新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

信心の薄い人間にとっては…

2011-11-15 23:02:00 | 美術館・博物館・アート

11月13日の記事「モデルはMisiaさん?!」のつづきです。


正直いって、東京国立博物館(東博)で観た特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」はあまり面白くありませんでした…
というよりも、じっくり観られませんでした。


私が東博に着いたのは10時ちょい過ぎで、本館前は未だかつて見たことがないほど閑散としていました。


111115_1_1


特別展「「法然と親鸞 ゆかりの名宝」は「空海と密教美術展」の時ほど混むようなことはないだろうと高をくくって、まずはいつものように本館1階の総合文化展「ジャンル別展示」を楽しんでから、平成館へと足を向けました。


111115_1_4 まぁ、ごく普通の観客の入りだと思いながらエスカレーターで2階に上り、会場に入ると・・・・、
おわぁ なんじゃこの人混みはぁっ
と度肝を抜かれるような混み方でした。
それこそ身動きがとれないほどの混雑です。
しかも、展示品の多くが、書状とか絵巻ですから、ますますもって展示品をじっくり観ることなんぞ叶いません
順番に並べば、ほかの人のペースに合わせて観ることができたでしょうけれど、私としては、それは耐えがたい…


結局、「もうこれは『捨て』だ」とばかりに、さっさと先に進み、楽に観られる展示品だけを観てきました。


京都で「親鸞展」を観たとき(記事はこちら)の再現のような雑駁な観覧でしたが、それでも、見どころはありました。
まず、蓮如さんの自筆による歎異抄


111115_1_2_2


木訥とした筆致の仮名交じり文が、500年の時を超えて迫ってきます


もう一点は、「本願寺本三十六人家集(重之集)


111115_1_3


こちらは、歎異抄とは対称的に豪華絢爛で、王朝文化の極みといった感じでした。
もらって帰りたかったなぁ~、国宝だけど…


と、まぁ、ぼちぼちの特別展ではありましたが、東博総合文化展は、いつものように楽しかった


その話はまた後日


そうそう、帰宅してから、予約録画をしていたNHK日曜美術館を見ると、11月13日の放送は、「法然と親鸞 ~作家・五木寛之 “ゆかりの名宝”と向き合う~」でした
来週以降、ますますは混むことでしょう…


つづき:2011/11/16 上野の山は東叡山

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モデルはMisiaさん?!

2011-11-13 21:55:21 | MISIA

久しぶり(といっても2ヶ月ぶり)に東京国立博物館(東博)に行ってきました(前回の訪問記はこちら)。
東博では特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」が開催中で、今年のGWに京都で「親鸞展」を観た私としては(記事はこちら)、この特別展を観に行くかどうかビミョーなところでしたが、東博のパスポートを持っていることもあり、出かけてきました。


111113_1_1


これで5月初めに買った東博パスポート特別展スタンプ満杯になってしまいました…


111113_1_2去年は有効期限の1年間でも、


東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館で有効期間内に行われる特別展の中から、お好きな6つの特別展をご覧いただけます。(各特別展は1回に限ります。)


の枠を使い切れなかったのにね…。
ちょっとムダづかいしてしまったかもしれません
まぁ、次に東博の特別展に行く気になったら、新しいパスポートを購入することにしましょう。


それはそうと、今日は、東博のことは後回しにして、東博からハシゴした別の展覧会のことを書くことにします。


   


その別の展覧会とは、、、、。


111113_1_3 三菱一号館美術館で開催中の「トゥールーズ=ロートレック展」


私、4年近くも丸ノ内で働いていたというのに、三菱一号館美術館に行くのは初めてでした
「いつでも行ける」と思うと、なかなか行かないものだということは、重々承知していましたけれど、またもや…デス


それはともかく、事前の予想に反して、かなりかなり楽しむことができました

題材としてはユルいけれど、描き方はシビア(私の勝手な解釈…)なトゥールーズ=ロートレックの世界を、満喫とまではいえないまでも、こりゃ良い展覧会だったと思います。


この辺りは追々書くとして(後回しばかりだ…)、この記事のタイトルを最優先しましょう

こちらの作品、タイトルは「『ラ・ルヴェ・ブランシュ』誌」。


111113_1_4 1891年にパリで発刊された雑誌「ラ・ルヴェ・ブランシュ」のポスター(サイズ:129×92.9cm)です。

図録の説明を転載しますと、


1889年にベルギーで創刊された前衛的な美術と文芸の雑誌「ラ・ルヴェ・ブランシュ」は1891年からはパリで刊行された。ロートレックは、この主宰者であるタデ・ナタンソンの妻ミシアの文芸サロンに出入りし、ピエール・ボナールのポスター作品(1894年)に続いて、彼女をモデルに本作を創作した。水玉模様のドレスに毛皮のケープと羽根飾りの帽子を身につけ、手にマフを持ってスケートしている場面。背景には「吹き付け」技法によってうっすらとスケートリンクの縁が暗示されている。「芸術の女神(ミューズ)」と呼ぶにふさわしいミシアの優美な姿は、まさに最盛期の「ラ・ルヴェ・ブランシュ」の象徴である。


だそうです。


ちなみに、ミシアさんの名前の綴りは、


Misia Godebska ⇒ Misia Natanson ⇒ Misia Sert


デス (苗字が変わっているのは、結婚⇒離婚⇒再婚のため…


でましたなぁ~、Misiaさん


「芸術の女神(ミューズ)」と呼ぶにふさわしいミシアの優美な姿だなんて、「音楽の女神(ディーバ)」と呼ぶにふさわしいMISIAのパフォーマンスと相通じるものを感じた私です


【追記】トゥールーズ=ロートレックの「『ラ・ルヴェ・ブランシュ』誌」を改めて観ているうちに、こちらのPVを思い出しました (2011/11/17 21:09)



つづき:2011/11/15 信心の薄い人間にとっては…

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岡田監督「サッカー関係者が怒りよるよ」

2011-11-12 14:24:02 | ニュース

この記事のタイトルは、日刊スポーツからの借用です。ついでに日刊スポーツの記事を転載しますと、


岡田監督「サッカー関係者が怒りよるよ」


巨人の清武英利球団代表(61)が11日、文部科学省で記者会見し、来季のコーチ人事をめぐって渡辺恒雄球団会長と対立があることを明らかにした。
オリックス岡田彰布監督(53)も岡田節で巨人の内紛に反応した。秋季キャンプ先の高知で緊急会見のネット速報を球団関係者に印刷してもらい情報収集。「びっくりしたわ。岡崎とか江川さんとか会見の中で名前、出てるんやろ? 大変なことよ」と素直に驚くと、「これ、サッカー関係者が怒りよるよ」と、独特の言い回しで続けた。この日はW杯アジア予選で日本対タジキスタン戦があり、話題が分散することを憂えていた。
[2011年11月12日9時30分 紙面から]


オリックス岡田監督のコメントを丁寧に読み解けば、


11日に行われるサッカーワールドカップアジア予選のタジキスタンvs日本ウズベキスタンvs北朝鮮の結果によっては、日本代表のアジア最終予選進出が決まるというのに、こんな内紛ネタでスポーツ紙の一面を横取りしたら、サッカー関係者に失礼だ


という意味のようです。
いかにも大阪人・岡田監督らしい、良いコメントだと思います。


それにひきかえ、讀賣ヂャイアンツ無粋なことといったらありません
サッカーのワールドカップアジア予選(祝 最終予選進出決定)はともかくとして、プロ野球界でも日本シリーズが開幕しようという矢先に、こんな程度の低い話題を提供するなんて、さすがは12球団一の野暮球団だけのことはあると思っています。


11日の讀賣G・清武球団代表兼GM(自動車メーカーではなく、ゼネラルマネージャー。ただし「部長」ではありません)の会見は、スポニチの記事を引用すると、


岡崎郁ヘッドコーチの留任をはじめすでに来季の全コーチの陣容が固まり、10月20日に渡辺会長の了解も得ていた。その中で、今月9日に同会長から一方的に「ヘッドは江川卓氏とし、交渉も始めている。(就任は)99.9%の確率」と通告されたという。当初了承したはずの人事方針が突然転換されたことで、清武代表はその場で同会長に翻意を求めたが聞き入れられなかった。
そればかりか、4日に同会長が「俺に報告なしに勝手にコーチ人事をいじってる」とした発言に、「(酒に)酔った上で事実に反する発言をすることは経営者として許されない」と糾弾。
会見では「(桃井)オーナー兼代表取締役社長を飛び越えて鶴の一声で覆した。会社の内部統制に大きく反する行為。球団はいったい誰のものなのか。やり方を改めてもらいたいし、正しい道に戻したい
」と切々と訴えた。


というものだとか。


昨日、「午後2時から巨人軍のコンプライアンス上の重大な件で、プロ野球界のルールにかかわることについて清武球団代表が記者会見を開く」というニュースが流れていて、いったいどんな「重大な件」なのだろうと思っていたところ、なんとも肩すかしを食った気分です


非上場企業の100%子会社の内部で、どんな人事が行われたところで、コンプライアンス上の問題にはならないと思うわけで、わざわざ文部科学省の部屋を借りてまでして(文科省は部屋代を請求するんでしょうな)、公開することはなかろうに、と思います。
もっとも、清武氏は、ナベツネの行為を「選手やコーチの基本的人権をないがしろにし、ファンを裏切る暴挙」としていますので、そういうことなら「コンプライアンス上の問題」と言えないことはないかもしれません。


でもねぇ、ナベツネがそういうサイテーの人間であることは、ナベツネとは長い付き合いの清武氏だって昔から重々知っていたはず。
また、東日本大震災のあと、プロ野球の開幕やナイトゲームを巡るすったもんだでは、ナベツネと共に耳を疑う傲慢不遜な発言で世の中のひんしゅくをかった(こちらの記事をご参照方)のは、だれあろう清武氏本人だったのに…。


清武氏が、昨日発表した声明文で、


もし、私と桃井オーナーが書類を持参して報告したことに対し、自分が了承したことを全く忘れておられるということなら、渡辺氏は任に堪えないということにもなりかねません。


と、「もうろくじじいは去れ」と言わんばかりの厳しい物言いをしたからには、ナベツネを引退させるか自分が消えるか乾坤一擲の勝負に出たということなのでしょう。


私もナベツネには一線から消えて欲しいと思っている一人ですけれど、今回の勝負では清武氏に勝ち目はないと思います。
自分同様にナベツネの横暴の被害者で、仲間になってくれると清武氏が信じていたであろう桃井恒和代表取締役オーナー兼社長が、同日開いた記者会見で、


「彼(清武GM)の独断で開いた会見を僕はかばうことはできない」
「極めて残念であると。認識が違う。物の見方で僕はこう認識しているよ、と。今日の彼の独断で開いた会見は、僕はかばうことはできないよ、と彼に伝えました」

「代表取締役の私が知らないところで(会見を)やった。球団の内部統制、コンプライアンスというところではとんでもないこと。処遇については協議をしないといけない」


と発言したそうですから(日刊スポーツの記事はこちら)、孤立無援です。
しかも、清武氏自身が「球団の内部統制、コンプライアンスというところではとんでもないこと」をしたと指摘されているのですから(この部分の桃井氏の見解は妥当だと思う)、清武氏もすねに傷を負っています。
現在の日本で屈指のワル大物に闘いを挑んでしまった清武氏が、今後、どんな人生を歩むことになるのかを想像すると同情を禁じ得ません…


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ところで、日本のプロ野球球団って、なんとも理解しがたい組織になっています。
球団代表がいて、社長がいて、オーナーがいて、さらに親会社社長・会長なんてのもいるし、日本野球機構にはコミッショナーなんてのもいて、その序列が難しい
昔の陸軍省・海軍省と陸軍参謀本部・海軍軍令部との関係以上に意味不明のものになっています。


日本のプロ野球機構の最高意思決定機関はオーナー会議だそうですから、「オーナーが一番偉い」風ですが、日本のプロ野球の場合、各球団のオーナーは親会社から出向した「雇われオーナー」ばかりですから、実質的な権力は球団の親会社のトップが握っていることになるのでしょう。
このあたり、個人が球団を保有することが主流のメジャーリーグから運営組織形態だけを借用した日本のプロ野球のいびつさが浮彫になっているように思えます。


折良く、昨日の日経電子版に「球団買収、マックが13年前に断念した理由」という記事が載っていました。日経の(有料・無料)会員しか読むことができませんが、非常に面白いコラムですので、ご一読をお薦めします

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良かった…、MISIAの大宮公演(ネタバレあり)

2011-11-12 09:20:31 | MISIA

かつて、MISIAの関東の公演は盛り上がりがイマイチ なんて言われていましたが、最近は状況が変わってきているようです。
今回のTHE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQESTは、皮切りの東京国際フォーラムでも、NHKホールでも、神奈川県民ホールでも、渋谷公会堂でも、「定説」を覆す大盛り上がりでした。


そして、昨夜の大宮ソニックシティ大ホールでは、新たな歴史が作られました


開演(が近いこと)を告げるブザーが鳴り、会場の照明がちょいと暗くなったときのこと。
まだ開演前のBGMが流れている段階で、会場から手拍子が始まりました。
そして、次第に手拍子が強く・大きくなっていきます。


こんなこと、私の「MISIA歴」では初めてのこと
こりゃ、きっと素晴らしいライヴになる と予感しました


降りたままの緞帳を見つめながら手拍子していると、どんどん気分メーター上昇していくのが目に見えるようでした。
そして、BGMが止んで、場内の照明が落ちると大きな拍手と歓声
そしてそして、Overtureを経て、EDGE OF THIS WORLD(大好きな曲)のイントロと共に緞帳が上がり始めると、さらに大きな拍手と歓声


いやぁ~、素晴らしいオープニングでした…


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ここで、THE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUEST後半戦のこれまでのセットリストをまとめてupしておきます。
下の画像をクリックすると、PDFファイルが開くはずです。

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オープニングだけでなく、全編を通じて良いライヴでしたけど、特筆するべきは、12月14日発売予定のNew AlbumMISIAの森 -Forest Covers-」から、「The Rose」が初披露されたこと
しかも、歌詞の翻訳をMISIAが朗読したあとで


このブログで「The Rose」のことを書いたばかりで、生「The Rose」を聴けた、それも、MISIAによる歌詞の朗読込みで


もう、、、私は、、、、私は、、、、


   


ここで、「4列めのほぼ真ん中」の席から見えたプチネタを。


MISIAの左の二の腕が、ポチッと虫に刺されたように赤くなっていました。
あんな肌寒い日にが出るかなぁ…。
ちなみに、私よりも前の席だった人によれば、「キスマークではなかった」だそうです

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そろそろ出撃しましょうか…

2011-11-11 17:27:11 | MISIA

111111_1_1 そろそろ大宮に向けて出発するとしましょうか。
マフラータオルとチケットをバッグに入れたし、あとは財布とケータイがあれば準備完了
会場が近いって楽ですなぁ~
どうか電車が事故で止まったりしませんように

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大宮ソニックシティを上から見ると…

2011-11-09 22:56:02 | MISIA

THE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUEST大宮公演が近づいてきました(「111111」だ)。

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さいたまでのMISIAのライヴは、化膿性扁桃腺炎明けだったTHE TOUR OF MISIA 2008 EIGHth W0Rl D(08/1/19-20)以来 っつうことは、年ぶり
そんな地元の公演ですから、私は午後半休をとって参加することにしました(どうしても外せない仕事が午前中に入っているし、ナリドンで退社しても到底開演時間には間に合わないもので…)。

そんな楽しみな大宮公演の会場は、大宮ソニックシティ大ホール
ずいぶん前に観たTV番組で、大宮ソニックシティ大ホールを上から見ると(このブログのごく初期にこんな記事を書きましたっけ…)、あるものの形になっているという、地元の人にもほとんど知られていない(だろう)ネタが語られていました。

その「あるもの」とは何か…
百聞は一見に如かず」ですな。

説明は不要でしょうが、ピアノの形をしています

THE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUESTツアーグッズマフラータオルピアノの鍵盤を模している(こちらの記事をご参照方)ことからすれば、まさにぴったりの会場です

かなり良い席がとれているし、気分が盛り上がってきています

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久しぶりにETCネタ

2011-11-08 22:00:32 | ニュース

11月2日、首都高速が、現在のゾーン毎の均一料金制から、来年(2012年)1月1日午前0時をもって「距離別料金制」に移行すると発表しました(リリースはこちら)。
続いて、阪神高速も、来年(2012年)1月1日から「距離別料金制」に変わることがほぼ決まったようです(こちらのサイトこちらをご参照方)。


そして、どういう計算の結果なのか、首都高阪高も、


利用距離6kmまでが500円、以後6kmごとに100円ずつ加算され、24kmを超えると上限の900円となる料金体系


で、まったく同じ… 経営状況とか、使われ方とか、他の交通機関の料金体系だって違うのに、どうして同じ料金体系になるのでしょうかねぇ…
私が軽蔑して止まなかった某省某局が、両社に妙な「指導」をしたんじゃなかろうかと勘ぐってしまいます…


   


それはさておき、私の生活への影響をシミュレーション(というほどでもないけど…)してみました。私の場合、阪高を走る可能性はほとんどありませんから、首都高の変更だけですが…。


まず、現在の私の首都高の利用パターンは、通勤の片道だけ、


戸田南⇒(中央環状線)⇒東名接続:700円-お得様割引14円


です。勤務先からは、毎月、700円×20日分=14,000円を交通費の一部として支給されています。


111108_1_1 でも実際のところ、事故渋滞自然渋滞が厳しい場合には都心環状線を経由したり、4号線を通って高井戸で降りたり、乗るランプを高島平にしたり(最近はほとんどコレ)、中台にしたり、板橋本町にしたりと、結構なバリエーションがあります(一度、首都高を使わずに環八で行ったらひどい目にあいました)。


また、毎朝、新大宮バイパスの美女木~笹目橋間の渋滞がきついことから、気が向けば、300円余分に払って、自宅最寄りの浦和南ランプから首都高に乗ることもあったのですが、浦和南ランプが先月半ばから2ヶ月にわたって工事のために閉鎖されているので、最近はおとなしく首都高は東京区間だけ使っています。


そんな私の場合、均一料金制から距離別料金制に変わると、どんな影響があるのでしょうか?


首都高のサイトで、最近多い高島平⇒東名接続の料金を検索してみますと、26.7kmで基本料金は900円。でも、2014年3月までの期間限定「放射道路端末区間割引」なる割引の適用を受けて、料金は800円と、現在よりも100円高くなるだけで、これは戸田南⇒東名接続29.4km)でも一緒です。


では、これまで300円自腹を切っていた浦和南から乗るルートではどうでしょうか?


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すると、33.3km900円。こちらは現在よりも100円安くなる勘定です。


う~む、これは朗報かもしれません


ところが、良い話ばかりではありませんでした。距離別料金制移行に伴って終了する割引制度があるというのです。


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短距離で均一料金ゾーンをまたいだり、NEXCOとの連絡といった「乗り継ぎ割引」の「特定区間割300/特定区間割500」が廃止されるのは理解できるとしても(当然かもしれません)、「平日夜割/日祝割」とか「お得意様割」が廃止されることには合点がいきません


平日夜割/日祝割」と「お得意様割」は、距離別料金制とどんな関係があるというのでしょうか?


NEXCO各社のマイレージサービスと比べたらNEXCO各社に申し訳ないような気分になるしみったれの「お得意様割」がなくなっても、たった2%引きの私には大きな影響はありませんけれど、個人ユーザーを対象にした「お得意様割」をなくす一方で、怪しげな「共済組合」が商売のネタにしている「大口・多頻度割」を存続させることには、あいつらぁと怒り心頭


また、「平日夜割/日祝割」は、オフピークとか、利用の少ない時間にも首都高を使ってもらう手段として有効だと思うのですが、なぜなくす


首都高の意図がさっぱりわかりません


   


怒りついでに、もう一ネタ。


首都高阪高距離別料金制に移行するのは、出口にもETCの路側器の設置が完了して、ETCを使って走行するクルマが、どこから乗ってどこで降りたかを把握できるようになったことが技術的な裏付けになっています。


ここで「んんっ」と思った人がいたら、徒然煙草が誉めて差し上げます


首都高・阪高はもちろん、NEXCOでも、ETCのゲートは20km/hで通行するよう呼びかけられていることから、それくらいのスピードで通行しなければETCの車載器と路側器と通信できないと思っている人が多いのではないでしょうか?

でも、2ヶ月もたたずに距離別料金制に移行するというのに、首都高の出口に料金所やETCのゲートはありません


実は、かなりのスピード(80km/h以上)でもETCの車載器と路側器とは通信できるのですヨ。


それなのに、どうして料金所のETCゲートを通過する際には20km/hへのスピードダウンを求められるのかといいますと、要は、不正通行を防止するため。

ETC車載器を搭載していない、ETCカードが車載器に挿入されていない、ETCカードの期限が切れている、そうしたクルマがETCゲートを通過するのを防ぐために遮断棒を設置して、そんなクルマが停められた時に、後続のクルマが追突せずに止まれるためには、20km/h程度のスピードで走ってほしいというのが高速道路会社の本心です。


すべての利用者を疑ってかかるよりも、誤ってor悪意を持って、通ってはいけないETCゲートを通過したドライバーを追いかけるのが筋だと、私は思うのですが…


相変わらずの方々だとしみじみ思う私です。

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ぼちぼちと関西旅行記(その5:大阪歴史博物館編④)

2011-11-06 17:05:24 | 旅行記

前回から2週間も空いてしまいましたが、関西旅行記のつづき。引き続き大阪歴史博物館の探訪記です。


9階:中世近世フロアからさらにエスカレーターで下に降りると、


111106_1_1


8階ではなにわ考古研究所による発掘調査が行われていました…


って、ビルの8階でホントに発掘調査が行われているはずもなく、ここは「歴史を掘る」フロアで、

原寸大に再現した発掘現場で、調査方法や遺構・遺物の見かたを学ぶことができます。

という趣向。
破片を組み立てて壺を再現する作業も疑似体験できます(私はやりませんでしたけど)。


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小学生には勉強になるし、楽しめる展示でしょうけれど、私にはちと…でした。もっとも、この展示のターゲットは私のようなオヤジじゃありませんから、私が「イマイチ」とつぶやくのはヤボというもの。


   


111106_1_3 一方、同じ8階で開催されていた「特集展示 古文書からみる大坂の町」、打って変わってかなり高度な内容でした。
カラーA4 4ページ仕立てのリーフレットの最初には古地図が載っていますが、多くの展示は絵図ではなく、タイトルどおり「古文書」。


111106_1_4 楷書に書き直してもすんなり読めないものを、くずし字 ズラズラと書かれた文書なんて、到底読めるものではありません
それでも、このリーフレットも、展示も、古文書の読み方と、古文書が伝えるものを熱く「語って」いました。
オマケに、展示されていた16の古文書を「翻刻=現代文字に書き替え」した資料が配付されています。
111106_1_5 この翻刻集をみて、高校の日本史の副読本として使った「史料集を思い出しました。


詳説日本史史料集 再訂版 詳説日本史史料集 再訂版
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発売日:2007-02

こんな、かなり教育的な感じの強い特集展示室を出ると、またまた雰囲気がガラリと変わります


7階からの吹き抜きになっていて、


111106_1_6 芝居小屋が現れました


なんだかこの展開、THE TOUR OF MISIAでバラードセクションが終わり、ハデハデRemixメドレーになだれ込む感じに似ているような…


   


そして7階:近代現代フロアは、


大正末期~昭和初期にひときわにぎわった心斎橋筋、道頓堀などの街角を、大きさ、雰囲気そのままにきりとってリアルに再現。当時の記録映像とともに繁栄するモダン都市・大阪の街を歩くことができます。


ということで、国立歴史民俗博物館を思い出す(記事はこちら)ようなタイムスリップ感を楽しむことができました。


ガード下の八百屋さんとか、


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洋反物店」の前を闊歩するモガ(=モダンガール)とか、


111106_1_8


上に載っけた芝居小屋とか、楽しいですなぁ


そして、締めは、「旧梅田駅停留場」のジオラマです。


111106_1_9a


説明板を転記しますと、


旧梅田駅停留場は、大正3(1914)年から現在の梅田地下駅が完成する昭和14(1939)年まで、本線のターミナル駅として、現在のハービス・エントの位置にありました。このジオラマは、大正15年に改築して2階建ての本格的なターミナルになった当時の様子をあらわしたものです。2階には、阪神直営の大食堂がありました。


だそうで、私のような旅行者にとっては厳しい説明です。

そこはかとなく、阪神電鉄梅田駅らしいことは察せられますが、はっきりとは書いてありません。周りの建物や通りの名前をみても、あまりイメージがわきません
こんな薄ぼんやりとした説明なのは何か理由があってのことなのでしょうか?


参考までに、現在の地図を載っけておきましょう。



<iframe width="400" scrolling="no" height="350" frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://local.google.co.jp/?ie=UTF8&amp;t=m&amp;vpsrc=6&amp;brcurrent=3,0x6000e6ed47dac95b:0x5e88bdfe03e12318,1&amp;ll=34.700563,135.496391&amp;spn=0.003087,0.004292&amp;z=17&amp;output=embed"> </iframe>
大きな地図で見る


ということで、最後はビミョーながら、まぁ総じて言えば、大満足大阪歴史博物館でした。


   


ところで、半年前の日経に、「大阪、なぜ上が『東』方角?」という記事が載っていました。


取材の準備で調べものをしていた際、ふと目に留まった江戸時代の大阪の古地図。方角の北を上にしている見慣れた現代地図と違い、東西が上下、南北が左右に配置されている。まるで城下に、にらみを利かすかのように上部に描かれた大阪城。周囲には方角や「上」の文字付きの地名が目立つ。町の生い立ちや発展の歴史と関係があるのだろうか。時空を超えた“探検”の旅に出た。


という書き出しで、なかなか興味深い記事でした。


上に載せた「特集展示 古文書からみる大坂の町」のリーフレットの最初に登場している地図が、まさしく「東西が上下、南北が左右に配置されている」地図でした。


ほらね


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日経の記者さんが「取材の準備で調べものをしていた際、ふと目に留まった江戸時代の大阪の古地図」というのは、この貞享4(1687)年に描かれた「新撰増補摂州大坂大絵図」なのかも知れませんな。


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古地図といえば、、、ブラタモリ


11月10日(木)から第3シリーズがスタートです

楽しみですなぁ~

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久しぶりに観た「ローズ」

2011-11-05 20:07:21 | MISIA

久しぶりに、自宅で映画「ローズを観ました。


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大昔に映画館で観て衝撃を受けて、その後、長く私の記憶に留まり続けて、DVDを買って、そして久しぶりに観ると、やはり、、、イイ


改めて、Singer SongwriterならぬSinger ActressBette Midlerって凄いタレントだと思いました。
Singer Actressといえば、Barbra Streisandなんて方もいらっしゃいましたっけ…。でも、私としては、Bettyの方が好みです、Singerとしても、Actress(笑顔がcute)としても…。


それはさておき、「ローズ」は、伝説のシンガー、Janis Joplinをモデルにした映画とされています。



このCMで流れるJanisのボーカルがハンパなく凄い

歌声がレースカーの咆哮、あるいは魂(Soul)そのものみたい


と、話が逸れそうなので(自重したネタがあります…)、映画「ローズ」に戻しますと、なんとも痛々しいストーリーでした。

この痛々しさは、北野武監督の「キッズ・リターン」に感じたものと似ている気がします。


キッズ・リターン」も私好みの映画…


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発売日:2007-10-26

またまた話がズレそうで、、、、

またまた映画「ローズ」に話を戻しまして、この映画のラストを飾る主題歌の「The Rose」がしみます…


この「The Rose」(歌の方)は、MISIANew Albumにそのカヴァーが収録されているそうな。


MISIAの森 Forest Covers MISIAの森 Forest Covers
価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2011-12-14

とてもとても楽しみデス、このアルバム


MISIAも、この曲をカヴァーするにあたって映画「ローズ」を観たのではないかと推察しますが、どんな感想を持ったのでしょうか?

わかるわかる…」という部分と、「そっちに行くかぁ~」という部分が錯綜したのではなかろうかと、勝手に想像しています。


【追記】図らずも、昨夜のTHE TOUR OF MISIA JAPAN SOULQUEST大宮公演で、「The Rose」を聴くことができていたく感激


そこで、この記事のオリジナルに貼っていた「The Rose」の歌詞が載ったサイト(こちら)を改めて見てみると、なんともこなれていない和訳


これじゃ「The Rose」の良さが伝わらない ということで、リンク先を変えました。
また、曲名の表記を変えました。(2011/11/12 07:46)

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どうしてきょう(11/4)が「休日」なんだ?

2011-11-04 23:25:02 | 日記・エッセイ・コラム

土日休みが復活したとはいえ(久しぶりの土日休みの記事はこちら)、世の中の「祝日」とは縁遠い勤務カレンダーの私、きのう11/3、文化の日も出勤でした。


>約1ヶ月ぶりの「世の中は休日」出勤10/10、体育の日年休取得促進日でした)、高速道路の通行料が休日割引で安いことに加えて、いつもの出勤では渋滞している区間がスルスルなことを期待する反面、ホリデードライバーの方々が絡む事故渋滞を心配しながら自宅を出発しました。


すると、案の上、首都高速5号線の上り、志村料金所と板橋本町ランプの間で事故による車線規制があり、ずずぅ~っと渋滞ですと


それならば」と、下道(したみち)を通って板橋本町から首都高速5号線に乗ることにしました。
幸い、高島平界隈も中山道もほとんど渋滞はなく(さすがは祝日の朝)、思いのほかすんなりと首都高中央環状線に入ることができました。


ところが、続いて入ってきた交通情報にがっくり


東名高速の下り、横浜町田ICの先で事故が発生し、渋滞がじわじわと伸びているのだそうな。

結局、横浜青葉ICで東名を降りて、国道246号線で職場へと向かうことになりました…


昨日の朝のETC利用明細はこうなっています。


111104_1_1 NEXCO中日本の「利用明細」の右下に書かれている「019」は、こちらによりますと、


生活対策(休日特別割引)が適用された場合表示されます。


だそうな。
というわけで、なんとも中途半端な「祝日出勤」の朝でありました


   


そして、平日の今朝のこと。
東名高速の横浜町田ICの出口を通ると、マイカーのナビ連動ETC車載器が、


割引料金です


としゃべりました
料金所のディスプレイにも「割引」の文字が光っています
国道16号線に降りて、信号待ちの間にクルマETC利用履歴をみると、割引が適用されて、東京⇒横浜町田の通行料が550円(通常は750円)だと表示されています


いったいどういうこと


NEXCO中日本のシステムトラブルかもと思いつつ、職場でNEXCO中日本のHPを調べると、、、


111104_1_3


休日特別割引は、土日祝日に加え、平成23年11月4日(金)、平成24年1月3日(火)も対象日となります。


ですと


そして、帰宅してETC利用明細をみると、当然ながら、


111104_1_2019」、つまり、「生活対策(休日特別割引)」が適用されていました。
(首都高は平日料金


利用者にしてみれば、通行料が安いに越したことはないのですが、それでも、どうして今日11月4日が「休日」扱いなのか、、、解せません…


【追記】もう一つの例外的な「休日」、来年1月3日の場合は、1月2日(月)1月1日(日・祝)振替休日なので、「正月三が日は『休日扱い』」ということで理解できます
(2011/11/05 08:46)

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