新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

愛用のZippoの受難

2009-07-21 06:57:32 | 旅行記

7月19日の夕食後から愛用のZippoが行方不明になってしまいました(こちらをご参照)。
おそらく19日に夕食を摂った河口湖の鰻屋さんに忘れてきたのだろうということで、翌20日の朝、鰻屋さんにとって年に1~2度の書き入れ時:土用の丑の準備で盛り上がっているだろうところへ電話してみました。

電話に出たおばさまに、前夜のテーブル位置を説明してライターの忘れ物がなかったかを訪ねると、しばしお店の人たちの間でのやりとりが聞こえた後、「銀色のようなライターですか? それならあります」とのありがたいご返事

さっそく、宿泊先をチェックアウトすると、鰻屋さんへ寄ってもらいました。営業時間前なので、入口が施錠されていたらどこから入ろうかと思案していましたが、「支度中」の札が下がっている入口に立つと、自動ドアがオープン!
そして、無事にZippoは私の元に帰ってきました

   

私愛用のZippoはこれです。

090799_6_1

きわめてシンプルで、見た目は普通のZippoですが、買うと結構高いシロモノ。
amazonだと、ほら…。

Zippo【ジッポー】 純銀(スターリングシルバー) アーマー(ARMOR) #26 ミラー
価格:(税込)
発売日:
希少* 純銀Zippo アーマースターリングミラー
価格:(税込)
発売日:

私は5年前に別の通販で買いました。お値段は14,490円(税込)

   

買ってから5年間、ずっと愛用してきたこのZippoですが、これまで4回もなくしかけました

最初はタクシーへの置き忘れ(当時はタクシー車内でタバコが吸えた)。この時もすぐに気づいて、タクシー会社に電話したところ、幸運にも無事に回収(?)できました。
神奈中ハイヤーさん、その節はお世話になりました。m(_ _)m

そして、2回目と3回目は、空港のセキュリティ・チェック没収されそうになりました。

2回目は3年前のベルリンのテーゲル空港、3回目は今年のGWの高知龍馬空港でのできごとです。

ちなみに、喫煙者にはよく知られているとおり、飛行機に乗る時、ライターは1人1個しか持ち込むことができません。しかも、預託荷物に入れることは認められておらず、手回り品としてセキュリティー・チェックで係員に見せなければなりません。

   

順番を変えて、3回目のできごとから状況をご説明いたしましょう。

GWの瀬戸内&四国ツアーの際、最終地の高知でZippoのオイルが干上がってしまったものですから、高級100円ライター(125円也)を買いました。
そして、高知龍馬空港のセキュリティ・チェックで、干上がったZippoはライターではないという解釈に基づいて、自分から高級100円ライターと干上がったZippo(当然、火はつきません)を係員に示したのですよ。
すると驚いたことに、係員は「機内に持ち込めるライターは1個のみ」の原則を振りかざして、高級100円ライターかZippoの一方を放棄するよう求めるのです。
Zippoは火がつかないことを説明しても実演しても、「2個を超えて持ち込めるライターは新品で未使用のものだけです」と頑としてゆずりません。
私が、危険物持ち込み禁止の看板を指さして、「燃料がカラで使えないライターを持ち込んではダメだとどこに書いているんですか?」と食い下がっても、係員は「書いていませんがダメです」と、融通の利かない、でもある意味、警備員としての有能さを全開。
ついに、私はキレて、「責任者を出せぇ~」、、、、なんてことはなく(私はそういうタイプじではありません)、泣く泣く高級100円ライターを放棄しました。買ってから1時間しか経ってなく、1回しか使っていないライターだったのに

   

2回目のベルリン・テーゲル空港はもっとやっかいでした。

国交省の案内持ち込み禁止品例外規定のPDFファイルをご参照方)によれば、そもそもオイルライターのZippoは、飛行機には持ち込めないことになっているようですが(この記事を書いていて初めて知りました)、成田空港でも、パリのシャルル・ド・ゴール空港でも指摘されることなく、無事にセキュリティ・チェックを通過できました。
ところが、さすがはドイツです。テーゲル空港の係員は冷徹に、Zippoは飛行機に持ち込めないと宣言

ドイツ語や英語に堪能ならば、一か八かで、「成田やパリではよかったのに、どうしてベルリンはダメなんだ」と論争を挑む手もありましたが、私にはそんな語学力はありません。

でも、欧州出張の最後の最後でZippoを失うなんて悲しすぎます

で、私は思いつきました
Zippoの中味(インサイド・ユニット=燃料を染み込ませた綿を収めるケースと発火機構で構成される)だけを放棄して、スターリングシルバーのケースだけでも確保しようという作戦です。
Zippoは、同じ大きさならば、外側のケースが違っても(高級品でも普及品でも)インサイド・ユニットは共通ですので、日本に帰ったら、最悪の場合、使っていないZippoのインサイド・ユニットを差し替えて使おうと思ったわけです。
そして、係員の目の前でインサイド・ユニットを引っこ抜いて、それを係員に手渡すと、ようやくセキュリティ・チェックを通過させてくれました。
そりゃそうですよ、ケースだけのZippoはライターではなく、ただのヒンジ付きの金属製の小箱ですから・・・。

   

ベルリン・テーゲル空港でのできごとの後日談。

他のZippoからインサイド・ユニットを差し替える前に、インサイド・ユニットだけを手に入れることはできないだろうか、と思い、デパートのZippo売場に行ってみました。
そして、店員さんに相談してみると、

Zippoは永久保証ですから、事情を書いて、外側のケースと保証書をサービスセンターに送れば、新しいインサイド・ユニットを入れて送り返してくれますよ」と、貴重な情報を教えてくれました。更に、Zippoのアフターサービスについての説明チラシまでくれました。

西武池袋本店さん、その節はお世話になりました。m(_ _)m

Zippoの永久保証のことは以前から知っていました。保証書にも書かれていますし、

090799_6_2

実際に、無償修理(送料の片道分だけ自己負担)のお世話になったことも、このスターリングシルバーのZippoではありませんが、別のZippoで、一度ならず二度もありました(インサイド・ユニットの板バネが折れた時とヒンジの溶接がはがれた時)。

さっそく、手紙を書き、ケースと保証書をクッション付き封筒に入れて、サービスセンターに送りましたよ、当然

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「故障箇所」は、素直に「某国の空港の手荷物検査場で、インサイド・ユニットを失いました」と書いて…。

数日後には、新品のインサイド・ユニットを収めたZippoが帰ってきて現在に至る、という次第です。

ジッポーサーヴィスさん、常々お世話になっております。m(_ _)m

   

このように、かなりの思い出が詰まったZippoです。
大事に使いますよう~、執着心を持って…。
本来ならば、Zippoは機内持ち込みも不可なんだ(1人1個に限って機内に持ち込めるライターから「液化ガス以外の吸収されない液体燃料を含有するもの」が除外されている)と知ってしまった今、飛行機に乗る時は、絶対にZippoを持って行かないことを決心しました。

Zippoを愛用する同好の士の皆様、くれぐれもご注意あれ


【追記】Zippoの機内持ち込みについて、私は誤解しておりました。2011/02/10の「飛行機へのZippoの持ち込みについて」で再考察しておりますので、そちらもお読みくだされ (2011/02/10 06:32)


Zippoネタ:09/10/30 Zippo BLUを買ってしまったぁ~

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