きのう、YOMIURI ONLINEのこんな見出しに目をみはりました。
パナソニック「テクニクス」消える
記事(こちら。いつ消えるかわかりませんが)の一部を引用しますと、
パナソニックの高級音響機器ブランド「テクニクス」が消滅する公算が大きくなった。
現行のアナログレコード用プレーヤーなどの生産が今月に入って中止され、後継機開発の見通しも立っていないためだ。販売店などで在庫がなくなれば、長年にわたり音楽愛好家に親しまれた名機が姿を消すことになりそうだ。
生産中止となったのは、テクニクスブランドのプレーヤー「SL-1200MK6」やヘッドホンなど。パナソニックは中止の理由について、年々販売規模は縮小し、生産体制の維持や部品調達が難しくなったためだとしている。
ふぁ~~デス。
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Technics クォーツシンセサイザー D.D.プレーヤー(シルバー) SL-1200MK6-S 価格:(税込) 発売日: |
私愛用のオーディオセットは、家庭の事情もあって、長い間、Technics一色でした。
旧松下電器が、Technicsブランドを高級機に限定したことや(大昔は安いTechnicsもあった)、親元を離れたこともあって、いつの間にやら、今、現役で使っている「Technics」はこれだけになってしまいました。
アナログ・レコード・プレーヤーのTechnics SL-1300です。
(あ"、カートリッジもTechnics 205Cだった…)
かなりホコリとタバコのヤニで薄汚れていて、ホント、こいつには申し訳なく思っています。
このSL-1300との付き合いは、もう30年以上になります。実家でひっそりしていた時期や寮の物置でじっと孤独に耐えていた時期、さらに、イコライザーを介してラジカセに繋ぐ(部屋が狭くてコンポを設置できなかった
)などと、SL-1300のプライドを傷つけるような使い方をしていた時期もありました。
いやいや、SL-1300にとって、最も不遇な時期は、私がCDを買い始めた頃から、MISIAのアナログを買うまでの期間だったのだろうと思います。
もう、ほとんど使う機会がありませんでしたから…。
これまでに発生した不具合は、電源コードの根もとが接触不良になったことくらいです(自分で分解して、半田付けしました)。
さすがに、最近は回転が不安定で、特にピアノの音なんかが濁って聞こえるようになってしまいましたので、そろそろ買い替えようかな、と思っていました。
そんな時にこの記事です。
結構、ショックがデカイ…
もう一つのニュースは、こちら。
東京ヴェルディ、来季も存続 スポンサー契約に合意
asahi.comの記事を一部引用しますと、
Jリーグは19日、経営に直接乗り出していたJ2の東京ヴェルディについて、新たなスポンサー契約と出資企業のめどが立ち、来季以降もクラブが存続できる見通しが立ったと明かした。
です。
Jリーグの設立当初からかなりの期間は飛ぶ鳥を落とす勢いだった名門チームが、消滅の危機を脱したというこのニュースを見て思い出したのは、かつてのヴェルディのオーナー企業だった讀賣新聞の総帥のこのお言葉(こちらから引用)。
住宅設備大手の住生活グループがプロ野球横浜ベイスターズの買収交渉を進めていることについて、巨人の渡辺恒雄会長は13日、東京都内で「いい経営者が持ってくれるのはいい。住生活歓迎だな」と話す一方で、新規球団には継続保有を求める考えを示した。
球団譲渡について「こういうことが恒常的に起こるようではしょうがない。所有権などについて、もうちょっと、はっきりしないといけない」とプロ野球のルールなどを定めた野球協約の見直しの必要性を指摘。球団を所有する資格には「ちゃんとした企業で、継続性があって、赤字が出ても(資金を)球団に出す」と条件を挙げた。
はぉん・・・。
ヴェルディを最初に放り出したのはどこの会社だぁっ
「やはり、この人はいい加減な人間だ」とつくづく思う私です。
(↓この本を読んで虫酸が走りました)
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渡邉恒雄 メディアと権力 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2000-06 |