心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

3月の書展情報(1)

2011-02-28 | 書展・展覧会情報
        

さてと。今日は3月上旬の書展情報をば。

まずは、今日から開催の第8回日本書道学院代表作家展。

◆会期:3月1日~3月6日 午前10時~午後6時
◆会場;東京銀座画廊・美術館 (銀座貿易ビル8F)

学院長は石川芳雲先生 。(←クリックでずずいと下まで記事あり)

3年前の日本書道学院代表作家展に母とお邪魔した時、
刻字での千字文作品 に圧倒された 清水路石先生 からもご案内を頂き 
 
今年の作品は、千字文の集大成として、4文字づつ250個の印を刻され
それを印譜紙に押されたものを出品されているそうです。

刻字も圧巻でしたが、今回のも是非拝見したいと思います 


 第47回創玄展

 ◆会期:前期 3月3日~3月7日 後期 3月9日~3月13日
 ◆会場:国立新美術館




 奎星会創立70周年 第60回記念 奎星展

 ◆第1会場 役員 3月7日~3月12日 上野の森美術館    午前10時~午後5時
 ◆第2会場 公募 3月8日~3月13日 東京セントラル美術館 午前10時~午後6時

  チケットあります。
 ご希望の方はコメント欄にご連絡先ご記入下さい。非公開で受け取れます。




 第73回謙慎書道会展

 ◆会期:3月8日~3月13日 午前10時~午後6時 
 ◆会場:池袋サンシャイン文化会館




 書・北溟教室 東京グループ展

 ◆会期:3月8日~3月18日 午前11時~午後6時半(最終日午後5時まで) 
 ◆会場:地球堂ギャラリー 東京都中央区銀座8-8-6銀栄ビル2F



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自分のにおい

2011-02-27 | つれづれ
                               (はがき)

書にしても絵にしても、作家というのは、その人の『スタイル』があるわけで。

書を始めた頃、勝手気儘に書く私に、師はよくこんなことを言われた。

「その人独特のニオイは必要だ。けれどそれは臭味になってはいけないのだ。」
「作家は、立ち止まってはいけない。常に変化をし続けなければならないのだ。」

それらの言葉は今も心に残っていて、
作品制作に向かう時の励みでもあり、悩みの種でもあり。

常に変化をし続けよということと、自分らしさとは?と考える時、
一体どれが自分らしいのかわからなくなるのでして 

まだまだ未熟者ゆえ、あれもいいなぁ、こんなのもの好き、ってな具合に
迷ってばかりでごじゃいます。。

あぁあ・・。
わたしらしさってなんぞや 

何を書いても「私」になる、沙於里ニオイぷんぷんの『スタイル』を
一つくらいは持ちたいものであるのじゃが。。

まだまだ先は遠いのぉ・・ 
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春一番

2011-02-26 | つれづれ
                         「風」(部分)

昨日、ここ神奈川では早くも春一番が 

季節の体内時計は、多少の誤差はあっても、ちゃんと動いているようで。
日差しが明るくなると、猫も人も外に出たくなるようで 

朝からベランダの植物の手入れをしたり、お布団干したり洗濯したりバタバタと。

どうも夜型の私は、夕方からようやくエンジンが。
今日から4月の蘭秀会展の作品制作、始めました。

作品づくりで、何を一番悩むかっていうと、「何を書くか」ってこと。
それがなかなか決まらず、まだあれこれ構想中。

ただ漢詩を書くのは、物足りない。
ま、どの詩を選ぶかにもよるけれど。

今日はことば探しで終わっちゃうかなぁ。

締切りは3月17日。
春一番に元気をもらったので、スイッチオンにして楽しみます 

皆さまも、よい週末を~ 


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もうすぐひな祭り

2011-02-25 | 季節もの
                            (はがき)

前回の絵手紙教室のお題のひとつは、ひな祭り。
「ラブラブなお雛様で」とお願いしたら、あらま ほんとに。

なんと言っても、この日の話題は齋藤さんの作品。(これ↓)


いや~ん、色っぽいでないですか~と、皆さまと。

で、私が描くと、なんだかよそよそしい風になっちゃった。
いえいえ、まだお若いから、恥らってるのよね~なんて 

はたまた、いつもマンガチックな小室さんは、うさぎのお雛様を。
黄色の蝶までラブラブ~。


左:小室さん 右:沙於里

この日の皆さまの作品はこちら↓



遠藤さんのは、折り紙のお雛様。
う~ん。。折るの、難しそう 



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幸福の木の花 ふたたび

2011-02-24 | つれづれ
              

職場にある幸福の木に、いつの間にかまた花が。
おととしの春に初めて咲いたときは いいことあるかも~と興奮したものだけど
よくよく調べると、根詰まり等による断末魔とか

今回は大きな鉢に植え替えたあとなんだけどなぁ。

この木、友人に頂いてからかれこれ19年。
3つに株分けもして、一番高いのは、今や天井に届いてます。

花は、夕方4時頃から咲き始め、それはそれはいい香りがします。
香りがお届けできないのが残念ですが、
ジャスミンのような・・ヒヤシンスの香りに似てるかも。

ちょうど仕事している私の背中にいるので、夕方になると席を離れがたい程です。

朝になると花はしぼんで、夕方咲くのはたぶん別の花。
今年もしばらく楽しめそうです♪
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インコがいた日々

2011-02-23 | つれづれ
         
     
昨日2月22日は、にゃんにゃんにゃん、ということで猫の日らしく。
といっても、我が家の猫さまたちは普段通りに。

でも昨日は、12年間一緒に暮らしたインコのきーちゃんの3回忌。
きーちゃんが来て2年後にみーにゃ、そのまた2年後にぷくぷくが家族に。

みーにゃは仔猫の頃、きーちゃんに遊んでもらったせいか、
大人になってからも、鼻や耳をつつかれてもされるままでした


みーにゃ3ヶ月位の頃。どっちもかわいかったなぁ

久々に写真を引っぱり出して見ていたら、懐かしいのがあれこれと。
それでも飼い主か~と怒られそうなことも、あれこれと。
ここではとても、言えましぇんが。。

きーちゃんのお墓は、今もベランダの土だけのプランターに。
昨日は、きーちゃんと同じ黄色の菜の花を飾って 

友人が送ってくれた、おしゃべりインコのyou tube。
笑えます。→おしゃべりインコのピーポです 一人二役


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手紙は自分の舞台

2011-02-22 | 書の話
             

昨年12月の 2010 書TEN でご一緒させて頂いた
岡村雞守齋氏より素敵なお便り(↓)が届き 


かわいい兎さんの絵も。

お手頃な価格で良質の青墨が手に入ったのだけど、もののためしに手紙なぞ、と。
半切半分を2枚分の巻紙風の長いお手紙。ありがたや。
では私も拙いながらも、なが~い紙でお礼状をば、と 

手紙は、自分の舞台でもあるような。

紙の大きさ、色や質、文字の構成、構図、墨の色、そして文言。
何を選び、どう表現するのか、あれこれ考えたりするのは楽しや 

手紙は苦手だから書かない、とよく聞くけれど、
書かなければいつまでたっても書けないわけで。
上手く書こう、恥かしくないように書かなきゃと思うから書けないわけで 

だからね、「下手」にも応えて下さる相手を見つけるのがよろし 

おっし、書けた~と写真を撮ろうと広げていたら、
ぷくぷく師匠がどれどれ・・とお座りになり。
このあたり・・ちょっと乱れておる・・と、右手で指南。

手紙なんだから、硬いこと言わないでね 

あ・・岡村さん、見てたら・・勝手に載せてごめんなさ~い 
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梅香を探しに

2011-02-21 | つれづれ
                             (はがき)

「梅香」

都会に住んでいると、梅の香りに気づかぬまま、
春が近づくあの感覚も忘れたまま、なんてこともあるような。

迷ったり、何とはなしに不安になったりしたら
たとえば、梅の香りを探しに出かけよう。

それは、そこに必ずある場所ではなくて、
歩いていたら、どこからか漂ってくる香りを。

歩いて歩いて、やっと見つけた感激は
明日への元気を分けてくれるはず。

そんな・・自然体でいられたらいいな 

今日の1曲は、久々に手嶋葵ちゃんの  時の歌
あれ?またyou tube消えてるようなので、ここからどうぞ→ 時の歌

自分のPCからは、貼付されてるんだけどなぁ・・?


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第51回現日選抜書展へ

2011-02-20 | 書展・展覧会情報
                    越智麗川氏(部分 アップ)

昨日は母と、国立新美術館で2月28日まで開催中の第51回現日選抜書展へ。

09年の神奈川県 新進作家展 の作品を、素敵だなぁと思って勝手に・・
拙ブログでご紹介させて頂いた越智麗川氏

今回の作品は2×6尺(たぶん)横に書かれた「變通」・・
小柄な方のどこからこの強さ、激しさが・・と、いつもながらため息。
でもその横にある文言の続きは、おっとりと。

その対比はまた、見る者に想像力を与えるのでして。
その感激は、是非会場で実物を。入口入ってすぐ右手です。

そしてそして、ブログからのご縁で、昨年12月に現日の方々による新しいグループ
書TEN(←ずずいと下まで記事あり) に畏れ多くも参加させて頂いたのですが、
そのメンバーの皆さまの作品をば。


浅見  満氏              木原 光威氏(真ん中は木原氏作品アップ)
多田 翠香氏              中谷 翠泉氏
伊地知星夏氏              谷合双辰氏         岡村雞守齋氏

昨日は、国立博物館学芸研究部部長の島谷弘幸先生の「伝統と創造」という講演もあり
とても興味深いお話でした。

書には、その時代の流行というか、特徴みたいなのがある、と。
王義之がはやった時代は、王義之に似せようとしつつ、
それぞれの書き手の特徴が現れていると。

今の時代にも、「流れ」のようなものはあるわけで。
その「時代」が求めているものは何なのかを感じながら、
自分らしい作品作りを目指して下さい、と。

時代を映し出す書というのが、「生きている書」ということなのかな 

与えられたものを模倣しているだけでは、単なる手習いでしかない。
そこに思想なり、生き様がなければ、書はゲイジュツにはなれない。

ゲイジュツとは、爆発なのだ。
ゲイジュツとは、波動なのだ。

今は、膨大な情報に囲まれたネットの時代、
そんな中、たった1本の線で何かを伝えようとするには、
かなりのエネルギーが必要なわけで。

行きつ帰りつ、くじけそうになりながらも、自分らしさを探すなり。
な~んて、偉そうに 
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笑顔と向上心と

2011-02-19 | 書の話
                     2×3尺「大室才九月<圖象銘>」

昨日の金文の全様はこんな感じでした~。
これ↓が原本。3行目の上から3つ目~最後までを書いてみたなり。



実物だと、いいかも~って思っても、こうして画面を通すと・・
う~ん、パラパラしてるか・・。墨量の変化もあんまりないし 

あれこれ粗が見えると、1枚、また1枚と書きたくなる。

さらけ出すことで、成長できるのであるからに 

できない、書けない・・と思って隠れていては、
いつまでたっても、震えるような感激には出会えないってもんさね 

素直さと、謙虚さと、笑顔と、向上心を持って、生こうぞよ 

今日は、父母とランチをしてから、母と 現日選抜展 へ。
午後3時からは講演会があるそうです♪

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