さて、バスはどのくらい遅れるのか?遅れるどころか運休になってたりしたら、完全にこの1時間弱はこの天気を体験するために歩いてきた
ことになってしまう。インフォメーションで聞いてみよう。
8:00のRijeka行きのバス、どのくらい遅れますか?
Peron9にバスが来ているじゃない。あの会社のバスだから、
あれよ!
おーっ、そうですか、ありがとう
やれやれ、遅れながらもどうにかバスは来たようだ。
定刻より20分遅れて8:20出発
雨もあるし、リエカ到着は1時間くらい遅れるかなくらいに思っていた。
バスターミナルを出た後、しばらくはサダル市内を走るがこの様子。
水しぶきがすごいんじゃ~ ノブ
腕や顔は拭いたものの着ている服はバケツの水を掛けられたようにびしょびしょ。エアコンガンガンだったら風邪必至だったが、さすがに弱め。そして足元からは若干温かめの風が来ている。
ポケットの中をごそごそすると、お札(お金はハダカで持っていた)も濡れている。このまま雑に扱ったら破れてしまう。一枚一枚ばらして、前の座席の後ろについている物入れのゴムに挟んで乾かそう。
ニュースでしか見たことのないような光景が続く
車動けない?
市内を抜けても雨は続く。対向車とは水の掛け合い。こっちはバスなのでしぶきの量は圧勝。向こうの車が水を被るような図を見て心配したり。
サダル~リエカ路線は一日に何本かあるのだが、便によってルートが異なる。この8:00発を選んだのは出発時刻がいいというほかに、海沿いを走るルートだからというのが一番の理由。7:30発はリエカ到着もかなり早くて観光時間は取れるんだが、内陸を走るのだ。アドリア海を見るのも観光時間と考えて、8:00を選んだんだが見えるのはこんな色の海。
アドリア海と言っても信じてもらえなさそうな図
このルートは一般道、水がたまって走れないところがあるためか、時折速度を落としたり反対車線に入ることもあったり。
道路の水の量がずっと尋常じゃない。川の中走ってるみたいじゃないか。
これじゃ反対車線走れない!
なんてことが続いていたらとうとうこのバスも止まった。前を見ると土砂崩れで進めそうもない
。
とうとうこれまでか。どうするんだ?ここで復旧を待つしかないのか?
復旧といってもこの天気では・・・
乗客の中には前まで来て、土砂崩れ現場の写真を撮ったりしている人がいて意外と平気っぽい。