「信州遠征記ダイジェスト(最終日・前半)」のつづきでございまして、予告のとおり、昨日の旅程を紹介したいと思いま・・・・・・したが、前振りがあった方がよかろう
ということで、信州旅行の出発前夜
のことから話を始めます。
当初のもくろみでは、最終日の午前中は松本の落ち穂拾いをして、昼過ぎに茅野に移動、路線バス
で尖石(とがりいし)縄文考古館に行って国宝土偶
に再会し、とって返して茅野駅から特急あずさ
に乗って家路につく、、、というものでした。
ところが、出発前夜になって、茅野には私にとって重要なスポット
があることを思い出しました
それは、建築史家・藤森照信さんの作品が茅野に存在
するということ
5年前、米TIME誌(電子版)が「世界の危険な建造物トップ10(Top 10 Precarious Buildings)」を発表したのだそうで、その中にはかのピサの斜塔と共に、日本からも1棟の建物が選出されました。
その名誉に輝いたのが、現在、茅野市に存在する藤森照信さんの作品、茶室「高過庵(たかすぎあん)」
実は私、25年前に名著「明治の東京計画」を読んで以来、藤森照信さんのファン
でございます。
その茶室「高過庵」を含む藤森さんの3棟の作品が茅野市にあるというので、どこなのだろうかと調べてみると、諏訪大社上社の本宮と前宮のほぼ中間点にありました。
これなら、松本の散策は旅行2日目で終えて、3日目は朝から茅野を探訪することにすれば、諏訪大社上社2社と藤森さんの一連の作品(高過庵、空飛ぶ泥舟、茅野市神長官守矢史料館)を鑑賞できるのではないかと気づきました
ところが、茅野駅から諏訪大社上社本宮または前宮までの路線バスを調べると、路線があることはあったのですが、、、
なななななんと、
土曜日、日祝日、12月31日~1月3日は、全便運休
ですと
およそ「観光地」としてはあり得ないバスダイヤではありませんか
ということで前振りはこの辺に留めておきまして、信州旅行最終日の旅程は以下のとおりです。
ホテル⇒徒歩
⇒松本駅⇒特急あずさ
⇒茅野駅⇒タクシー
⇒諏訪大社上社本宮⇒徒歩
⇒茅野市神長官守矢史料館⇒徒歩
⇒諏訪大社上社前宮⇒徒歩
⇒茅野駅⇒路線バス
⇒尖石縄文考古館前
⇒尖石縄文考古館⇒尖石縄文考古館前
⇒路線バス
⇒茅野駅⇒特急あずさ
⇒立川駅⇒中央線・快速
⇒西国分寺駅⇒武蔵野線
⇒最寄り駅⇒徒歩
⇒自宅
上に書いた「藤森さんの一連の作品(高過庵、空飛ぶ泥舟、茅野市神長官守矢史料館)」は、茅野市神長官守矢史料館の界隈に点在しているんですが、案内図はありませんで、案内板に従って歩いて行くと、高過庵と空飛ぶ泥舟、ど~ん と目の前に現れて、これはもう、最高の気分
でした。
きょうはここでお終いなんですが、もったいないので、高過庵のアップ写真を載せておきます。
つづきのようなもの:2015/07/22 信州遠征記ダイジェストのダイジェスト
本編:206/03/09 半年前の信州旅行記(その31)茅野編 1