(半紙)
曹植の詩「明月照高樓」 名月があの山を照らしていて美しいのお。
極細面相筆なので、やっぱり弱い・・。
なので、明月とは言えない感じだけど
夏バテなのか・・太い線のでで~んってのが、書きたいって気にならず
ここんとこ、つい面相を手にしてしまい。。
ま、そんな時もあるさってことで。
また、でで~んが書きたくなったら書こうべな
今日の1曲は、ヨーヨー・マの prelude from Bach´s Cello Suite No. 1
(半紙)
曹植の詩「明月照高樓」 名月があの山を照らしていて美しいのお。
極細面相筆なので、やっぱり弱い・・。
なので、明月とは言えない感じだけど
夏バテなのか・・太い線のでで~んってのが、書きたいって気にならず
ここんとこ、つい面相を手にしてしまい。。
ま、そんな時もあるさってことで。
また、でで~んが書きたくなったら書こうべな
今日の1曲は、ヨーヨー・マの prelude from Bach´s Cello Suite No. 1
(半紙)
高啓の詩「樹涼山意秋」 樹(き)涼しくして山意は秋に
樹々を渡る風は涼しく、山の気配はすっかり秋だなぁって感じかな。
全国的に猛威をふるった台風15号が去ると、一気に秋の気配
あんなに競って鳴いていた蝉の声は消えて、秋の虫がバトンタッチしてて。
今日はその台風で大荒れとなったベランダの大掃除と、
鉢が割れたり、折れたりした植物の植え替えをば。
ずっと気になっていた茂り放題の草花もすっきりして、気持ちがよかです
台風の日、ほんの数時間の暴風雨で、我が家はベランダ側の和室の天上と壁からは雨漏りも。。
昭和49年築の、断熱材もないコンクリートのままの壁なので、夏暑く、冬寒く。。
その壁のペンキは、魚の鱗のようにあちこち剥がれてきているのでして。
大家さんに相談したら、「2週間荷物はどけて家を出てくれたら、パネル張るけど?」って。
「そりゃ無理っつうもんでしょ。。 」
「どうせ出たら壁のペンキ剥がすから、好きな色に塗っていいよ」
「そう言われても・・」
「じゃ、引越せば?」って、全く誠意がない。。
ベランダの広さが気に入って借りたんだけど、また底冷えのする冬もすぐそこ。
おっし!体を鍛えるぞ~と、ようやく涼しくなったのでウォーキング始めるぞっと
皆さまも、よい秋をお迎えくださいませ
(半紙)
先日に続き、母の作品。
李白の有名な五言絶句「白髪三千丈」
白髪三千丈 白髪三千丈
縁愁似箇長 愁に縁って箇(かく)の似(ごと)く長し
不知明鏡裏 知らず明鏡の裏(うち)
何處得秋霜 何れの處にか秋霜を得たる
意味は・・
我が白髪は三千丈(約9km)にもなった
あれこれ心配し過ぎたからだ・・
しばらく鏡も見ずにいたら
いつの間にか秋の霜が頭に降りてきてしまったのか って感じかな
李白のやりきれないような、切実な胸中に共感するところがあるのか、
母はこの詩が好きなようで、よく書いていて
どの時代、どこで生きていようとも、人それぞれに山あり谷あり。
でも、人生に何もないのが当たり前じゃなくて、何かがあるのが人生だって思って
李白のように憂い嘆くより、無条件に生命を受け入れつつ、
あっけらかんと、なんでもござれ~って開き直って生きたいでありんす
(半紙)
今日は母の書をば。
李白の五言絶句「静夜思」
牀前看月光 牀前(しょうぜん)月光を看(み)る
疑是地上霜 疑うらくは是れ地上の霜かと
挙頭望山月 頭(こうべ)を挙げて山月(さんげつ)を望み
低頭思故郷 頭(こうべ)を低(た)れて故郷を思う
解釈は・・・
寝室に差し込む月の光が明るくて
庭の土は霜かと・・
彼方を仰いで山月を想い
うなだれては故郷を想う って感じかな。
母とやっている書道教室も、今年で24年目。
最初からいらっしゃる方、最近始めた方とそれぞれですが、
松本芳翠の楷書基本帖、かなの基本を終えられたら、
古典の臨書と併せて、唐詩選の本から選んだ漢詩の創作も。
で、これはその母のお手本。
私は木簡や隷書、造像、甲骨文といった古い文字ばかり書いてきて、
行草からはずっと逃げ腰でして・・
でも最近、母の書を見ていると、こんなのが書けたらなぁ・・って
遅ればせながら、行草の勉強もがんばりまっす
(はがき)
杜甫の詩「枕簟入林」 ちんてんはやしにいる
枕と敷物とをもって林中に入りて暑きを避ける、の意味。
そんなゆったりとした暮らし、いいなぁって思って。
さしずめ我が家は、夜寝る前に一杯持ってベランダへってことで「酒入縁側」。
でも、ここ数日は涼しくて、夜などしまった布団を1枚出す程。
今日も暑くなるとの予報の割に、過ごしやすく。
今年は風鈴もぶらさげて、音が涼を運んでくれてます
節電の今夏は、昭和の風情を楽しめるかも。
あ、今日でアナログ放送終了、ひとつの時代が終わった感が。
自然環境は変化して、科学技術は進化しても、
心は変わらず、アナログのままでいたいものでござりんす
(半紙)
今日午前中は絵手紙教室。
今年で17年目に入ったので?ここ数年、なんだか絵手紙というより
書画教室になってきたというか・・
今日のお題は、菖蒲の花と、有名な杜甫の五言絶句
江碧鳥逾白 川の水はエメラルドグリーンで、白い鳥の色がより引き立ち
山花欲然 山の色は青く、花は燃え上がるようである
今春看又過 今年の春もぼんやり眺めているうちに、またもや過ぎてしまったけれど
何日是歸年 いったいいつになったら(戦乱が収まり)郷里へ帰ることができるのやら
長いこの詩を、皆さま半紙にびっしり書いてきて下さり。
で、絵手紙風にするには?ってことで、
文字群を絵のように・・・と、構図をあれこれ変えて書いてみたなり
↑山の景色を入れてみたり、文字の大きさ、1行に入れる文字の数、
線の太さ、墨量に変化をつけてみたり・・。
文字数が多くてちゃっちゃっと書いたので、かなりいい加減ではありますが
今日はまたEさんが皆さんに~と和菓子をお持ち下さり、お茶を飲みながら
話題は東北の被災地への思いをあれこれと。
思えばこの詩、・・被災された方々の思いとも重なっているような
はがき倍版
雲開萬壑春 くもはひらくまんがくのはる
雲は晴れわたり、あちらの谷もこちらの谷も春めいている。【廖道南・明】
このあたりも例年より遅いけど、桜が咲き始めて。
1年ぶりに見るその姿に、心和み。
なんだか涙が出るね。
山頭火の本をめくりながら、でもなんとなくこの言葉が書きたくなって。
強くなりたいなぁ。
頑なな強さではなくて、しなやかに
久々に今日の1曲は・・・
大学の頃はまっていた Air supply の Someone Who Believes In You