「2週連続遠征、まずは関西遠征記(その1)」のつづきです。
千里中央駅付近で昼食を摂り、ケータイ
の充電
を開始して一息
ついた私はモノレール
に乗って6年ぶり
の万博記念公園へ。
万博記念公園駅に降り立って見る太陽の塔は、この世のものとはシュールさ
いいなぁ~
今回の目的である国立民族学博物館(みんぱく)に向かう前に、「EXPO'70パビリオン」なる記念館に足を向けてみました。
この「EXPO'70パビリオン」、フライヤーによると、
時空を超えてよみがえる「EXPO'70」の感動がいま再び・・・。
大阪万博の出展施設であった「鉄鋼館」が「EXPO'70パビリオン」としてよみがえる。
未公開を含む約3,000点もの実物資料や写真、映像が一堂に公開され、瞬時にして当時にタイムスリップ!「EXPO'70」の熱い空気、いまも生き続ける万国博のDNAを体感してみましょう。
という施設で、2010年3月にオープンしたらしい。
なるほど、私が前回万博記念公園に来たときはまだ無かったんですな。
で、築45年の元「鉄鋼館」を利用した「EXPO'70パビリオン」です。
奇抜なデザインのパビリオンが個性を競っていた大阪万博の中では逆に異彩を放つ「いかにも公共建築」風ですな(設計は前川國男さん)。
これは、もともと大阪万博終了後も取り壊さずに使い続けることを前提に建てられたことと関係があるのでしょう。きっと鋼材は当時最先端・最高品質
のものが使われたはず(何せ日本鉄鋼連盟の「鉄鋼館」ですから
)
でも待ってください。
「EXPO'70パビリオン」がオープンしたのは前記のように2010年3月。
大阪万博が閉会してから40年近くも経過しています。この「空白の40年」はどうしていたんだ?
もともと、コンサートホール(センターステージの小アリーナ風)として使われる予定が、譲渡を受けた大阪市がほったらかしていた模様(実際に活用した場合と放置した場合のコスト比較くらいはしたんでしょうけれど…)ですが詳細はよく判りません。
さて、「EXPO'70パビリオン」の中には、大阪万博にかかわるあらゆるものが展示されていました。
パビリオンの模型はもちろん、
岡本太郎による椅子とか、
報道関係者に貸し出されたという電気自転車とか、
公式ガイドブック(私の実家
にもありました
)とか…。
中でも圧巻だったのは、各パビリオンの設計図を始めとする公式書類
の群れ
っつうか塊っつうかアーカイブでした。
他の展示に比べれば地味ですけれど、貴重な資料(史料)だと思いました。
ちゃんと研究・活用できているのか心配ではありますが…
私、大阪万博には行っていませんが(我が家では唯一母親が「ご招待」で見物した)、大阪万博ファン
でして、2009年に国立科学博物館で開催された特別展「1970年 大阪万博の軌跡」(記事はこちらとこちら)とか、今年東京国立近代美術館で開催された「大阪万博1970 デザインプロジェクト」展を観ていたくときめいて
おります。
なにせ、私、「20世紀少年」ですから
そうそう、昨日、買い物していた店のBGMでT・レックスの「20th Century Boy」が流れてきて、ドキッ
としました
「EXPO'70パビリオン」の前に、エキスポタワーの展望室の一部が置かれていました。
なんだか「風の谷のナウシカ」に出てくる王蟲の抜け殻(目)を連想しませんか?
ということで、「その3」ではみんぱくをふり返ります。
つづき:2015/08/01 2週連続遠征、まずは関西遠征記(その3)