「江戸を感じた日曜日(その4)」のつづきです。
10月4日の記事「予告編です」で書いたように、朝青龍の引退相撲で華やぐ両国に着いた私は、久しぶりの江戸東京博物館(江戸博)に向かいました。
なかなか見事なスケッチでしょ?
私が描きました、、、、っつうのは嘘で、私が撮った写真
(オリジナルは上の画像をクリックすると見られます)を、Microsoft Digital Image Proという既に販売終了した画像レタッチソフトでいじったもの。
江戸博は、基本的に館内撮影OKで、ストロボ
さえも使用可能な展示品もあります(三脚は不可
)。
ですが、ストロボを使うと、イメージが全然変わってしまうことが多いし、かといって、かなり薄暗い館内で手持ち撮影するのはかなり難しい。
自然、バシャバシャ撮った写真は、ボケボケ&ブレブレか、ストロボの強烈な光を浴びて白く光っていたりと、悲惨なものが多くなってしまいます。
そこで、今回の江戸博探訪記は、私が撮った写真(失敗作を含む)を加工したものを載せて遊んでみることにします。
江戸博の常設展示室の入口は6階にあります。
そこまで延々とエスカレーターかエレベーターで昇っていくのですが、なんでこんな構造にしたんでしょうかねぇ。企画展示室やホールが1階、チケット売り場&江戸東京広場(人工地盤)が3階で、とてつもない吹き抜け空間の上に、常設展示室(5階と6階)と収蔵庫(4階)がド太い柱で持ち上げられています。
いかにも鈴木都政下で構想・建設された建物らしい気がします。
それはさておき、だいぶ前、初めて江戸博の常設展示室に入ったとき、木の香りがした記憶があります。半分だけ実物大で復原された日本橋から漂ってくる香りをかいだとき、一気に気分が高揚しましたっけねぇ…。さすがに開館から17年半も経てば、そんな香りもすっかり薄れていました。たまに、紙やすりでもかけたら良いのではないかと思います。
ウォーホル風にしてみました。
橋の上からみんなが下を見下ろしていますな。
この時、歌舞伎小屋「中村座」の前で「えどはく寄席」が開催中でした。
連載小説の挿絵風。
落語好きの私ですが、途中から聴くのは興ざめですので、さっさと歩を進めて、「江戸ゾーン」に入りました。
江戸博では、現物の展示が少なく、レプリカや模型の展示が主体です。やはり、できることなら本物を見たいところではありますが、巨大かつ精巧な模型を眺めていると、これはこれで、国立歴史民俗博物館(探訪記はこちら)と同様、教育施設として有効だと思いますし、なによりも楽しい
例えば、寛永期の大名屋敷とか、
色づかいは梅原龍三郎風かな?
三井越後屋呉服店とか、
「法廷画」風…
私が大好き(この模型が…)な両国橋西詰とか、
ニスを塗りすぎた油絵風…。
銀座四丁目(尾張町)交差点にあったという朝野新聞社とか、
ファン・ゴッホ風?
浅草最盛期の映画館「電気館」とか、
童話風。
マーケット(闇市)が大賑わいだったという終戦直後の新宿駅(東口)とか、
「青焼き」風(意味不明の方、古い例えですまん m(_ _)m)
何度見ても、私はワクワク&ドキドキ
です。
が、この趣向、かなり疲れます…
もう、写真の加工にばかり気をとられて、ほとんど記事になっていませんゾ
次回はいつもの書きっぷりに戻ります。
つづき:2010/10/27 江戸を感じた日曜日(その6)