「南青山でアートして…(後編)」のつづきのようなものです。
岡本太郎記念館を観終わったとき、時刻は13:00ちょい過ぎで、昼食どき
です。
さて、どうしようか? とちょっと考えて思いついたのは、2年半前に根津美術館に来たときの帰りと同様、久しぶりにホープ軒のラーメン
を食べよう
ということでした。
2年半まえには、国立霞ヶ丘競技場はその姿を消していまして(写真を撮っておけばよかった…
)、今現在、新国立競技場はどうなっているのかを見てみたかったですし、昼食後に新宿に行く予定でしたし…。
で、南青山から歩くこと約30分、新国立競技場の建設現場が見えてきました。
おぉ 何本のクレーンがあるんだろ?
上の写真では、養生壁に隠れて、新国立競技場がどんな段階にあるのか判りませんが、1ブロック進むと、
スタンドの骨格が立ち上がっているではありませんか
そして、私はホープ軒の2階でチャーシューメンを食べたのですが(昔に比べるとインパクトが薄らいだ
気がする…)、丼から視線
を上げる
と、、
建設現場が目前
なんですが、帰宅して、撮った写真を見たら、ホープ軒の窓ガラスの網にピントが合っていて、肝心の建設現場はピンぼけ
オートフォーカス(AF)が便利なことは論を待たないけれど、こんな網入りガラスとか、動物園の檻とかにピントが合ってしまい、撮りたいものがピンぼけ
なんてことは少なからずあります。
マニュアルモードで撮ればよかった…
ところで、新国立競技場は、2020年の東京オリンピックに向けて、それこそ突貫工事中です。
先月末、恒例というか何というか、ブラック企業大賞のノミネート企業が発表されたのですが、その中にあったのが、、、
大成建設株式会社・三信建設工業株式会社
大成建設株式会社は、我が国有数の大手総合建設会社である。同社は、東京オリンピック・パラリンピックで使用するメインスタジアム「新国立競技場」の建設工事の元請け企業である。三信建設工業株式会社は、特殊基礎土木工事業(地盤注入工事、アンカー・斜面安定工事、地盤改良工事など)を業とする企業で、「新国立競技場」建設において、大成建設から地盤改良工事を請け負った一次下請け企業である。
今年3月、三信建設工業の新人男性社員(当時23歳)が自殺した。10月、新宿労働基準監督署は、男性の自殺は長時間労働による過労が原因の労災であると認定した。報道によると、男性が自殺する前の1カ月の残業は約190時間であったという。この事件を機に、東京労働局は、「新国立競技場」の建設工事に関わる約760社を調査した結果、37社で違法な時間外労働が確認され、新宿労基署が是正勧告をした。
とまぁ、いろいろあって、新国立競技場の建設自体がブラックの極み
になっているようで…
さて、ホープ軒での昼食を終えた私は千駄ヶ谷駅に向かって歩き出した
わけで…、と、ちょうど工事車両の出入りがあって、建設現場のゲートが開いたぁ~
思ってた以上に工事は進行している気配ではありませんか
外苑西通りから階段を昇り、東京都体育館の横からもう一度新国立競技場の現状を見て、どうかこれ以上犠牲者が出ませんように…
と心の中で祈ったあと、私は中央線各停
に乗って新宿へ…。
この日、私が新宿に行ったのには二つの目的がありまして、一つは成就しなかったのですが
、もう一つはクリアできました。
そのクリアできたの、こちら
新宿ピカデリーで展示されている、MISIAのMV撮影衣装です。
いろいろな人たちが新宿ピカデリーで撮影して、SNSなどにアップした写真を見るたび、なんか薄汚れた印象を持ったのですが、実際に薄汚れていました。
どうして汚れたんだろ、どうしてきれいにして展示しないんだろ、と思ったのですが、衣装の裾を見ると、
この汚れ方からすると、敢えて汚れたまま展示したと考えるのが自然でしょう。
でも、「君のそばにいるよ」のMVはフルCGだったはず…
それが、どこかのグラウンドで着用したように汚れているということは、この汚れが「汚し加工(シャビー加工)」だということなんでしょうな、K.I.T…
MISIAのMV撮影衣装を観賞した私は、新宿での次のタスクに取りかかったのですが、こちらは前述のとおり不発に終わりました。
でも、イイです。
二つ目のタスクには時間的な余裕がありますし、自宅最寄り駅から見事な富士山のシルエットを鑑賞
できましたから
そんなこんなで、なかなか濃い土曜日でした、、、、とさ。