新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

2017年3度目の関西旅行記 #2-2

2017-12-04 23:34:31 | 旅行記

「2017年3度目の関西旅行記 #2-1」のつづきから、いよいよ舞鶴赤れんがパークの探訪記です。

「#2-1」で書いたように、赤れんがパーク周辺に立つ12棟れんが造りの建物のうち、海上自衛隊が使用している4棟を除く8棟重要文化財(「附(つけたり)」1棟を含む)に指定されています。

上の地図で、と表示されている建物が、その重要文化財に指定されている建物で、3棟(文科省の所管)以外の5棟が公開されていました。
それぞれの説明を転記しますと、

赤れんが博物館 (旧 魚形水雷庫)
赤れんが2号棟 舞鶴市政記念館 (旧 予備艦兵器庫)
赤れんが3号棟 まいづる知恵蔵 (旧 弾丸庫並小銃庫)
赤れんが4号棟 赤れんが工房 (旧 雑器庫並預兵器庫)
れんが5号棟 赤れんがイベントホール (旧 第三水雷庫)
文部科学省所管倉庫 3棟 [非公開] (旧 電機庫、第一・第二水雷庫)

このうち、大正7(1918)年竣工と、一番新しいれんが5号棟 赤れんがイベントホール「附」指定になっています。ちなみに他の7棟明治35(1902)年・同36年竣工とな。

で、こちらが赤れんが2号棟~4号棟で、

こちらが赤れんが5号棟です。

今回、私は、赤れんが2号棟 舞鶴市政記念館お土産売場を覗き、そして、赤れんが3号棟 まいづる知恵蔵の展示を拝見しました。

おぉ、ディーゼル機関車がある

Wikipediaには、

入換動車には、かつて福知山運転所で使用されていたDB10形ディーゼル機関車であるとの説明が付けられているが、DB10形は全車解体され現存していない上に展示機とは形状も異なる為、実際は国鉄F6形10トン貨車移動機(門司港レトロラインで機関車として使用されているDB10形ディーゼル機関車と同型)だと思われる

と書かれていますが、「鉄好き」とはいえ、鉄マニア(おたく)ではない私にはよく判らない話でございます。

それよりも、こちらに注目

説明板によれば、これは「電動荷揚機(いわゆる「ホイスト」)」で、

昭和10年代になると、鉄道引込線から貨車により倉庫内に搬入された武器などを2階へ揚げるため、2基の電動荷揚機が2階の天井に取り付けられました。電動荷揚機は昭和12年に東京日立製作所で製作されたもので、1.5馬力500kgまでの荷物を巻き揚げることが出来ました。

だそうで、追加されていた

電動荷揚機からの油液にご注意下さい。

という注意書きがよかったぁ。

ところで、旧倉庫の入口には、トロッコ用と思われる簡易なレールがありました。

でも、こんな直角に曲がったレールの上をトロッコ走れるか

でも、よくよく見ると、回転台跡らしき円形のコンクリートがあります。
ということは、武器搬入用のトロッコのレールイメージ再現したものなのでしょう、K.I.T

そうそう、上げ下げ窓ステキでしたぁ~

この建物には、花こう岩の切石を窓底に配し、側面と上部には赤れんがを使用した木製わくのアーチ窓が50か所あります。
1階と2階では大きさが異なりますが、すべて上・下別々に動く仕組みとなっており、上部両脇に付けられた滑車を介し、窓枠内に組み込まれた分銅とバランスが取れるようになっていました。(中略)
なお、1階の窓枠外側には、中の荷物を守るための鉄格子を復元しました。

だそうで、分銅も展示されていました。

左(長さ:52cm)が1階用右(長さ42cm)が2階用だそうで、上に転記した説明に

 1階と2階では大きさが異なります

とあるように、1階の窓の方が大きいわけですな

う~む、、、芸が細かい

ということで、「#2-3」でも赤れんがパークの話を続けます。

つづき:2017/12/05 2017年3度目の関西旅行記 #2-3

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