19世紀前半、オーストリアの外相・宰相として活躍した人。
数ヶ月前までは名前を知っているくらいだったが、「マリー・ルイーゼ」に
たびたび登場しており、著者も同じということで読みたいと思っていた。
マリー・ルイーゼでもそうだったが、取り巻きの人たちが数多く登場するが
途中で訳が分からなくなることも少なく、関連がよく分かった。
スタンダールの「パルムの僧院」もこの時代の作品で、メッテルニヒを
モデルにした登場人物もあるんだとか。この本は一度トライしたものの
時間切れに終わってしまったので、再挑戦を期したい。
この著者の塚本哲也さん、マリー・ルイーゼとこのメッテルニヒのほかに
最後の皇女「エリーザベト」についても著書があり、この3冊でハプスブルク
三部作というらしい。図書館にあることも確認しているので、近々ぜひ読んで
みたい。