氏の作品をご紹介します。

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2014書TEN レポートその2

2014-10-21 | 書TEN

さて、今日は私の大好きな作家、越智麗川氏の作品をば。


2009年、横浜での「次代を担う43名の新進作家展」に出品されていた作品の中で、
素敵だなあと思った作家さんの作品を、拙ブログで ご紹介 させて頂いたことがあり。

その中のお一人が麗川氏で、以来コメントを頂いたり、書展に伺ったりして、
そのご縁で書TENのメンバーにと、お声をかけて頂いたのでして。
あれからもう5年の月日が経ったんだなぁと、感慨深いです。

「明日戦争がはじまる」は、宮尾節子さん の詩。

麗川氏は、その時の世相や出来事などを題材に書かれることも多く、
心に迫るものがあります。

ぐいぐいと引き込まれるような、感情が蠢き、絡まり合うような激しい線と、
それに相反して穏やかで温かい表情の文字たち。

全てが、吐き出される感情だったら、観る者は行き場を失い
やりきれなさや無力感にさいなまれるだけになるかもしれない。

けれど、麗川氏の作品には、光と影の両面があり、
そのことは少なくとも私には、救いであり許容であり希望でもあり。

書は人なりとは、まさに麗川氏の作品を拝見しているとしみじみと 

ご本人の作品への思いはこちらへ⇒忘己利他


「喜」。喜には3つの喜びがあるというお話があり。
そのお話はたぶん、麗川氏のブログでアップされるのでは 



「日月」 今回初めての金文作品だそうです。





画像は一部、麗川氏のお社中でもいらっしゃる洋三氏のブログ Yoz Art Spaceから
拝借しています。

今回私のカメラと腕が悪くてすごーく不安だったので、
洋三氏にも撮影をお願いしまして~ばっちりです 


私は昨日の作品ともう1点、般若心経の作品ありますが、また後日。
明日は木原光威氏の作品と席上揮毫のレポートをば。

お楽しみい頂けましたら嬉しいです。

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