心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

磁石を信じて

2009-11-30 | 山頭火・放哉・良寛
                          (半紙1/2)

山頭火の「あうたりわかれたりさみだるる」の句から。

会ったり別れたり。
出会いがあれば別れもあり、別れがあれば出会いもあり。

出会いには、ちょっとした出会い、運命の出会い・・があり。
そして別れには、しばしの別れ、永遠の別れもあり。

はたまた、出会っていることに気づかないような出会い
運命と思い過ぎて危うく逃す出会いや別れがあったり。

別れたことで出会ったり、別れたことで大事な存在だったと気づいたり

出会いと別れは磁石のようだな・・と、ふと。

そして人生もまた、自分の中の磁石によって、
引き寄せられたり、離れたり、また戻ったり・・を繰り返しながら
歩いていくものなのかなぁ・・と、ふと。

久々に再会したKちゃんが教えてくれたこと

自分の中の磁石を、そして引き寄せられる磁石を信じてみようかなって思えたから
今日の1曲はドラマチックに歌うRobbie Williams の My Way

追記:
(↓)You Tubeの埋め込み無効と出ますが、You Tubeで見るをクリックすると聴けます。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月~の書展情報 その1

2009-11-29 | 書展・展覧会情報
               

久々に書展情報。
関東圏からは遠いけど、広島熊野にある筆の里工房で開催される
昭和を代表する前衛書家、上田桑鳩展。

上田桑鳩は、比田井天来の門下で徹底して古典を学習、臨書、その後造形性、
用具・用材といった素材までも含めた実験的な作品を、国内外で発表。

書だけに留まらず、文房清翫、骨董蒐集、自らも陶芸、舞台芸術といった活動の
縦横無尽な才能と柔軟な発想、スケールの大きさといったら、
これまでに超える書家はいないのではないかと思う。

私にとって、魂が震える書家の一人。お会いしてみたかったと、切に思う

展覧会は、12月9日(水)~来年の1月24日(日)まで。
会場は筆の里工房 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
アクセス情報→こちらをクリック


そして、石川芳雲先生 が学院長を務められている日本書道学院展。

会期:12月9日~12月14日まで。
会場:東京都美術館 (上野)入場無料




それからこちらは、在外公館寄贈書作品展。
日本の在外公館に寄贈された書作品の展覧会。



会期:12月8日~12月13日
会場:東京銀座画廊・美術館7階 入場無料

出品作家は、杉岡華邨・日比野光鳳・高木聖鶴・榎倉香邨・栗原蘆水・浅見錦龍・
石飛博光・江口大象・大井錦亭・恩地春洋・黒田賢一・小山やす子・貞政少登・
高木聖雨・中野北溟・和中簡堂・・・・(敬称略)他105名。


実は数日前、軽いぎっくり腰に。。
展覧会巡りも待ってることだし・・と父母に誘われ、昨日は近所の&岩盤浴へ。
少しはよくなったような。。 
年末から年始にかけてはまた書展が目白押しゆえ、はよう治さねば。。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

表裏一体で美しや

2009-11-28 | 山頭火・放哉・良寛
                          (半紙)

良寛さんの辞世の句 「うらを見せおもてを見せて散るもみじ」

良いこと悪いこと、生と死とか、愛と憎しみ・・物事にはいつも表と裏があり。
たとえばいい面だけを見せようとしても、裏が見えたり、
短所は長所にもなったり、キライがスキになったり 

良寛さんは、はらはらと落ちるもみじの葉は、表裏を見せてこそ美しいなぁ・・とな。
つまり何事も表と裏で一対、表裏一体、それは真理でもあり
そんな風にありのままにいたいものよのぉ・・ってことかな、と 



この句にぴったりって思う今日の1曲は、学生の頃よく聴いていた
Joe Sampleの 名曲  Melodies of Love.
久々に聴いたけど、う~んやっぱりいいなぁ 



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永遠のイメージを

2009-11-27 | つれづれ
                         「遠」 (部分)

年を重ねると、日常に紛れてだんだんと自分を思い描くことを忘れがち 

人生のシーンの中で、自分の役割はいくつかあって
それぞれの場面で、知らず知らずに自分を演じているのに
素っ裸の自分は、すっかりとんと忘れてしまう。

自分は永遠に未完成なわけで。
人生こんなもんさって思うなら、それはそれだけど。

体力や記憶力は衰えても、子供の頃思い描いていた自分を忘れずにいられたら
人生まだまだやることあるじゃんって思えてくるような 

たとえ全部が叶わなくても、信じて描き続けることができたなら
その毎日の軌跡が、忘れていた素っ裸の自分であるような。

でもって、そんな自分を、きらきらるんるんと楽しめたら、
永遠というイメージが沸いてくるような 

日常の中で演じている、演じてきた自分もまた自分、
けれどいくつになっても、まだまだ知らない自分を探そうではありませぬか 


あなたが今まく種はやがてあなたの未来となって現れる。 by 夏目漱石


今日の1曲は、高校からの友人 結心さん が以前、私にと送ってくれた
荒井由美の  空と海の輝きに向けて

歌詞はこちら (←クリックで)




 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう一回を何度でも

2009-11-26 | つれづれ
                          (半紙)

  時計は見ない。

  夢中になっているとき
  時計の針は動いていても
  自分の中の時間は永遠にあるような。

  失敗なんか気にしない。

  失敗するほど
  自分の根っこに近づいているような。

  夢中になれるものは
  なんでもいいわけで。

  夢中になれるもの見つけたら
  何度でも何度でも
  もう一回もう一回を何度でも。

  そしたらだんだんと
  じわぁーっと
  もわぁーっと
  何かが全身に沁み込んでくるのかも 


久々に今日の1曲は Sinead O'Connorの  nothing compares


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

打てば響く静

2009-11-25 | 漢詩
                           (半紙1/2)

11/16にも書いた「萬里無雲孤月圓」~萬里雲無く孤月円(まどか)なり
空には雲一つなく、まるい月が照っている景色。


大学の頃、いいなって思った詩やことばを書き留めたノートがある。
その中にあったものをここに
どなたのことばかを記していないのが申し訳ないけれど


 「静」には「動」の対語としての意味、不動、静止の意味がある。
 しかしその静は、水も流れず風も吹かぬという世界の静止の謂いではない。
 内に動きを秘めながらの静、
 橋がかりの幕のかげで出を待つ名優の静こそ、真の静である。

 「静」にはまた「躁」の対語としてのしずけさ、沈黙の意味がある。
 しかしこれまた物音一つしない世界のそれではない。
 「鳥啼いて山更に幽なり」というように、音を内に含み、打てば響く静である。



色に頼らない、色で誤魔化さない、書とは本来、白と黒の世界。
それは静の中に動を含んだ、打てば響く静であるような。
ゆるぎない、潔い言い訳のない世界。。

なかなかそこには到達できそうにないけれど、
打てば響く静・・言い訳をしない生き方でいたいなぁ 

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作陶展DM 111枚×3の「叶」 

2009-11-24 | 書展・展覧会情報

先日のブログでもちょこっとご紹介しましたが、藤澤重夫さん の
作陶展のDMにこのブログで掲載した 「叶」の文字 を使って下さることになり。

藤澤さんから送られてきた陶板は、全部で111枚。
それぞれに厚さも模様の表情も違い。

中野昭さんが裁断された色、質感の違う紙に1枚1枚向かい、
藤澤さんの陶板を手に取り、対話をしながら、
私なりに文字をイメージしていく作業は、ワクワク楽しいものでした。

三者が個を持ちつつ、響き合うようにと集中夢中で、1枚1枚。。

私なりに思い入れもあり、箱詰めしていざ送る時には娘を嫁に出すような気さえして 
藤澤さんのブログでは、23日から毎日、このDMを10枚づつ公開されるそうですので
是非お立ち寄りください♪
早速お邪魔してみて、おっきくてびっくり。でもうれしい♪

ブログはこちら→ 藤澤重夫の器を游ぶ  (←クリック)
画面左側のブックマークにも、リンクしてます。


 作陶展
  日時:12月4日(金)~12月10日(木)まで
  場所:ご自宅をギャラリーとして 
  住所:石川県加賀市日谷町55-48  
  小松空港より空港バスで小松→JR北陸本線で加賀温泉または大聖寺駅下車
 
詳細は27日に、藤澤さんのブログでご案内とのことです。


ここでもちょこっと。。 第1弾。
何か感じて頂ければ幸いです 








コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分で楽しく

2009-11-23 | 八木重吉
                           (はがき)

甲骨文「望」字。

昨日は久々に・・睡眠時間11時間。お蔭ですっきり 
途中何度か猫たちに、ご飯だの布団に入れて~だので起こされたけど。

で、ここんとこバタバタしていたので、今頃になって衣替えしたり
すごいことになってる部屋の大掃除。
その合間に、なんとなく八木重吉の詩集を読んでた。

山頭火もいいけど、八木重吉もやっぱりいいなぁ。。
今の私にぐっと響いてきた詩をひとつ。

 さがしたってないんだ
 じぶんが
 ぐっと熱がたかまってゆくほかはない
 じぶんのからだをもやして
 あたりをあかるくするほかはない

             by 八木重吉

 おもしろいことなんて転がってないんだ
 じぶんで楽しいと思って
 おもしろくしていけばいいんだ

             by 沙於里


今日の甲骨文は確か・・左上の臣に似たような部分は、目を見張っている様子、
その右は月、下は人が遠くを臨んでいる様子を表している、だったような。

ところで年賀状書きの季節、ありきたりの言葉じゃなくて、こんなのもいかが? 




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感じた時が旬

2009-11-22 | つれづれ
                           (半紙1/2)

先日、ブログ~ 藤澤重夫の器を游ぶ の藤澤さんより
柚子と一緒に陶器の小さなプレートが送られてきて。

この時は前日焼きたてホヤホヤのが40枚、その前に60数枚。
もちろん手作り、1枚1枚、形も厚さも模様も違います。
はてさて、何に使うのか・・と言いますと・・。

12月4日~10日まで、古い民家のご自宅を開放してギャラリーにして
展示会を開催されるにあたり、このブログに掲載した 「叶」の文字 を
案内状に使わせて頂けないか・・と、ご相談があり 

もちろん喜んで!と、何度かやり取りをしているうちに、
あの紙面の空間は沙於里さんに任せるから・・と言って下さり 

中野昭さん が手作業でカットして下さった紙、私の1枚1枚違う「叶」の文字、
そして藤澤さんの焼いたプレートのコラボレーションの案内状、100数枚。

そんなワクワクする機会を与えて下さった藤澤さんに感謝をしつつ、
完成した案内状は、明日藤澤さんに送ります。

藤澤さんとは、このブログへコメントを下さったのがきっかけで
銀座松屋での四人の器展 にお邪魔して、あれこれお話を伺い。

人と人のつながり、ものづくりの楽しさ、そしてそれがまた響き合って
繋がっていく心地よさに、う~んいいなぁ・・って  感謝。

展示会の詳細は、また後日。とりえずのご案内は → こちらから
案内状のご紹介は、藤澤さんのお手元に届いてのちに。。

そんなわけで、今日のお題は・・「感じた時が旬」。
生きるとは行動することって、誰かが言ってた。

できることをできるときに。
思い立ったが吉日 

ドラえもんも言ってた。
「なやんでるひまに一つでもやりなよ」 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病は気からと申しますう

2009-11-21 | 
                      うたた寝中のぷくぷく

今日は朝一で、3年ぶりの健康診断&胃カメラ。

そろそろ飲んどく?というので・・って程度なんだけど、
いざ飲む・・となると、やめよっかな・・ 
でもまあ、とりあえずってことで。

あ・・ぷくぷくが面倒くさそうに呟いてる・・ま、飲んどけば~って。
はい、そんなとこです 

だいぶ寒くなってきたので、ベランダ好きのぷくぷくも窓際に移動。
限られた時間しか陽が入らないけど、やっぱりお天道様は気持ちよか~って。
ぷくの後ろのシャコバサボテンも咲き始めて、寒い部屋がちょっとにぎやかに。

ベランダに咲く花は、今はゼラニウムとこのビオラとディモルフォセカ

ピーンと背伸びして、好奇心旺盛って顔のビオラたちを見ていると
そうそう、病は気から~って思えてきたりして 



でもって、みーにゃ様は本日も、カメラを向けるとご機嫌斜めぎみ



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする