6月6日の記事「ドリンク引換え券付きバス乗車券」にMOMOさんからいただいたコメントを読んで、大阪・天保山の海遊館に行ったときのことを思い出しました。
私が水族館に出かけたのはウン十年ぶりだったこともあって、ホント、楽しめました。
クラゲの美しさにほれぼれしたり、
間近に見るオウサマペンギンの立派さとLovelyさにほぇ~としたり、
海遊館の誇る巨大水槽にわなわなしたり、カワウソやラッコがかわいかったりと、予想以上に楽しい体験でした(子どもたちの驚いたり喜ぶ反応も楽しい)
でも、一番印象的だったのはサメ(ジンベエザメだけじゃなくて)でした。
サメって、どうしてあんな複雑な格好をしているのか と、ネ。
きっと、進化論的に言えば、サメの生態に一番適した形があの複雑な格好なんでしょ。
背びれも、胸びれも、尾びれも、名前も知らないひれも、ただの飾りではなく、それぞれが意味と機能を持ってサメの胴体にくっついているのだろうな、と考えているうちに、アーチェリーの弓を連想していました。
アーチェリーの弓には、スタビライザーだ、サイトだ、と妙な「棒」がたくさん生えています。
これらの部品は、矢を放った時の反動やぶれなどを吸収するため(らしい)スタビラ-ザーとか、照準を定めるためのサイトとか、とにかく矢を正確に飛ばす、当てるという機能を持っているんだそうな。
ただの飾りじゃないわけですな。
このあたり、普通の自動車とはかけ離れた独特のフォルムのF1マシンとも相通じるところがあるかもしれません。下の写真は、去年の東京モーターショー(記事はこちら)で撮ってきたトヨタのマシン。
う~む、、、サメから連想するには、アーチェリーの弓よりもこちら(F1マシン)の方が順当なのかもしれない…。
ところで、私、大学1年の体育実技は「弓道」でした。
別に弓道に関心があったわけではなく、完全な抽籤⇒自由交換で弓道をやることになった次第。
でも、「新しい発見」だらけで、楽しかった…。
例えば、左の図(クリックすると、日本弓道連盟の「射法」のページにジャンプします)は、矢を放つ直前、「会(かい)」と呼ばれる段階の様子を示したものですが、矢をつがえる位置が弓の真ん中ではないことが判りますでしょ?
どうしてこんなつがえ方なのか、きっと理由があるのでしょう。Wikipediaの「和弓」には、
上長下短の構造は一見バランスが悪いように見えるが、握りの位置が丁度弓の震動の節にあたり、持ち手に来る振動が少ないという利点がある。また高度な技術ではあるが、上下の長さの差から来る弓の上下の反発力の違いを利用し、矢の飛び方に変化(飛距離を出す、鋭く飛ばす、等)を付ける事が出来る。
と書かれています。アーチェリーの弓に比べてシンプル極まりないことと共に、なんとも奥深い…。
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